🧠 概要:
概要
この記事では、ChatGPT、OCR(光学式文字認識)、およびスプレッドシートを活用したほぼ全自動の経費処理システムが紹介されています。著者は、このシステムによりレシートの写真を撮るだけで、簿記の仕訳が自動的に生成され、スプレッドシートに記録される仕組みを構築したことを説明しています。作業が大幅に軽減され、手動での仕分け作業が不要になったという体験が共有されています。
要約の箇条書き
- 背景: 前回の作業から進化し、レシート処理が自動化された。
- 目的: 手動入力やレシート確認のストレスを排除すること。
- プロセス:
- Googleフォームからレシート画像をアップロード。
- Google Cloud Vision APIでOCR処理を実行。
- ChatGPTが複式簿記の仕訳を生成。
- スプレッドシートに自動で記帳。
- 出力例: 借方・貸方の情報がきちんと整理された仕訳として出力され、税理士による確認済み。
- 効果: 帳簿作成の時間が月10時間から撮影・送信のみに短縮され、効率化が進む。
- 使用ツール:
- ChatGPT、Google Apps Script、Google Cloud Vision API、Google Form。
- 将来的な展望: テンプレート配布やセットアップ代行を考えている。
- 結論: 自動化により多くの人が経費処理のストレスから解放されることを願っている。
という“ほぼ全自動”な経費処理の仕組みができました。
今回は、その仕組みを全公開します!
【1】「撮るだけ」でOKにしたかった理由
仕分けテンプレの配布をきっかけに、いろんな方の帳簿の悩みを聞くようになりました。
-
「手入力がだるい」
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「結局レシートを見るのがストレス」
-
「手が止まって確定申告前に詰む」
という声が多数。
なので、次は「レシートを見なくてもいい状態」を作ろうと決めました。
【2】実際にやったこと
ざっくり言うと、以下の流れです。
✅ ステップ1Googleフォームから画像アップロード
スマホで撮ったレシート画像を、フォーム経由で送信。
✅ ステップ2Google Apps ScriptでOCR(文字読み取り)
Google Cloud Vision APIを使って、レシート画像から文字を抽出。
✅ ステップ3ChatGPTで複式仕訳を自動生成
OCRで取り出したテキストと補足メモをもとに、ChatGPTにプロンプトを送信。
→ 借方・貸方、金額、勘定科目、日付、摘要まで自動で構成される!
✅ ステップ4スプレッドシートに自動記帳
CSV形式で返ってきたデータをそのまま帳簿に追加。
【3】実際に出力された内容はこんな感じ
借方勘定科目,借方金額,貸方勘定科目,貸方金額,日付,摘要,店名
車両費,8177,未払金,8177,2025-05-27,移動車のガソリン代,Enejet
仕訳としても完全に成立していて、税理士からも「実務レベルでも問題なし」と確認済みです。
【4】ここまで自動化してどうなったか?
Before
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月10時間くらい帳簿にかかってた
-
レシートを見て何費か調べてた
-
スプレッドシートを開くのが億劫だった
After
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撮って送るだけ
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スプレッドシートに勝手に記帳される
-
ChatGPTが根拠も添えてくれるから迷わない
“仕分け作業が日常から消えた”感覚に近いです。
【5】「実際どうやって組んでるの?」という方向けに
これまで使ってきたツールと構成はこちら👇
使用ツール:
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ChatGPT(GPT-4 Turbo)
-
Google Apps Script(スプレッドシート連携)
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Google Cloud Vision API(OCR)
-
Google Form(レシート画像投稿用)
自作スクリプトで実現したこと:
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レシートURLから画像取得
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OCRで文字認識&構造化
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ChatGPT APIと連携して複式仕訳の生成
-
月ごとのシートに自動記帳
【6】「それ…売れるのでは?」と言われた件
実際、知人のフリーランスに使ってもらったら、
「これ、普通に有料でほしい」
「テンプレ+セットアップ代行で売った方がいい」
というフィードバックももらいました。
まだ試作段階ですが、今後は以下のような形でも展開していく予定です👇
✔ テンプレ配布(無料版・有料版)
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無料:仕訳テンプレ&プロンプト
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有料:自動OCR対応版(スクリプト付き)
✔ ChatGPT導入支援(セットアップ代行)
-
スプレッドシート整備
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フォーム&OCR設定
-
使い方レクチャー付き
おわりに「経費処理に悩まない人」が増えてほしい
レシートの山を見るだけで憂鬱だったあの頃。
今では、スマホでパシャっと送るだけで仕訳が終わるようになりました。
副業や小規模事業者こそ、こういう“小さな自動化”の積み重ねでラクになれると思っています。
次回のでは、**「全自動テンプレの具体的なコードと使い方」**まで公開予定です!
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