🧠 あらすじと概要:
映画感想文要約
あらすじ
この映画感想文では、さまざまな映画が紹介されており、それぞれの作品に対する感想が述べられています。観客がどのように映画を体験したのか、印象に残ったポイントや評価が詳細に語られています。特に映画のテーマやキャラクターの描写、映像美についての感想が強調されています。
記事の要約
記事では、映画『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』や『片思い世界』などの作品が取り上げられ、視覚的要素や感情的反応が評価されています。一方で、『夏目アラタの結婚』や『ザ・ウォッチャーズ』については期待外れとの不満も表明されています。印象的な映画体験や心に残った場面が多く述べられており、各作品への評価は星で示されています。全体として、多様なジャンルの映画が紹介され、感受性豊かな視点からの意見が展開されています。
💙片思い世界 4.8
当たり前のように触れたり笑い合ったり仕事したり恋したり、そんなことができなかったひとのことを、消えてなくなってしまわないように大事に抱えて、ずっとずっと心の中に覚えておきたいと思える映画だった。
後半美しい描写が続いて涙が止まらなかったし、恋愛だけじゃない片思いがこんなにも素敵なものなのかと驚かされた。メインの合唱シーンも透き通っており、その優しい雰囲気に儚さすらも感じた。また、歌詞が作中によく合っており”じゃあね。またね。”には思わず感動してしまった。
夏目アラタの結婚 ★3.0
映画館に観に行きたいと思いながら観れていなかった作品。結論だけ言うと思ってたのと違った。もっと猟奇殺人鬼的なストーリーを期待していたが大きな疑問として『主人公はただの自動相談所の職員、被害者の子供に巻き込まれたとはいえ何故品川と結婚するって話になる?』と思ったしキャラクター数も少なく、ロケーションもほぼ変わらない展開はとても地味な映像ばかりだった。
映画館で予告編を観た時、観客はどうして普通の人が殺人鬼と結婚なんてするんだ?その過程は一体どういう展開なんだろう、って期待と恐怖を覚えながら観るものだと思っていたので少し拍子抜けだった。内容的に怖いのは犯行のシーンくらいであとはずっと主人公のラブロマンス映画です。
ザ・ウォッチャーズ ★2.5
ホラー映画というほど怖くはないし、不気味さもないがだからと言ってファンタジー色強いわけでもない。全体的に全てが微妙な作品だった。
Twitterで映画アカウントの方が推していたので妖怪的なホラーだと思ってなんとなく観始めたけど、元妖精さん(?)の復活希望劇とでもいうのかもしれない展開に終始?が止まらなかった。びっくり要素はあまりないものの、脱出しようとする中で閉じ込められた理由、観察者についての謎解きは楽しめる………..民話や昔話が好きな方におすすめです。
新幹線大爆破 ★3.5
新幹線に仕掛けられた爆弾、乗客と乗員をどう救うか?政治的な問題、現場での動き、犯人の意図中盤から後半にかけて怒涛に畳み掛けるような作品。
現代風にアレンジされて現在のSNSの利用や、クラウドファンディングなど巧みに時代の空気が取り入れられている。でも、一番先頭で悪銭苦闘して汗と涙を流す作業員の姿がキチンと描かれていた事に一番感動をした。
ただし、ツッコミどころ満載の脚本+キャラクターの掘り下げ不足が少々引っかかた。「そうはならんだろ」のオンパレードを楽しみながら盛り上がるのが本作の醍醐味だと思いつつも、物語が進むにつれてブレまくる犯人の動機だけは納得しきれなかった……。
ナミビアの砂漠 ★2.0 ※辛口
最初から最後まで誰にも感情移入できなかった。わけのわからない主人公はもちろん、その周りの男たちも「そんな奴いる?」って感じだった。
多分、今の時代はこういう作品に胸を打たれる人が少なくないんだろうなと思いながらも胸を打たれる人でなくて良かったとも思った。
内容は平凡で退屈な毎日を過ごす21歳女性の日常生活を描いたヒューマンドラマ、窮屈な現代社会で苦悩する若者達の姿を上手く描写している。
主演の河合優実さんの演技は圧巻で最初から最後まで彼女の世界を堪能できる作品であり彼女の魅力に引き付けられる作品だった。
子供はわかってあげない ★4.2
とても平和な映画。沖田修一さんの作品は特有のシュールギャグがちょうど良くそれがほのぼの効果を生み、平和なリズムを奏でている。女子高生上白石萌歌さんの成長物語。夏の数日間に、生みの親だの探偵だの宗教だの恋だのが詰まっているので「The 青春」という言葉がぴったり。
トヨエツ演じる方の父親としての感情は想像もつかないけど、のっぴきならない理由で生き別れたことが想像できるので、やっぱり凄い嬉しかったんだろうな。テレビ買って、DVD買って。教祖がそんな優しくていいのかとも思うけど、宗教も始まりは案外、本気の善意に満ちてるのかもしれない。
市子 ★4.3
事前情報なしで観たが、最初はサスペンスなのかな?って思ってたら社会問題に焦点当てたなかなか重たい題材の話だった。【産まれる環境は選べない】がたくさん詰まりすぎてて、1つでも苦しいのにそれが何個も重なってそれでも生きていかないといけない市子の立場が辛すぎて見進めるのが苦しくなる場面もあった。
市子の気持ちがわからないってことは自分は幸せな人生なんだなと感じた。幼少期の頃から大変な思いしかしてこなかった市子にとって、長谷川くんと一緒にいる時だけが心の救いというか、本当の自分でいられる限られた時間だったのかなと思わされた。抱えてる闇が多すぎて、長谷川くんとの日常や小さな幸せがとってもキラキラしてるように見えるような作品だった。
架空OL日記 ★4.7
ドラマ版がとても好きで毎日の’’ほっと一息’’の時間に見ていた作品がこうして映画になって見れる事がとても嬉しかった。小峰様の結婚式っていうのがメインなのかな?とても映像が綺麗でした。
“おしりが汚いと見なされてる側の人” このフレーズが1番好きだったずっと笑えた。酒木さんのトイレで歯磨きしたあとの水を吐く位置がめっちゃ高くてそこもすごいよかった😂 なんかいい意味で無心で見れるし笑えるから映画を見るまえの気力的なものが全く必要なくてほんとに大好きな映画。
ジョーカー ★3.2
社会風刺的な要素が多い映画だった。ジョーカーのような弱者への世間一般的な富豪たちの扱いの下品さが溢れていた。ジョーカー自体、根はいい人なんだと思うがただ自己防衛ゆえに人を3人殺してしまってから彼はジョーカーへと成り、弱者のヒーローとして地位を確立するという流れがこの世界で誰の身にも起こり得る可能性があることなんだろうなと思った。
人を笑わせたいコメディアンとしての夢、病気持ちで笑いが止まらないことを不気味に思われる慣れ、色んな要素が集まって世の中がジョーカーを作り出した。現実かと思っていたことが妄想シーンだと知った時はびっくりしたし酷な孤独を思い知った。
女神の継承 ★3.5
モキュメンタリー形式の作品という事もあり、そこに映る人たちの実在感が強く、その分現地特有のジメっとした空気感や気持ち悪さを視聴者に与えるのが上手で怖さが伝わってくる作品。そこまでグロさとかはないが動物が酷い事をされるシーンがあるので苦手な人は注意。
タイの祈祷師・悪霊祓いを、韓国の取材班が撮影するという設定。カメラワークや音楽、自然な演技(韓国や日本の俳優さんひとりでも見慣れた顔が出ていれば成り立たない)に、設定を忘れて引き込まれてしまった。
ミン役の若い子も熱演でよかったのと、途中まで主役かと思ってたバヤンの神の巫女・祈祷師のニムが、日本の大きな宝石つけてあんた死ぬわよとか言ってくる占い師・霊能者みたいでなく、普通のおばさんだったのが説得力があってよかった。
💙岸辺露伴は動かない 懺悔室 ★4.2
前作「ルーブルへ行く」が面白かったので鑑賞。漫画原作なので荒唐無稽なお話ではあるが、役者の演技力で完璧にカバー+全編ヴェネツィアロケは邦画初らしく映像も綺麗でまるで自分がヴェネツィアを旅行している気分になれる作品だった。前作も感じたが高橋一生はもう完璧に『岸辺露伴』であったし実写化に成功している例だと思う。
「幸せの絶頂に絶望がやって来る」というキャッチフレーズが最後までついて回るのが難しい内容に思わせておいて、意外とわかりやすい内容だったし仮面、建物、風景。全てが世界観と相まって、良質な映画に感じた。
💙呪術廻戦 懐玉・玉折 ★5.0
最高だった……その一言に尽きる。
クレジット前に出る追加映像、あまりにも普通の生徒たちで、あまりにも普通の青春で、泣かないはずに行ったのに気づいたら涙が出ていた。夏油傑は本当にただの男の子だったのにと思ったしスクリーンに映し出される青い空は眩しすぎた。
傑が居ない卒業式の写真が最初に映り、それから逆戻りをするように楽しかった文化祭、馬鹿をやった球技大会、アイスを食べながら帰った懐かしの帰り道、全てが青く春真っ盛りだった事をありありと見せつけられて語彙力がなくなり最後には「やばい」とばかり言っていた。乙骨が悟の体を欲しいと言ったとき硝子が反対しなかった事がムカつくと言った悟…本誌では伝わりきれないさしす組の絆みたいなものを沢山観れてとても良かった。エンドロール目的で何回も行きたいと思えるような映画だった。
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