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概要
この記事では、2020年に発売されたiPhone SE(第2世代)が、どれくらいの期間使用可能なのかを解説しています。著者は、今後も使用する価値があり、少なくとも2027年春まで問題なく活用できると予測しています。具体的には、オペレーティングシステム(OS)のサポートや修理対応の継続、およびスペックの観点から考察されています。また、最新機種に対するデメリットも紹介されています。
要約
- iPhone SE(第2世代)は2020年に発売された廉価モデルで、コストパフォーマンスが高いことで人気を博した。
- 使用可能期間:2027年春頃までは問題なく使用できると予想。OSサポートはもう1回(iOS 19予定)が期待される。
- 修理サポートは2027年3月まで提供される見込み。
- スペック:A13 Bionicチップ搭載で、性能はまだ現役。軽いゲームや日常的用途には問題なし。
- 機能:FeliCaやeSIMに対応し、防水防塵機能もあり、利便性は高い。
- デメリット:画面サイズが4.7インチと小さく、カメラ性能は最新機種に劣る。5G通信には非対応で、バッテリー持ちもあまり良くない。
- 市場の状況:新品は販売終了しており、中古での購入が必須。購入時は128GB以上を推奨。
- 第3世代との違い:第3世代はA15チップ搭載、バッテリー持ちやカメラ性能が向上し、5Gに対応。
記事全体を通して、iPhone SE(第2世代)は安価で高性能を求めるユーザーにオススメできる選択肢であると結論づけています。
iPhone SE(第2世代)は、2020年に発売された廉価モデルのiPhoneです。
(当時の)最新SoCを搭載して最安5万円以下というコスパの良さで大ヒットしました。
発売からすでに5年経過していますが、まだ現役で使っている人も少なくありません。
廉価モデルの最新版であるiPhone 16eが想定より高かったこともあり、「まだiPhone SE2を使い続けたい」と思っている人も多いでしょう。
「iPhone SE(第2世代)はあとどれくらい使えるのか」
「今後も現役で使えるのか」
現在もiPhone SE(第2世代)を利用中の人やこれから購入を考えている人にとっては、上記のような点が気になると思います。
本記事では、iPhone SE(第2世代)はまだ現役で使えるのか、いつまで使えるのかを考察しました。
iPhone SE(第2世代)はいつまで使えるのか?
僕の予想では、iPhone SE(第2世代)は「2027年春くらいまでは問題なく使える」と考えています。
その根拠は以下の通りです。
・OSサポートをあと1回は受けられる(予想)・修理サポートは2027年3月ごろまで対象
・スペック的にもまだまだ現役
あと1回はOSサポートを受けられると予想
iPhone SE2はiOS 18にも対応
スマホを長く使う上では、OSのアップデートが不可欠です。
iPhone SE(第2世代)があとどれだけOSアップデートされるか断定はできません。
これまでの傾向を考慮すると、おそらくあと1回はアップデートされるでしょう。
主な歴代iPhoneのアップデート回数を見ると、だいたい5~6回はアップデートされています。
・iPhone 5s:iOS 7~iOS 12・iPhone 6/6 Plus:iOS 8~12・iPhone SE(初代):iOS 9~16
・iPhone 7/7 Plus:iOS 10~15
iPhone SE(第2世代)はiOS 13を搭載して販売され、2025年現在はiOS 18までアップデート可能です。
あくまでも僕の予想ですが、iPhone SE(第2世代)はiOS 19(仮)までアップデートされると思います。
また、メジャーアップデートが終了しても、セキュリティアップデートはもう少し長く受けられるでしょう。
修理サポートは2027年3月ごろまで
iPhone SE(第2世代)は2027年3月ごろまでAppleの修理サポートを受けられる予定です。
Appleでは、販売終了から5年間は修理サポートを提供しています。
iPhone、iPad、iPod、Mac、Apple TV 製品をお持ちのお客様は、Apple がその製品を販売店に供給した最終日から最低 5 年間は Apple のサービスプロバイダ (Apple Store 直営店、独立系修理プロバイダなど) から修理サービスを受けたり、部品を入手したりできる場合があります。
引用元:Apple
iPhone SE(第2世代)の販売が終了したのは2022年3月です。
その5年後である2027年3月ごろまでは、修理サポートを受けられると予想されます。
もうしばらくは、安心して使えそうですね。
iPhone SE(第2世代)はスペック的にも現役
iPhone SE(第2世代)はサポートが長いだけでなく、スペック的にもまだまだ現役です。
〇iPhone SE(第2世代)の主なスペック・カラー:ブラック、ホワイト、レッド・サイズ:幅67.3mm、高さ138.4mm、厚さ7.3mm・重さ:約148g・ディスプレイ:約4.7インチ(1,334×750)、60Hz・OS:iOS 18(要アップデート)・SoC:A13 Bionic・ストレージ:64GB/128GB/256GB・アウトカメラ:1200万画素・インカメラ:700万画素・対応SIM:nanoSIM + eSIM(DSDV)・Wi-Fi:Wi-Fi 6(802.11ax)・Bluetooth:5.0・防水防塵:IP67
・Felica(Apple Pay):対応
iPhone 11シリーズと同じA13 Bionicを搭載しています。
最新世代のA17 Proより4世代古いものの、処理性能は比較的高めです。
ベンチマーク「Antutu」を実行したところ、V9で約60万のスコアを記録しました。
V10だと90万くらいのようです
ベンチマークはあくまでも目安ですが、このスコアなら動画視聴やSNS、調べものといった日常的な用途なら問題ありません。
ゲームに関しては軽いものなら一応プレイできます。
原神など、負荷の大きい3Dゲームは厳しいでしょう。
そもそも画面が小さく操作しづらいので、ゲーム用途にはおすすめしません。
eSIMやFeliCaにも対応
iPhone SE(第2世代)は廉価モデルですが、最近のiPhoneに搭載されている機能にはしっかり対応しています。
〇iPhone SE(第2世代)で使える機能・防水防塵・FeliCa(SuicaやWAONなどの電子マネー)・eSIM対応(デュアルeSIMは不可)
・ワイヤレス充電
FeliCaを搭載しているので、Suicaなどの電子マネーが使えます。
本体サイズが小さいので、おサイフケータイ専用端末としてもピッタリです。
物理的なSIMカードなしで契約できる「eSIM」にも対応しています。
物理SIM(nanoSIM)とeSIMのDSDV対応で、2枚のSIMカードの併用も可能です。
ホームボタン搭載の貴重なモデル
iPhone SE(第2世代)はホームボタンを搭載している数少ないiPhoneです。
もちろん、Touch ID(指紋認証)も使えます。
iPhone 12以降のモデルでは、マスクをつけたままFace IDによる顔認証が可能になりました。
それでも、やはりTouch IDのほうがスムーズですね。
最新機種に比べたiPhone SE(第2世代)のデメリット
まだまだ現役で使えるiPhone SE(第2世代)ですが、最新機種に比べると次のようなデメリットがあります。
〇iPhone SE(第2世代)のデメリット・画面が小さい・カメラ性能は最新機種に劣る・5G通信に非対応
・バッテリー持ちは良くない
画面が小さい
iPhone SE(第2世代)は画面サイズが4.7インチと小さめです。
本体が小さくホームボタンもあるため、最近のiPhoneに比べるとかなり小さく感じます。
6.1インチのXR(右)と比べるとかなり小さい
大画面の機種に慣れていると、ゲームや動画視聴の際に迫力が足りないと感じるかもしれません。
もう少し画面が大きい機種が良いなら、iPhone 12 mini/13 miniがおすすめです。
僕も12 miniを愛用
iPhone 12 mini/13 miniはノッチを採用し、かつホームボタンがありません。
iPhone SE(第2世代)より画面が大きく、それでいて本体はコンパクトです。
ホームボタンへのこだわりがないなら、iPhone 12 miniか13 miniも検討しましょう。
カメラ性能は最新機種に劣る
iPhone SE(第2世代)のカメラは、最新機種に比べるとイマイチです。
アウトカメラはシングルカメラで、超広角カメラや望遠カメラはついていません。
ナイトモードや人物以外へのポートレートなども利用不可です。
とくに夜景の撮影では上位機種との差が出ます。
11に比べるとSE2は暗い
夜景をキレイに撮りたいなど、こだわりがある人には向きません。
一方、明るい所での写りは「それなり」です。
特別キレイではありませんが、見られないほど悪いわけでもありません。
料理の写真は微妙
「カメラへのこだわりがなく、とりあえず普通に撮れればOK」という人ならiPhone SE(第2世代)のカメラでも十分です。
5G通信に非対応
iPhone SE(第2世代)は5G通信に対応していません。
ぶっちゃけまだ4Gでも十分な気がしますが、都市部の5G対応エリアに住んでいるならちょっともったいないですね。
5G通信を利用したい場合は、5Gに対応するiPhoneを購入してください。
iPhoneシリーズでは、iPhone 12以降のモデルで5Gに対応しています。
バッテリー持ちは良くない
iPhone SE(第2世代)は本体サイズが小さいため、必然的にバッテリー容量も少なくなります。
他のiPhoneに比べると、バッテリー持ちはあまり良くありません。
しかも中古の場合、発売から時間が経っているのでバッテリーも劣化しているでしょう。
僕が使っていたSE2は81%まで劣化していました
ゲームや動画視聴を利用しない人でも、毎日の充電は必須です。
少しでもゲームやSNSを利用するなら、1日持たない可能性が高いでしょう。
iPhone SE(第2世代)を続ける場合は、バッテリー交換も検討してください。
11,200円でバッテリーを新品に交換可能です。
バッテリーを交換すれば、もっと長くiPhone SE(第2世代)を使えますよ(思い切ってSE3へ乗り換えるのも手ですが)。
iPhone SE(第2世代)を安く買う方法
iPhone SE(第2世代)はAppleストアでの取り扱いが終了しており、大手キャリアでも新品の取り扱いはありません。
これから購入する場合は基本的に中古品になります。
〇iPhone SE(第2世代)の主な購入方法・ネット通販・中古ショップ(イオシス、ゲオモバイルなど)
・格安SIM/大手キャリアの中古
中古相場は1.5~2.5万円前後です。
64GBモデルならもっと安く買えることもありますが、さすがに容量が少なすぎます。
可能な限り、128GB以上のモデルを買いましょう。
一部の格安SIMではiPhone SE(第2世代)をセット購入できます。
格安SIMの契約が必要ですが、一括1円や一括110円で買える格安SIMも少なくありません。
おすすめはIIJmioで、乗り換えなら一括110円で買えます。
月額料金も安いので、ランニングコストも抑えられますよ。
iPhone SE(第3世代)との違い
2022年4月に、iPhone SE(第2世代)の後継モデルであるiPhone SE(第3世代)が発売されました。
見た目はほぼ同じですが、スペックが強化されています。
〇第2世代と第3世代の主な違い・SoCがA13→A15にパワーアップ・バッテリー容量が増加・カメラ性能も少し向上
・デュアルeSIM&5G対応
処理性能が向上し、バッテリー持ちも改善されました。
デュアルeSIMと5Gにも対応するなど、通信面も地味に便利になっています。
メイン機として長く使いたいなら、iPhone SE(第3世代)を検討しましょう。
処理性能やカメラ性能は確かに上がっていますが、そこまで大きな差はありません。
とにかく安く買いたいなら、iPhone SE(第2世代)でもOKです。
まとめ
以上、iPhone SE(第2世代)は「まだ使えるのか」「いつまで使えるのか」について、僕なりに解説しました。
〇iPhone SE(第2世代)はいつまで使える?・少なくとも2027年春くらいまでは使えそう・iOS 19(仮)にも対応すると予想・スペックはまだまだ現役・ゲームをする人やカメラにこだわる人には不向き
・画面が小さく、バッテリー持ちもイマイチ
スペック的には2025年でも十分現役だと思います。
iOS 19へアップデートされる可能性も高く、少なくとも2027年春くらいまでは使えるでしょう。
カメラやバッテリー性能などはイマイチで、ヘビーな使い方をする人には向きません。
スペックやカメラへのこだわりがなく、できるだけ安く高性能なiPhoneを使いたい人には十分おすすめです。
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