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プレゼン資料は、「読ませるもの」ではありません。“込み入った話”を言葉だけで伝えようとすると、どうしてもまどろっこしい表現になり、非常にわかりにくい説明になりがちです。そんな時に必要なのは、伝えるべき内容の「本質」を、直観的に理解できるように「図解化」する技術。プレゼン資料は「見せるもの」なのです。そこで、累計40万部を突破した『社内プレゼンの資料作成術』シリーズの著者で、ソフトバンク在籍時には孫正義社長に直接プレゼンをして「一発OK」を次々と勝ち取った実績を持つ前田鎌利さんと堀口友恵さんに、プレゼン資料を「図解化」する技術を伝授していただきます(本連載は『プレゼン資料の図解化大全』から抜粋・編集してお届けします)。

理解しやすいスライドの「秘密」
ビジネスプレゼンでは、「図解」を上手に使うことで、込み入った内容を直感的に理解できるようにすることが求められます。
しかし、意外に思われるかもしれませんが、「図解スライド」において最も重要なのは「図解」ではなく「キーメッセージ」です。キーメッセージとは、そのスライドにおいて、最も相手(決裁者)の目に訴えたいことであり、相手が意思決定するうえで「決め手」となる重要な情報です。このキーメッセージを明確にすることによって、初めて「伝わる図解」をつくることができるのです。
では、1枚のスライドに、「図解」と「メッセージ」をどのように配置すればいいのでしょうか? おすすめなのは、【図-1】のように、「図解=左、キーメッセージ=右」に配置することです。

というのは、人間の脳は、右脳は「図解」「画像」などのビジュアル、左脳は「文字情報」などの論理を理解することに特化しているからです。そして、視界の左側から入る情報は右脳へ、視界の右側から入る情報は左脳へとつながっています。
だから、「図解」を左に配置することで、ビジュアル処理が得意な右脳に届き、キーメッセージを右に配置することで、文字情報の処理が得意な左脳に届くことによって、脳は両者を瞬時に把握できるのです。
これは、実際に見比べてみると実感できます。【図-1】の2つのスライドのどちらが頭にスッと入ってきますか? 図解を「左」、キーメッセージを「右」に配置したパターンであるはずです。
「上下」に置く場合は、キーメッセージが上
ただし、「図解=左、キーメッセージ=右」の配置ができないケースも多く存在します。たとえば、【図-2】のような「マトリックス型」や「表」は、その典型です。

ご覧の通り、「左右」に配置するために、マトリックスや表の左右幅を無理やり縮小すると、どうしても図解の視認性はガクンと低下します。これがNGとまでは言えませんが、「わかりやすさ」という観点からは、決して望ましいスライドではないと思います。
ですから、このような場合は、「図解=下、キーメッセージ=上」に配置することを基本にしてください。
【図-3】をご覧いただければわかる通り、キーメッセージを「下」に置くと、スライドの中で埋もれてしまって、「何を伝えたいスライドなのか?」がわかりにくくなってしまうからです。

スライドにおいて最も重要なのは「キーメッセージ」であり、「キーメッセージ」でスライドの趣旨を把握するからこそ、「図解」をスムーズに読み解くことができます。
だから、「キーメッセージ」を上に置いた方が、「わかりやすいスライド」になるのです。
なお、【図-4】の①のように、キーワードを目立たせるために、「下線」や「囲み」をする人を見かけますが、スライドがゴチャゴチャするだけで、ほとんど効果がありません。
それよりも、②のスライドのように、重要ワードのフォントを大きくしたり、カラーリングしたほうがスマートに目立たせることができます。

また、表のB社の部分を青い罫線で囲めば、キーメッセージの「B社に委託したい」という意図を明確に表現することができるでしょう。
キーメッセージに限らず、文字や文章に「下線」を引いたり、「罫線」で囲ったりするのはやめたほうがいいと思います。
(本稿は、『プレゼン資料の図解化大全』より一部を抜粋・編集したものです)
1973年生まれ。ソフトバンクモバイルなどで17年にわたり移動体通信事業に従事。ソフトバンクアカデミア第一期生に選考され、プレゼンテーションにおいて第一位を獲得する。孫正義社長に直接プレゼンして幾多の事業提案を承認されたほか、孫社長のプレゼン資料づくりも数多く担当。2013年12月にソフトバンクを退社、株式会社固を設立して、プレゼンテーションクリエイターとして独立。2000社を超える企業で、プレゼンテーション研修やコンサルティングを実施。ビジネス・プレゼンの第一人者として活躍中。著書に『【完全版】社内プレゼンの資料作成術』『プレゼン資料のデザイン図鑑』『パワーポイント最速仕事術』(すべてダイヤモンド社)など。
堀口友恵(ほりぐち・ともえ)
埼玉県秩父市生まれ。立命館大学産業社会学部卒業後、ソフトバンクへ入社。技術企画、営業推進、新規事業展開などを担当する中で、プレゼンの経験と実績を積む。2017年に株式会社固へ転職し、スライドデザイナーとしての活動を始める。企業向け研修・ワークショップの担当や大学非常勤講師のほか、大手企業などのプレゼンのスライドデザインを担当し、のべ400件以上の資料作成やブラッシュアップを手がける。前田鎌利著の『プレゼン資料のデザイン図鑑』『パワーポイント最速仕事術』のコンテンツやスライドの制作にも深く関わった。ITエンジニア本大賞2020プレゼン大会にて、ビジネス書部門大賞・審査員特別賞を受賞。小学生向けのオンライン講座「こどもプレゼン教室」を運営し、子どもたちのプレゼンスキルアップの支援も行っている。