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概要
この記事では、iPhoneからGoogle Pixelへの乗り換えに際して留意すべきポイントが述べられています。筆者は自身の体験を元に、Pixelのバグ、バッテリー持ち、不便さといった問題点を指摘しつつ、iPhoneを使い続けることのメリットを強調しています。
要約(箇条書き)
- iPhoneからGoogle Pixelへの乗り換えを選ぶ人が増加。
- Google Pixelはセキュリティアップデートや新機能追加が活発。
- Pixelにはたまに致命的なバグが発生する可能性がある。
- バッテリー持ちがiPhoneより劣ると感じるユーザーが多い。
- OSを変えることで、不便さを受け入れる覚悟が必要。
- 慣れ親しんだiPhoneを使い続けることの満足感が大きい。
- 乗り換えを考えている場合は、慎重に検討するよう促している。
最近、iPhoneを卒業してGoogle Pixelを購入する人が増えている。でもそのような記事を見かけるし、知り合いでも、iPhone SE4が出なかったため、Pixel 9aに乗り換えたという話を耳にした。
MMリサーチが公開した2024年の国内スマホの出荷台数によると、1位はアップルと毎年変わらないのだが、2位シャープ、3位Googleとなっている。
数年前は5位すら入っていなかったので、CMやSNSによる各種プロモーションを積極的に行ったことで、一般ユーザーの認知を獲得できたのだろう。7aからdocomoが取り扱いを再開したのも影響しているかもしれない。
Androidを開発しているGoogleの純正スマホということであれば、なんとなく安心感はある。OSアップデートも比較的長いし、セキュリティアップデートもしっかりやってくれる。新機能の追加も積極的だ。
上記のため初めてのAndroidということであれば、おすすめできる材料がたくさんあるわけだが、筆者としてはiPhoneからの乗り換え先としては、少しおすすめしづらいと感じている。
※筆者自身、Pixel 6 Proから毎年PixelのProモデルは購入しており、9シリーズではFoldも持っているので、その経験から話している。
たまに致命的なバグが発生する
Pixelをおすすめしづらい1つ目の理由としては、たまに致命的なバグが発生することだ。最近では改善傾向にあるが、6シリーズで自社設計のSoCであるTensorチップに切り替わった時は本当にひどかった。
電波をなかなか拾わなかったり、指紋認証機能がアップデートで消えたりなど、iPhoneではまず考えられないレベルのバグがたまに発生する。筆者の個体は幸いにもこの手のバグに遭遇したことはないが、ネットではPixelのバグを報告する声がたくさん上がっている。
この程度のバグであればまだ良いが、最悪の場合、文鎮化(スマホが完全に利用不可能)する可能性もある。
バッテリー持ちがまだまだ悪い
Google Pixelはバッテリー持ちが悪い。致命的なバグと同様に、これもやはりTensorチップのチューニング不足なのだろう。とはいえ、Pixel 6シリーズと比較するとだいぶ改善されてきた印象ではあるが。
実際クアルコムのSnapdragonを搭載している端末の方が、同じバッテリー容量でも明らかにバッテリー持ちが良い。
筆者の手持ちのGalaxy S25 UltraとPixel 9 Pro XLはどちらも同じ5,000mAhだが、体感では2〜3時間程度の差があり、Snapdragonを搭載しているS25 Ultraの方がバッテリー持ちが良いと感じる場面が多い。
特にカメラを使っていると、Pixelはえぐいペースでバッテリーが減るので、外で写真撮影をするなら、モバイルバッテリーが必須になる。
なので、iPhoneの超絶優秀なバッテリー持ちに慣れている人からすると、おそらくPixelのバッテリー持ちには耐えられないと個人的には思う。
バッテリーの容量は年々大きくなっており、スペック上ではバッテリー持ちは改善しているはずなのだが、体感値としてはそんなに変わっていない印象を受ける。※筆者の使い方の問題の可能性はあるが。
OSを変えるなら不便を受け入れる覚悟が必要
これはPixelだけに限った話ではないが、OSが変わると慣れるまでの間、不便を感じるのは当たり前で、これを受け入れる覚悟が必要になる。スマホだけでなく、WindowsやMacなどPCでも同じことが言える。
スマホのOSを変えた人の声と見ていると、「iPhoneならできたのに!」「なんでiPhoneはこんなこともできないんだよ」みたいなもので溢れかえっている。
メーカーが違えばできることに違いがあるのは当たり前なのだが、そういった人はメーカーの違いとかそういったことはそもそも眼中になく、あくまで「スマホ」という括りでしか見ていない。そして今まで使ってきた端末の機能が、まるでスマホとして標準搭載されている機能であると考えてしまう。
例えば画面端をスワイプする動きは、iPhoneなら進む・戻るがそれぞれ割り当てられているが、Androidでは左右どちらも戻る操作になる。でもそんなのは、それぞれのOS使ってみないとわかるわけがない。
iPhoneからAndroidへ機種変更しようと考えている人は、この不便が生じることを認識したうえで乗り換えるようにすべきだろう。
最後に
これを言ったら元も子もないが、今までiPhoneしか使ったことがない人は、そのままiPhoneを使い続ける方が幸せだと個人的には感じる。
もちろんiPhoneの価格が高いとか、最近のiPhoneに新鮮さを感じないという理由は色々あるだろうが、それでも慣れ親しんだものを使うメリットの方が大きい。
別に最新モデルでなければいけないわけでもないし、中古なら比較的新しいモデルをお得に購入できる場合もある。
iPhoneからAndroidへの機種変更を検討しているのなら、ぜひ1度立ち止まって考えてみてほしい。※このはGoogle PixelのネガキャンやAndroidを否定するものではありません。
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