土曜日, 5月 17, 2025
ホーム生成AI【MidjourneyV7】「--style」と「--exp」のパラメータを使いこなすためのコツダミーネーター ~生成AI上達方法~

【MidjourneyV7】「–style」と「–exp」のパラメータを使いこなすためのコツダミーネーター ~生成AI上達方法~

🧠 概要:

記事概要

この記事では、生成AI「Midjourney」のパラメータ「–style」と「–exp」について詳しく解説しています。これらは画像のスタイルや創造性に影響を与える重要な要素であり、具体的なプロンプト例を用いて使い方や効果を説明しています。特に「–exp」は新しいパラメータであり、使いこなすためのポイントも紹介されています。

要約

  • Midjourneyのパラメータ:

    • 「–style」と「–exp」は、画像生成のスタイルと創造性に影響を与える重要なパラメータ。
  • 「–style」パラメータ:

    • 美的スタイルの強度を設定。
    • 数値が高くなるほど、アーティスティックで抽象的な要素が増える。
    • 例:
    • --style 50:写実的な画像。
    • --style 750:創造的でアート性の高い画像。
  • 「–exp」パラメータ:

    • 画像の創造性やディテールの強化を目的とする。
    • 数値は0〜100で、5〜50間で特に大きな変化が見られる。
    • 例:
    • --exp 5:質感の向上。
    • --exp 50:より芸術性を持つ画像。
  • 併用のポイント:

    • 併用可能だが、高い値同士を組み合わせると制御が難しくなる。
    • 片方を低めに設定するとバランスが良い作品が得られる。
  • まとめ:
    • 「–style」と「–exp」を使い分けることで、リアルで遊び心のある画像を生成可能。
    • これらのパラメータの理解がAI生成画像の美しさと制御性のバランスを作る。

【MidjourneyV7】「--style」と「--exp」のパラメータを使いこなすためのコツダミーネーター ~生成AI上達方法~

こんにちは。
「Midjourney」では、私の記事でも何度か紹介しているように、プロンプトの理解と表現力に影響を与える多くのパラメータが用意されています。

その中でも「–style」と「–exp」は、画像の仕上がりやトーン、創造性に深く関わる重要なパラメータです。

特に「–exp」については、V7になって登場した新しいパラメータであるため、使うタイミングがまだよくわからないという質問をよく頂きます。

今回は、それぞれのパラメータの特徴と使いどころを、「フルーツでできたドレスを着た女性」をテーマに、具体的なプロンプト例を交えてご紹介します。

「–style」パラメータとは?

「–style(または–stylize)」は、Midjourneyの美的スタイルの強度を設定するためのパラメータですが、こちらはV6以前から存在していたのでご存じの方も多いと思います。

数値が高いほど、Midjourney独自のスタイルが強く画像に反映され、アーティスティックで抽象的な要素が増します。逆に数値が低いと、プロンプトの忠実度が高くなり、写実的で説明的な画像になりやすくなります。

使用例① –style 50(写実性重視)

a woman, wearing a dress made of strawbery –style 50

イチゴの形を忠実に模した質感のドレスが生成されやすくなります。
構図や背景も落ち着いており、全体にナチュラルな雰囲気。

使用例② –style 750(創造性重視)

a woman, wearing a dress made of strawberry –style 750

イチゴの形は残しつつも、赤いドレスの美しさを引き立てるようなデザインになり、Midjourneyらしい芸術的なアレンジが強く出ます。

おすすめの使いどころ

  • 低めの値(50〜150)
    素材の形を強調するような広告用の画像や構図を明確にしたいときにおすすめです。

  • 高めの値(500〜1000)
    一風変わったアート作品やコンセプトビジュアルとして生成したい時に向いています。

「–exp」パラメータとは?

「–exp(experimental aesthetics)」は、画像の創造性やダイナミズム、ディテールを強化するパラメータです。

個人的にはV6以前の「–q」パラメータにも近いイメージで、プロンプトで記述されている対象を質感も含めてより詳細に表現してくれます。

数値は0〜100まで指定でき、数値が高いほどディテールや構図の大胆さに影響を与えるようですが、特に5〜50の間で大きな変化が見られますので、50までで調整すれば十分だと思います。

使用例① –exp 5(質感と立体感の向上)

a woman wearing a dress made of lemon –exp 5

レモンの質感がより詳細まで反映されており、自然なライティングとバランスの取れた構図。

使用例② –exp 50(創造性が強化)

a woman wearing a dress made of lemon –exp 50

質感や立体感がより深みを増す一方で、ドレスの形状やレモンの表現にもより芸術性が加わった結果となる。

おすすめの使いどころ

  • 5〜25
    リアルさを保ちつつ、質感のシャープさとプロンプト忠実度を最適に両立できます。

  • 50〜100
    プロンプト通りの結果を期待するというよりは、実験的なビジュアルや、AIの創造性を楽しみたいときにおすすめです。

「–style」と「–exp」パラメータの併用について

「–style」と「–exp」は併用が可能ですが、高い値同士を組み合わせると制御が難しくなる傾向があります。

たとえば、–style 1000と–exp 100を同時に使うと、プロンプトから大きく逸脱するアート性の高い画像になる可能性があるため、コントロールしたい場合は片方を低めに設定するのがおすすめです。

a woman, wearing a dress made of strawberry –style 350 –exp 5

「–style」を高く「–exp」を低く抑えると、程よく立体感も表現され、スタイリッシュかつバランスの取れた創造性の作品となり、ファッション誌の表紙のような仕上がりになります。

a woman, wearing a dress made of strawberry –style 50 –exp 25

「–exp」を高く「–style」を低くすると、イチゴのリアルな質感と立体感の方が強調され、より写実的な生成結果となります。

おまけ:ImageFXでの生成結果

ちなみに、ImageFXで同じプロンプトで画像を生成した結果がこちらです。
Midjourneyに比べてよりプロンプトに忠実な画像を作るため、「そのまんま」な画像が生成されます。これはこれで面白いので好きです。

妖怪カリフォルニアロール

まとめ

「–style」はMidjourney特有の美的スタイルを調整し、「–exp」は創造的な実験性と質感などの詳細を表現するパラメータです。

同じ「フルーツのドレスを着た女性」でも、これらの値を変えるだけでまったく違う世界観が描かれます。
リアルさ重視の場面では「–style」を低く「–exp」をエッセンスとして加え、アート性や遊び心を出したい場面ではパラメータ値を高めに設定すると良いでしょう。

AI画像生成における美しさと制御性、そのバランスを見極めるためにも、この2つのパラメータを意識して使い分けてみてください。



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