火曜日, 5月 13, 2025
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【Mac Info】進化するAI検索エンジン「Perplexity」のMac版アプリを使いこなそう – PC Watch


従来の検索エンジンを利用したインターネット検索では、知りたいことになかなか辿り着けない……。そんな悩みを解決してくれるのが、AI検索エンジンの「Perplexity」です。2024年10月にはテーマ別に情報をまとめられる「スペース」機能、2025年2月には本格調査向けの「Deep Research」機能が登場し、使い勝手がさらに進化。本記事ではMac版アプリを通じて、Perplexityの魅力と活用のヒントを紹介していきます。

AI検索エンジンで調べ物を効率化しよう

 Perplexityは、インターネットで調べ物をする際にとても便利なAI検索エンジンです。ユーザが質問すると高度な自然言語処理によってその内容を理解し、インターネット上の情報を収集・要約して回答を生成してくれます。

 従来の検索エンジンを使ったインターネット検索では、たくさんのサイトを開く必要があったり、情報が見つかっても古かったりして、目的の回答を得るまでに時間がかかることがあります。

 その一方で、Perplexityはさまざまなサイトの情報を自動で収集し、それを要約して単一の回答として提示してくれます。

 また回答は、信頼できるニュースメディアやブログ、論文等の最新情報から引き出されます。そのため、従来の検索エンジンよりも調べ物を効率的に行なうことが可能です。

 もちろん、回答の妥当性はユーザが確認する必要があるものの、情報源となった出典元のリンクも表示されるので、そのサイトにすぐにアクセスして確認できます。

 さらにPerplexityは、無料版でも基本的な検索機能を無制限に利用可能できるのも嬉しいポイント。高精度な「Pro Search」(プロ検索)とファイルのアップロード機能も利用できるため(一定の回数制限あり)、日常的な疑問の解決から、専門的なリサーチまで幅広く活用できるでしょう。

 なお、有料のPro版にアップグレードすれば、Pro Searchやファイルアップロードの回数が無制限になるほか、より高性能なAIモデルを利用した検索も可能になります。

 PerplexityはWebブラウザから利用することもできますが、Macユーザ向けにはMac版アプリが公開されています。まずはそれを利用して、無料プランから試してみるとよいでしょう。

PerplexityのMac版アプリは、MacのApp Storeから無料でインストールできます

最初に起動すると、図のような画面が表示されます。画面下部のボタンを押して設定を進めていきましょう

途中でキーボードショートカットの設定確認を促されますが、カスタマイズはあとからでも可能です。[次へ]を押して進めましょう

ステップを進めると、このような画面に切り替わります。まずは、無料でサインインをして使ってみましょう。サインインをしなくても基本機能を使った調べ物は可能ですが、Pro Searchは使用できず、履歴も保存されません

[サインイン]ボタンを押すと、4種類の選択肢が表示されます。初めての人も[Appleで続ける]や[Googleで続ける]を選べば、簡単にアカウント登録できます

ソフトバンク、ワイモバイル、LINEMOのユーザは、有料のPro版を1年間無料で利用できます。本来なら年間3万円程度かかるものが無料で使えるのは大変お得。申し込み期限は2025年6月18日までです

誰でも即座に使い始められるユーザインターフェイス

 PerplexityのMac版アプリの使い方は非常に簡単です。ウインドウ中央に「質問してみましょう」と書かれた入力窓があるので、そこに質問を入力してその隣の矢印ボタン、または[return]キーを押します。そしてしばらく待てば、画面に回答が表示されます。

 また、入力窓左下にある[Pro]ボタンをクリックすると通常モードの約3倍の情報源を参照するPro Search、[Deep Research]ボタンを押すとDeep Research機能(下記参照)を利用できます。

 さらに、入力窓右下にある[フォーカス]ボタンから検索範囲を選択したり、[ファイルを添付]ボタンからファイルを添付したり、[音声モード]ボタンから音声入力をしたりすることも可能です。

 Pro Searchを行なう際は[AIモデル]ボタンも表示され、好みのAIモデルを選択できます。

 大抵の場合は自動的に最適なモデルを選んでくれる[ベスト]で十分ですが、期待した回答が得られなかった場合は別のモデルに切り替えて再質問してみましょう。

 なお、[フォーカス]ボタンからは検索範囲を[ウェブ(Web全体)]、[学術(学術論文)]、[Social(ソーシャルメディア)]の3種類から選べます。

 ただし、[学術]を選んでも適切な論文がヒットしなかったり、[Social]が実質的に特定の掲示板サービス(Reddit)のみを対象としていたりするなど、現時点では情報源の偏りが見られます。そのため、この機能はあくまで補助的な手段として活用するのがいいでしょう。

画面中央にある入力窓に質問内容を入力し、隣の矢印ボタン、または[return]キーを押すと調査が始まります

しばらく待つと回答が表示されます。段落の末尾にある数字は情報源へのリンクです。[さらに質問してください]と書かれた入力欄に質問を追加入力し、調査を深めることもできます

[Pro]ボタンを押すとPro Searchが利用可能です。また、入力窓右側には[フォーカス]ボタンや[ファイルを添付]ボタンなども用意されています

Pro Searchでは、[AIモデル]アイコンを押してAIモデルを指定できます。通常は[ベスト]が選ばれており、調査の内容に応じて自動的にAIモデルが決定されます

[フォーカス]アイコンから、情報源を絞り込むことができます。[Social]は実質的にはRedditという掲示板サービスの内容だけが対象となっており、XやInstagramなどのSNSから情報を探すことはできません

Mac版アプリを利用するメリット

 ブラウザから利用できるWeb版ではなく、Mac版アプリを利用することのメリットとしてまず挙げられるのは、キーボードショートカットを利用できる点です。
 たとえば、[command]キー+[shift]キー+[P]キーを押せば、ウインドウを閉じていてもPerplexityのアプリを呼び出して即座に検索が可能です。

 また、Mac版アプリでは入力窓右下に[画面を共有]ボタンが用意されており、デスクトップ全体または特定のウインドウを指定してスクリーンショットを取り込み、すぐに検索に利用することができます。

 さらに、ファイルをドラッグ&ドロップできるのも大きなメリット。写真をドラッグ&ドロップして被写体について調べたり、PDFをドラッグ&ドロップして内容を深掘り調査したりすることも可能です。

 このように「調べたい」と思った瞬間にすぐ行動に移せる軽快さが、Mac版アプリの強みです。

なお、Perplexityでは、質問内容をスレッドとして自動保存します。Mac版アプリでは画面左上のアイコンをクリックするとサイドバーが表示され、[ライブラリ]欄から過去のスレッドを確認することが可能。スレッドはアカウントに紐づいて記録されるため、iPhone版やWeb版のスレッドも表示されます。

[command]キー+[shift]キー+[P]キーを押すと、Perplexityのウインドウを閉じている状態でもすぐにアプリを呼び出せます

サイドバー下部にある[ショートカット]ボタンをクリックすると図のようなウインドウが開き、キーボードショートカットの割り当てを変更できます

入力窓の右下にある[画面を共有]ボタンをクリックすると、画面キャプチャが可能。画面全体や特定のウインドウのスクリーンショットを撮影してすぐに検索を行なえます

ウインドウにファイルをドラッグ&ドロップすれば、そのファイルを元にした検索を素早く開始できます

画面左上のアイコンをクリックするとサイドバーが表示されます。[ライブラリ]欄から過去のスレッドをすべて参照できます

Perplexityを使いこなすためのヒント

 Perplexityには、検索をさらに効率化するための機能がたくさん搭載されていますので、最後に特に便利な4つの機能を紹介しましょう。これらの機能を上手に活用すれば、Perplexityがあなたの知的探求をサポートしてくれる心強いパートナーとなってくれるはずです。

(1)特定テーマの調査を集約できる「スペース」

 あるテーマについてさまざまな角度から情報を集めたいときに便利なのが、「スペース」機能です。

 たとえば「SNS広告」というスペースを作成し、その中で「各SNSの利用者傾向」「費用対効果の目安」「広告出稿の手順」などを個別に調べていくとスレッドがスペース内に蓄積され、あとから効率的に見返すことができます。

 また、調査の前提条件を設定することも可能です。たとえば「自分はSNS広告を初めて利用する個人店舗のオーナーである」といった背景情報をあらかじめ記載しておけば、そのスペース内で行なう質問は、入力した前提を踏まえて回答されます。

 さらに、スペースをほかのユーザと共有したり、関連資料をアップロードしたりすることもできます。

 チームでの共同作業や多数の資料を扱う本格的なリサーチを行なう際には心強い機能であるため、便利に感じたら無制限にアップロードできるPro版へアップグレードしてみましょう。

サイドバーで[スペース]をクリックして表示を切り替えたら、画面右上の[+]ボタンを押して新しいスペースを作成します

スペースのタイトルを入力します。また、[AIプロンプト(オプション)]に調査の前提条件を記載しておくと、入力した前提を踏まえた回答をしてくれるようになります

スペース内で質問を繰り返していくと、その結果が蓄積されていきます。関連する質問(スレッド)を同じスペースにまとめておくことで、あとから見返しやすくなります

スペースは、ほかのユーザと共有することが可能です。ウインドウ上部にある[+]ボタンを押したあと、開いたウインドウで共有相手を指定しましょう

画面右上の[…]ボタンから[プライバシー]を選ぶと、共有設定を変更できます。[パブリック]にすると、URLを知っている人なら誰でも参加できるようになります。スペースのURLは、[…]ボタンから[リンクをコピー]を選んで取得します

(2)本格的な調査に最適な「Deep Research」

 2025年2月に追加された新機能「Deep Research」では、数分かけて数百の情報源からデータを収集し、包括的にまとめたレポートを提示してくれます。

 通常の検索よりも時間はかかりますが、そのぶん深みのある分析が可能で、マーケティングや学術リサーチなど専門的な用途にも対応します。一問一答のような質問ではなく、多角的な視点で調査・分析したいテーマに対して使用するのがおすすめです。

入力欄の下にある[Deep Research]を押すと有効になります。無料ユーザは1日5回まで、有料プランのユーザは回数無制限で利用できます

Deep ResearchはPro Searchよりも長い処理時間がかかりますが、その分多角的な回答を行なってくれます

(3)日常情報を素早くチェックできる「Home Widgets」

 Perplexityのホーム画面には、天気、ニュース、株価などを表示するウィジェットが用意されています。これらは検索を始める前の情報収集に役立てることができます。

 現時点では、掲載するニュースのカテゴリを選べず、株価の情報も日本の銘柄は表示できないなどカスタマイズの幅は限定的です。しかし、今後バージョンアップを重ねていけば、より柔軟なカスタマイズが可能になるかもしれません。

入力欄の下側に表示されているいくつもの四角い枠がHome Widgetsです。クリックするとニュースや株価の詳細を確認できます

表示される内容は、サイドバーの下側にある歯車アイコンを押して設定ウインドウを開き、[パーソナライズ]からカスタマイズします。しかし、株価が米国の銘柄に限られるなど、現時点ではカスタマイズの幅は限定的です

(4)スレッドを書き出せる「エクスポート」

 Perplexityの機能の中には、Webブラウザでのみ利用できるものもあります。スレッドのエクスポート機能もその1つです。

 Web版ではスレッドの末尾に[エクスポート]ボタンが表示され、PDFやWordファイルとして書き出すことができます。調べた内容を共有したり、印刷して配布したりするときに重宝するでしょう。

Web版には[エクスポート]ボタンがあり、PDFやWordファイルを書き出せます。利用したいときはWeb版にアクセスしてみましょう



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