金曜日, 7月 18, 2025
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【速報】AIエージェントの本番提供で必要不可欠となるAmazon Bedrock AgentCore #AWS – Qiita



【速報】AIエージェントの本番提供で必要不可欠となるAmazon Bedrock AgentCore #AWS - Qiita

はじめに

株式会社NTTデータ テクノロジーコンサルティング事業本部の@nttd-kashiwabarayです。
本日NewYork SummitでSwami氏のキーノートセッションがありました。
その中で「Amazon Bedrock AgentCore」という新しいAIエージェントのサービスが発表(プレビュー)されましたので、その内容を中心に記載いたします。

概要・所感

本日のSwami氏のキーノートセッションでは、Amazon BedrockやAmazon Novaなどを中心に新サービスなども発表しながらAI戦略の概要の説明が行われました。その中でも一番の注目は「Amazon Bedrock AgentCore」という新しいサービスとなります。本サービスは拡張性、信頼性、セキュリティを備えエージェントより効果的かつ有益にするための機能を提供します。本番環境でAIエージェントを活用するのに必要不可欠なサービスとなります。

様々なフレームワークやモデルを用いることが可能となっており、我々としてもBedrock Agentを活用することもあれば、LangGraphといったフレームワークを活用することもありますし、モデルもユースケースやお客様などによって使い分けておりますので、モデルやフレームワークに依存しない形なのはうれしい形となります。

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発表された新サービス「Amazon Bedrock AgentCore」

Amazon Bedrock AgentCoreの特長としては、Strands Agentsはもちろんのこと、LangGraph等の様々なフレームワークと接続が可能であるという点、またモデルとしてもAmazon Bedrockに閉じることなく、様々なモデルに対応しているという点です。

また、以下の7つのコアサービスが提供されます。

AgentCore Runtime
セキュアなサーバレス実行環境でフレームワークやモデルの選択に関わらず、あらゆるタイプのエージェントを安全かつ確実に実行することが可能です。最長8時間稼働が可能で長時間のエージェントにも対応しており、チェックポイント機能リカバリ機能が組み込まれており、予期せぬ中断や障害が発生した場合にもスムーズなリカバリがサポートされております。また、わずか数秒で数千のエージェント呼び出しに拡張することが可能です。
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AgentCore Memory
複数回の会話に対応する短期記憶と、連携するエージェント間でメモリストアを共有することができる長期記憶をサポートされており、複数エージェントでの協調動作が可能です。本サービスを活用することにより、我々はエージェントの構築に集中することが可能となります。

AIエージェントの仕組みでは単一のエージェントが動作するだけでなく、複数のエージェントが相互にコミュニケーションを取りながらタスクを遂行していく形になっていきますので、共有する仕組みは今後さらに重要となります。
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AgentCore Identity
各エージェントに固有のIDを割り当てることで、安全な外部アクセスを実現します。この固有のIDにより、エージェントはGitHubやSalesforceなどの異なるシステム間で適切なセキュリティ制御と適切な認証を受けながら動作することが可能です。Amazon Cognito、Okta、Microsoft Intra IDなどの既存のIDプロバイダーと連携することが可能なので、ユーザ移行や認証フローの再構築は不要となります。
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AgentCore Gateway
エージェントが外部のツールやサービスなどと安全かつスケーラブルに連携するためのサービスとなります。以下の図のようにSalesforce、Service NowやSlackなどと簡易に連携することが可能となります。

MCPやA2Aなどのプロトコルを通じて自社のエージェントやツールだけでなく、外部のエージェントやツールと連携することは必要不可欠になってくる一方でセキュリティに関しては課題になってくる部分でもありますので、このようなサービスがマネージドで提供されることはうれしいですね。
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AgentCore Code Interpreter
エージェントが分離されたサンドボックス内でコードを実行することが可能となります。複数言語に対応したビルド済のランタイムに加えて、大容量ファイルの処理インターネットアクセスの機能も備えています。
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AgentCore Browser Tool
エージェントが動的なWebページにアクセスし、対話的に操作・情報抽出を行うための環境を提供します。モデルに依存しない形となっており、PMレベルの分離やフェデレーションID統合などエンタープライズのセキュリティ機能を備えており、認証トークンなどのシークレットデータの安全な埋め込み機能も提供します。

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AgentCore Observability
エージェントの動作、出力、パフォーマンスをリアルタイムでトレース、監視、デバックするのに役立ちます。エージェントの各ステップを詳細に視覚化することができ、エージェント障害の迅速な根本原因の特定やトラブルシューティングにより、運用者の負担を軽減させることが可能となります。

なお、ColudWatchダッシュボードやOpenTelemetryに対応しており、エージェントフレームワークや運用ツールとシームレスに統合することが可能です。

その他
なお、各AgentCoreのサービスについてはコストについては以下のページに記載されておりますので、合わせてご確認ください。

以下に内容が記載されているので、気になる方はアクセスしてみてください。

その他の気になった発表

・AI agents and tools in AWS Marketplace
これまでも一部ではエージェントのサービスを提供していたプロバイダーはいらっしゃったのかなと思いますが、今回新たに「AI agents and tools in AWS Marketplace」が発表されたことにより、一元的に提供されるAIエージェントのサービスにアクセスすることが可能となります。MCPやA2Aを活用したシームレスなAPIベースでのアクセスを可能にし、AgentCoreを活用して構築済みエージェントやツールを導入することができます。
これにより、さまざまなベンダーの AI エージェントソリューションをテストおよび実行し、迅速に本番環境にプッシュして拡張することが可能となります。

・AWS AI League
昨年のre:Invent2024では、AWS DeepRacerの会場でLLM Leagueというイベントが開催されましたが、新たに「AWS AI League」が発表されました。誰もが学び、競い、楽しく学習できる内容になるようです。現在開催中のNew York Summitでも開催され、re:Invent2025のチケットを獲得するチャンスがあるようです。Amazon Sage Maker AIやAmazon Bedrockなどのサービスを利用して、幅広いエンジニアリングやモデルのカスタマイズに関する課題を解決しながら、実践的な経験を積むことができるとのことでした。

私も2022年からAWS DeepRacerに参加させていただいておりましたが、やはり楽しく学習できることが一番だと考えております。AWS DeepRacerでは世界のトップエンジニアと競い、彼らとコミュニケーションを取りながら学びを得られる経験は他には代えがたいものでした。今後のアップデートに注目していけたらと思います。

まとめ

我々の組織でも1年半以上前から以下のSmartAgent TMというコンセプトを基に活動を実施してきておりますが、今回発表された「Amazon Bedrock AgentCore」は親和性が高く、今後プレビューを通じて活用し、どう我々のシステムに取り込んでいくか、お客様へ付加価値提供できるかを検討していけたらと思います。

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仲間募集

NTTデータ テクノロジーコンサルティング事業本部 では、以下の職種を募集しています。

1. クラウド技術を活用したデータ分析プラットフォームの開発・構築(ITアーキテクト/クラウドエンジニア)

クラウド/プラットフォーム技術の知見に基づき、DWH、BI、ETL領域におけるソリューション開発を推進します。
https://enterprise-aiiot.nttdata.com/recruitment/career_sp/cloud_engineer

2. データサイエンス領域(データサイエンティスト/データアナリスト)

データ活用/情報処理/AI/BI/統計学などの情報科学を活用し、よりデータサイエンスの観点から、データ分析プロジェクトのリーダーとしてお客様のDX/デジタルサクセスを推進します。
https://enterprise-aiiot.nttdata.com/recruitment/career_sp/datascientist

3.お客様のAI活用の成功を推進するAIサクセスマネージャー

DataRobotをはじめとしたAIソリューションやサービスを使って、
お客様のAIプロジェクトを成功させ、ビジネス価値を創出するための活動を実施し、
お客様内でのAI活用を拡大、NTTデータが提供するAIソリューションの利用継続を推進していただく人材を募集しています。
https://nttdata.jposting.net/u/job.phtml?job_code=804

4.DX/デジタルサクセスを推進するデータサイエンティスト《管理職/管理職候補》

データ分析プロジェクトのリーダとして、正確な課題の把握、適切な評価指標の設定、分析計画策定や適切な分析手法や技術の評価・選定といったデータ活用の具現化、高度化を行い分析結果の見える化・お客様の納得感醸成を行うことで、ビジネス成果・価値を出すアクションへとつなげることができるデータサイエンティスト人材を募集しています。

https://nttdata.jposting.net/u/job.phtml?job_code=898

ソリューション紹介

Trusted Data Foundationについて

~データ資産を分析活用するための環境をオールインワンで提供するソリューション~
https://enterprise-aiiot.nttdata.com/tdf/
最新のクラウド技術を採用して弊社が独自に設計したリファレンスアーキテクチャ(Datalake+DWH+AI/BI)を顧客要件に合わせてカスタマイズして提供します。
可視化、機械学習、DeepLearningなどデータ資産を分析活用するための環境がオールインワンで用意されており、これまでとは別次元の量と質のデータを用いてアジリティ高くDX推進を実現できます。

TDF-AM(Trusted Data FoundationⓇ – Analytics Managed Service)について

~データ活用基盤の段階的な拡張支援(Quick Start) と保守運用のマネジメント(Analytics Managed)をご提供することでお客様のDXを成功に導く、データ活用プラットフォームサービス~
https://enterprise-aiiot.nttdata.com/service/tdf/tdf_am
TDFⓇ-AMは、データ活用をQuickに始めることができ、データ活用の成熟度に応じて段階的に環境を拡張します。プラットフォームの保守運用はNTTデータが一括で実施し、お客様は成果創出に専念することが可能です。また、日々最新のテクノロジーをキャッチアップし、常に活用しやすい環境を提供します。なお、ご要望に応じて上流のコンサルティングフェーズからAI/BIなどのデータ活用支援に至るまで、End to Endで課題解決に向けて伴走することも可能です。

NTTデータとTableauについて

ビジュアル分析プラットフォームのTableauと2014年にパートナー契約を締結し、自社の経営ダッシュボード基盤への採用や独自のコンピテンシーセンターの設置などの取り組みを進めてきました。さらに2019年度にはSalesforceとワンストップでのサービスを提供開始するなど、積極的にビジネスを展開しています。

これまでPartner of the Year, Japanを4年連続で受賞しており、2021年にはアジア太平洋地域で最もビジネスに貢献したパートナーとして表彰されました。
また、2020年度からは、Tableauを活用したデータ活用促進のコンサルティングや導入サービスの他、AI活用やデータマネジメント整備など、お客さまの企業全体のデータ活用民主化を成功させるためのノウハウ・方法論を体系化した「デジタルサクセス」プログラムを提供開始しています。
https://enterprise-aiiot.nttdata.com/service/tableau

NTTデータとAlteryxについて
Alteryxは、業務ユーザーからIT部門まで誰でも使えるセルフサービス分析プラットフォームです。

Alteryx導入の豊富な実績を持つNTTデータは、最高位にあたるAlteryx Premiumパートナーとしてお客さまをご支援します。

導入時のプロフェッショナル支援など独自メニューを整備し、特定の業種によらない多くのお客さまに、Alteryxを活用したサービスの強化・拡充を提供します。

https://enterprise-aiiot.nttdata.com/service/alteryx

NTTデータとDataRobotについて
DataRobotは、包括的なAIライフサイクルプラットフォームです。

NTTデータはDataRobot社と戦略的資本業務提携を行い、経験豊富なデータサイエンティストがAI・データ活用を起点にお客様のビジネスにおける価値創出をご支援します。

https://enterprise-aiiot.nttdata.com/service/datarobot

NTTデータとInformaticaについて

データ連携や処理方式を専門領域として10年以上取り組んできたプロ集団であるNTTデータは、データマネジメント領域でグローバルでの高い評価を得ているInformatica社とパートナーシップを結び、サービス強化を推進しています。
https://enterprise-aiiot.nttdata.com/service/informatica

NTTデータとSnowflakeについて
NTTデータでは、Snowflake Inc.とソリューションパートナー契約を締結し、クラウド・データプラットフォーム「Snowflake」の導入・構築、および活用支援を開始しています。

NTTデータではこれまでも、独自ノウハウに基づき、ビッグデータ・AIなど領域に係る市場競争力のあるさまざまなソリューションパートナーとともにエコシステムを形成し、お客さまのビジネス変革を導いてきました。
Snowflakeは、これら先端テクノロジーとのエコシステムの形成に強みがあり、NTTデータはこれらを組み合わせることでお客さまに最適なインテグレーションをご提供いたします。

https://enterprise-aiiot.nttdata.com/service/snowflake





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