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概要
この記事は、著者が9年間務めた会社を退職し、全く未経験の製造業に転職したものの、転職後2ヶ月で後悔と挫折を感じた体験を語っています。家庭の事情で仕事環境を変えようとしたが、焦りや計画不足から失敗に至った経緯が描かれ、今後への前向きな姿勢も示されています。
要約
- 著者は才能や特技に自信がなく、生活スタイルの変化から転職を決意。
- シフト勤務や異動のため家庭生活が困難になり、早期転職を希望。
- 転職先の条件は「土日休み」と「30分圏内」で、業種にはこだわらなかった。
- 転職活動は短期間で終わり、不安を抱えながら新しい職場に入社。
- 製造業での長時間立ち仕事により腰椎の問題が発生。
- 転職の失敗要因は、リサーチ不足や慎重さの欠如、労働環境への配慮不足。
- 転職経験を活かし、今後も新しい挑戦を続ける決意を示す。
初めに伝えておこう。私は人に自慢出来る程の才能も技術も知識もない。
ただ変わりゆく生活スタイルに仕事が合わなくなってきたから転職をしたかった。それだけだった。仕事が嫌いなわけでも人間関係が嫌なわけでもなかった。今思い返せば、もっと慎重に冷静に行動するべきだったと後悔している。
転職に至った経緯は、家庭の事情だ。シフト勤務で夜勤もあり、休みも取りづらい(長期休暇無し)、遠方への異動がある等の理由で家庭のことが手につかず数年前から部署異動を希望していたが、通ることが無く早めの転職を決意した。一人っ子ということもあり、いずれは家庭のことをやらなきゃいけなくなるので遅かれ早かれ転職は以前から考えていた。私の心情としては今がその時期なのかという気持ちだった。
転職時に求めた条件は、「土日休み、家から30分程の場所」が主な条件で業種もこだわらず、給料も多少下がることは覚悟していた。仕事のやりがいも体への負担も何も考慮していなかった。これが全ての元凶である。
転職しようと決意してから転職先内定までわずか1ヶ月半。
あっさり決まるもんだから転職活動ってこんなにあっさり終わっていいのか?と不安な気持ちを残したまま転職先の入社日を迎えた。
転職先は全く未経験の製造業。作業は長時間の立ち仕事で誰でも出来る単純作業の繰り返し。夜勤もある。給料は夜勤をしてやっと前の会社の給料より少し少ないくらい。私は慣れない仕事を始めてわずか2ヶ月で腰椎椎間板症になってしまった。長時間同じ体勢で作業をするとなるらしく、悪化すると腰椎椎間板ヘルニアになってしまうものだ。
私の未来は真っ暗になってしまった。
色んな感情が飛び交った。辞めるのはいいが早期退職で雇ってもらえるところはあるのか、とりあえず1年は頑張っていきたいがこの状態であと10ヶ月体が持つのか、症状が悪化して働けなくなったらどうすればいいのかなど不安になる一方だった。職場での人間関係も上手くいかず身内からは転職してから笑わなくなったと言われるようになった。
私自信もこの時はっきりと転職失敗したと自覚した。
転職が失敗した原因は、こう考えている。①、自分の得意分野は何か、得意分野を活かせる職場かをリサーチしていない②、家庭の事情もあるが、もっと冷静に慎重に色んな企業を見比べる期間を設けるべきだった③、やりがいと体への負担を全く考えていなかった
④、①~③を考慮し自分が希望する条件をもっと絞り込むべきだった
私は転職が失敗した原因がわかっただけでも進歩していると自分に言い聞かせている。
このまま何もしないで私の人生がたった一回の転職でめちゃくちゃになるのは死んでもごめんだ。転職活動を始めたのも今の会社を選んだのも自分。でも挑戦に失敗はつきもの。挑戦しないものには失敗も成功も無く、ただ無の時が過ぎていくだけだ。転職活動を失敗したことがあるという経験がいつか役に立つと信じてまた新たに転職活動を始めていこうと思う。過去には戻れない。今が一番若い。なら失敗したことをいつまでもクヨクヨしないで前に進んでいこう。
自分が笑って楽しく過ごせる時を信じて。
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