日曜日, 5月 25, 2025
ホームレビュー映画【Netflix】「フレッド&ローズ・ウエスト」少女たちを誘拐・拷問・殺害しつづけた夫婦:今季最大の胸糞 柿生隠者(かきお・いんじゃ)

【Netflix】「フレッド&ローズ・ウエスト」少女たちを誘拐・拷問・殺害しつづけた夫婦:今季最大の胸糞 柿生隠者(かきお・いんじゃ)

🧠 あらすじと概要:

映画「フレッド&ローズ・ウエスト」のあらすじと要約

あらすじ
このNetflixオリジナルドキュメンタリー「フレッド&ローズ・ウエスト」は、1994年にイギリス南部のグロスターで発覚した連続殺人事件に焦点を当てています。フレッドとローズ・ウエストは、10人の子どもを持つ夫婦であり、彼らの家の庭から死体が発見されたことから事件は明るみに出ます。フレッドは、「言うことを聞かないから殺した」と自白し、さらに多数の他の死体が埋まっていることをほのめかします。妻のローズも犯行に関与したとされ、警察の捜査は進みます。

要約
映画は3つのエピソードに分かれており、第1話ではフレッドの自白が中心で、発見された死体の背後にある恐ろしい事実が明らかになります。第2話では、ローズの関与が疑われながら、彼女が完全に否定する姿が描かれます。第3話では、裁判が始まり、フレッドの自白に基づく証拠が一次となる中、ローズの有罪を立証できるかが焦点に。ドキュメンタリーは、恐怖を引き起こすような内容で、強烈な人間の心理を探ります。視聴者はフレッドのサイコパス的な側面や、夫妻の異常な愛情に圧倒されることでしょう。

本作は視聴者に深い衝撃を与えるが、その中に人間関係の複雑さや警察、遺族の心の交流を描いており、一方でドキュメンタリーとしてのリアリティを高めています。

【Netflix】「フレッド&ローズ・ウエスト」少女たちを誘拐・拷問・殺害しつづけた夫婦:今季最大の胸糞 柿生隠者(かきお・いんじゃ)

フレッド&ローズ・ウェスト: 歪んだ愛と狂気Fred & Rose West: A British Horror Story
2025リミテッドシリーズ⁨16+⁩

ドキュメンタリー

時を経て発見された捜査記録や当事者たちの証言に基づき、イギリスで最も凶悪な2人の殺人犯、フレッド&ローズ・ウェストの姿に迫る。
(Netflix公式サイトより)

予告編(英語)

【評価】

(ネタ半分バレ)

5月14日に世界公開されたイギリス製Netflixオリジナルドキュメンタリー。

約1時間×3回。

「イギリス最悪のシリアルキラー」「恐怖の館」などと呼ばれた事件のドキュメンタリー。

直接的な描写はないが、とにかく胸糞な内容で、一晩はうなされること必定。原題は「A British Horror Story」で、なるほど、いかなるホラー映画もかなわない。

ドキュメンタリーとしてはうまくできている。100点満点で80点あげちゃう。

エピソード1「フレッド」

1994年、イギリス南部の古都グロスターで、事件は発覚する。

市の中央の密集した住宅街の一角。狭い3階建ての家の庭から死体が出た。

住人のフレッド&ローズ夫妻は10人の子持ち。死体は、その中の一人の娘だった。

「言うことを聞かないから殺した」

とフレッドは言い、

「死体はもっとある」

とほのめかす。

エピソード2「ローズ」

警察が「家中を掘り返す」と脅すと、フレッドは、

「死体はあと9体ある」

と言う。

最終的に、屋外に埋めたものを含めて12体の死体を発見。

フレッドは、20年に渡り、10代の家出少女を誘拐・監禁し、レイプ拷問し、首を締めて殺すことを繰り返していた。

警察は、妻のローズも犯罪に加担していると確信するが、ローズは完全否定する。

エピソード3「裁判」

裁判が始まるが、フレッドの自白のみに頼り、物証に乏しい。

完全否定するローズを有罪にできるかどうかが焦点になる。

狭い家の中で、フレッドが大量殺人を繰り返していて、妻がまったく知らないなどあり得ない。

実際には、女性のローズが同乗していたから、家出少女たちは安心してフレッドの車に乗り込んだのだ。

検察の切り札として、ローズの関与を証言する証人が登場するがーーー

フレッドへの尋問の生テープ(音声のみ)が、ドキュメンタリーの重要な素材になっている。

それを聞いても、フレッドは完全なサイコパスで、自分の欲望のため少女たちを陵辱して殺すことに一切の良心の呵責がないことがわかる。

ただ、奇妙なことに妻のローズを愛しており、ローズに罪がおよばないことだけを考えている。

埼玉の愛犬家連続殺人、座間9人殺人、などが思い浮かぶ。

フレッドとローズの関係については、北九州監禁連続殺人事件の松永と緒方の関係を連想する。

発覚したのは、フレッドが自白した被害者だけで、もっと殺していた可能性は高いと思う。

少女たちにどんなことをしていたのかも、よくわからないが、地下室で体を拘束し、変態的セックスを強要していたようだ。

そして「用」が済んだら殺して、死体をバラバラに解体していた。

地獄のような目に会って殺された少女たちの絶望を思うと言葉を失う。

現場となったグロスター市は大聖堂で有名で、それが何度も映るのが、話の残酷さをさらに際立たせているように感じた。

あまりに救いのない話なので、ドキュメンタリーでは、遺族と警察の心の交流などを描いて、人間味を持たせている。(が、胸糞が収まるわけではない)



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