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概要
「漂流タヌキ」という著者が自身の育児とキャリアの両立を追求する中で経験した転職の苦悩を語る記事。特に、育児専念のために選んだ職場が実際にはブラック企業であった体験を詳述し、同じ状況にいる人々へのメッセージを発信している。
要約(箇条書き)
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対象読者:
- 育児と仕事の両立に悩んでいる人。
- ブラック企業に勤めている人。
- 20〜30代で転職を考えている人。
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経歴:
- 新卒で塾業界に入社。
- リクルートに転職(営業職)。
- 育児重視でフル在宅職に転職(半年で退職)。
- 理想の職場として再転職したが、ブラック企業だった。
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育児の重視:
- 5歳の息子を持ち、育児と仕事の両立が難しい状況に直面。
- 職場の状況に不満を持ちながらも、家族を優先する気持ちが芽生えた。
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転職先の実態:
- フル在宅・フルフレックスの魅力に惹かれたが、実態は違った。
- 法令遵守の欠如や人員不足、労働条件の不正などが常態化。
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再転職の決意:
- ブラック企業で無理な目標が課せられる中、再々転職を決意。
- 短期離職の連続が転職活動において障害となる。
- メッセージ:
- 育児と仕事の両立に悩む人々に知識や体験を提供したい。
- 労働環境の改善とブラック企業の撲滅を目指す意志を示す。
- 読者に「あなたは悪くない」と伝え、支援を行いたい。
はじめまして、「漂流タヌキ」です。
最初にお伝えしたいのは、このを誰に読んでほしいかです。
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育児と仕事(キャリア)の両立に悩んでいる人
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ブラック企業に苦しんでいる人
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20〜30代で転職を考えている人
僕自身がこれまでそのすべてに悩み、苦しみ、何度も考え直してきました。
だからこそ、同じような立場の方に何かを届けたいと思い、このを始めました。
経歴サマリ
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1社目:新卒で塾業界に入社
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2社目:契約社員としてリクルートへ転職(営業職)
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3社目:育児との両立を重視し、フル在宅の職場に転職(半年で退職)
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4社目:キャリアと育児を両立できそうな会社に再転職 → しかしブラック企業だった
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現在:再々転職を経て、ようやく落ち着いたところ(直近1年で2社の短期離職)
育児のための転職を決意
僕には5歳になる息子がいます。息子が生まれてから、仕事と育児の両立は大変でした。社内婚で共働きのため、夫婦で同じ仕事をしていました。でも僕の仕事は絶好調。リクルートに転職してから、正社員登用をされ、年々職位が上がり、次は管理職になれるチャンスでした。ただそんな中で、僕の業務量は増えていくものの、送り迎えは自分ばかり。育児の偏りに対して、疲労と不満が溜まっていました。そんな中で思うように成果が出せなくなり、次の管理職への登用が見送られます。(単にこれは僕の実力不足です)
その日もいつものように、延長保育ギリギリにお迎えに行った後の自宅への帰り道、息子に言われました。
「〇〇ちゃん、いつもおむかえさいごだなー。はやくおむかえきて。」
僕はいつものように、「そうだよね、〇〇ちゃんごめんねー」と答えながら、ふと涙が出ていました。
ーあれ、そう言えばなんで俺って、子どもに寂しい思いさせてまで、仕事してんだっけ?
パチっと僕の中での優先順位が変わりました。いや、別に子どもと仕事に順位を付けていた訳ではありません。ただ明確に子どもが1位で仕事は2位、いや2位よりも下位かもですが、仕事の優先順位が下がりました。今思うと逃げだったのかもしれません。
でも言えることは、自分の中で子どもが一番だったということです。
やっと見つけた“理想”のはずだったけど…
僕は年収を下げて転職しました。フル在宅、フルフレックスの仕事です。送り迎えには、きちんと余裕を持って行けるようになりました。子どもと一緒に居れる時間が格段に増えました。お迎えの後に寝かしつけをするまで、仕事をしなくても問題なくなりました。ただ正直に言って、仕事はつまらなかったです。キャリアアップは無く、今の仕事をずっとやるんだなという感じでした。ただ少なくとも子どもが小学校に入って落ち着くまでは、腰を据えようと思って半年ほど経った時、ある“魅力的な話”が舞い込んできました。
それがブラック企業とも知らずに。。
ブラック企業への転職と再転職の難しさ
フル在宅・フルフレックスで働けて、なおかつ新規事業の立ち上げができる。
そんな魅力的な話に惹かれ、一大決心をして短気ながらも再転職をしましたが、蓋を開けると嘘でした。
まず驚いたことは、事前に聞いていた人員がいませんでした。新規事業だが安定基盤はあるという話でしたが、誰もいませんでした。そして法令遵守はゼロで勤怠は改ざんされていました。自由な働き方と言ってましたが、深夜割増は発生せず労働ができるという、自由ではなく無秩序なだけでした。
またフルリモではなく、出社日がありました。
そして人がどんどん辞めていきます。社長は思いつきの人でした。事業への本気度はありません。業務指示に根拠はありません。就業規則やルールを後出しジャンケンで変更します。
賞与は業績悪化で支給無しとか平然とやるし、有給は認めてくれません。
新規事業は安定基盤ではなくイリーガルな状態でした。そんな事業部では人員がいない中で、無理な目標だけ付加されました。社長は事業が立ち上がっていないのに目標未達の理由と対策を聞いてきます。そして何の意味もない、枝葉の業務指示をしてくるのです。
僕は初めてここまで無能な社会人を見ました。
なぜこれで会社が成り立っているのか?それはまた別の記事で書こうと思いますが、半年ほど経ち、知人からのアドバイスもあり、私は再々転職を決意します。が、連続の短期離職での転職は大変なものでした。
これもまた別記事でしたためようと思います。
最後に
僕はこれから、同じように「育児と仕事」「転職とやりがい」「柔軟性と労働環境」のはざまで悩む人たちに、少しでも力になりたいと思っています。
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ブラック企業に引っかからないための知識
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転職活動のリアルな体験談
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働くパパママへのエール
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「声をあげる」ための小さな手段
そんなことを、ゆるく、でも本気で、発信していきます。僕の発信が、今まさに悩んでいる人の、ひとつの「ヒント」や「安心」になれるように。そして何より、泣き寝入りしそうになっている誰かに「あなたは悪くない」と伝えるために。「漂流たぬき」は、やっと陸に上がれたばかりです。
次は、今も漂っている誰かを引き上げたい。
そう思って、この発信を始めました。
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