
今注目を集めるアドベンチャーゲーム『HUNDRED LINE -最終防衛学園-』の開発会社Tookyo Gamesは、「ダンガンロンパ」シリーズの小高和剛が中心となり、2017年に設立された会社です。個性派クリエイターが集結し、独自の世界観を持つコンテンツで話題を呼んでいます。
この記事では、そんなTookyo Games作品の中から4つをピックアップして紹介します。ぜひ最後までご覧ください。
◆『HUNDRED LINE -最終防衛学園-』(ニンテンドースイッチ/Steam)
『HUNDRED LINE』は、「ダンガンロンパ」シリーズを手掛けた小高和剛氏と、『極限脱出』『AI:ソムニウムファイル』で知られる打越鋼太郎氏がタッグを組んだ“極限”と“絶望”のアドベンチャーゲームです。
ある日、主人公「澄野拓海」が幼なじみの「カルア」といつも通りの平凡な日常を送っていると、謎の襲撃者が現れ町を破壊し始めます。そんな中、拓海は次々と襲い来る化け物からカルアを守るため、突如現れ指令官を自称する謎のマスコット「SIREI」から授かった「我駆力刀(がくりょくとう)」を命令されるまま心臓に突き立てることに…。時は流れ、気を失っていた拓海が目を覚ますと、SIREIは「消えない炎」に包まれた「最終防衛学園」を守護する「特別防衛隊」として、迫りくる敵「侵校生」から学園を100日間守り抜くよう命じます―。

本作は、主にシミュレーションバトルと探索パートを繰り返してゲームが進行していきます。迫りくる侵校生から学園を防衛するシミュレーションパートでは、個性ある15人の生徒と協力して「防衛戦」を展開しましょう。我駆力を駆使したり、各生徒の「特異科目」を活かすと戦いを有利に進められます。

自由行動・探索パートでは、謎に包まれた学園を探索しアイテムを見つけたり、仲間と交流して絆を深めていきましょう。なおアイテムを使えば、仲間へのプレゼントを作ることも可能です。


ゲームを進めていると数々の分岐点が登場します。物語の結末は脅威の100エンディング。拓海を操作するプレイヤーの選択によって変化する“極限”ד絶望”の物語に注目の作品です。
◆『超探偵事件簿 レインコード プラス』(PS5/Xbox Series X|S/Steam)
『超探偵事件簿 レインコード プラス』は、特殊な力を持つ探偵が多数所属し、未解決事件撲滅を掲げる「世界探偵機構」の主人公探偵「ユーマ」が、相棒の「死に神ちゃん」と共に、雨が降り続く奇妙な街「カナイ区」で多発する未解決事件に挑む推理ゲームです。

プレイヤーは、ユーマを操作して3Dで表現された街を探索し、事件解決に必要な証拠や証言となる「解鍵」を集めます。調査が進み解鍵が集まると、真実につながる空間「謎迷宮」が出現。さまざまなギミックやトラップ、行く手を阻む「謎怪人」との対決を乗り越え、事件の真相に辿り着きましょう。


本作は、ニンテンドースイッチ版『超探偵事件簿 レインコード』に、新たに「4K解像度対応」「ロード時間短縮」「ギャラリーモード」を追加。さらに、追加コンテンツとして配信されている5つのサブストーリー「デスヒコ編“カリスマ探偵VS怪盗九尾の猫”」「フブキ編“フブキの最高に幸運な1日”」「ハララ編“Raining Cats & Dog”」「ヴィヴィア“臨死探偵”」「ヤコウ編“ありがとう、私の探偵さん”」を加えた作品です。
スイッチ版の本編や追加コンテンツ未プレイの方を始め、高解像度対応により美麗なグラフィックに磨きがかかったカナイ区を今一度探索したいというプレイヤーにおすすめの作品です。
◆『ワールズエンドクラブ』(ニンテンドースイッチ/Steam)
『ワールズエンドクラブ』は、「ゼロエスケープ」シリーズの打越鋼太郎氏と、「ダンガンロンパ」シリーズの小高和剛氏が手掛けるアドベンチャーアクションです。
東京のとある小学校にあり、全国から落ちこぼれだけが集められた『ガンバレ組』メンバーである「れいちょ」たちは、ある夏の日、バスに乗って修学旅行に向かう途中で事故に巻き込まれてしまいます。目を覚ました場所は廃れた海中遊園地。そして、どこからともなく現れた謎のピエロ。れいちょたちは、事態を理解する間もなく、仲間同士での“殺し合いゲーム”に巻き込まれることに…と思いきや?

本作は、横スクロールアクションで構成される「ACTステージ」、予測不能な物語が進行する「STORYステージ」、まったりしながら謎の整理をする「CAMPステージ」で構成されています。
ACTステージでは、歯ごたえのあるアクションやパズルに挑戦しながら、強力なボスがいる元へと辿り着きましょう。普通の子供とちょっと違う、ガンバレ組の子供たちが持つ個性的な特殊能力を上手く活かすことが攻略の鍵です。
STORYステージでは、日本の風光明媚な各所を旅しながら、最終目的地である東京を目指す様子が描かれます。多岐に渡るシナリオ分岐とエンディングに加えて、豪華声優陣と印象に残るBGMが魅力的なパートです。
そして、CAMPステージでは、のんびりとした空気感の中でガンバレ組の仲間に話しかけ、世界に起きた多くの謎を解き明かしていきましょう。
「ダンガンロンパ」シリーズの角を取り除き、丸くなった本作。クリア時間もおよそ10時間ほどと手軽なので、サクッと楽しめるタイトルをお探しなら手に取ってみてはいかがでしょうか。
◆『デスカムトゥルー』(ニンテンドースイッチ/Steam/スマホ)
『デスカムトゥルー』は、「ダンガンロンパ」シリーズの小高和剛氏による全編実写のSFミステリーです。とあるホテルを舞台に、連続殺人犯として指名手配されている記憶喪失の男「カラキ マコト」が、自身が持つ“死ぬと過去に戻る能力”の秘密と、事件の真相を明らかにしていく物語が描かれます。

本作は、映画とゲームを融合させた「インタラクティブムービー」が大きな特徴です。プレイヤーの選択によってストーリーが展開し、それに伴い複数のエンディングが存在します。そもそも、インタラクティブメディアとは、情報の行き来が一方的でなく、今までの受け取り手に当たる人間も情報提供者に回る情報媒体です。この要素をゲームに落とし込んだジャンルはインタラクティブゲームと呼ばれており、人気の実写ドラマ調の作品が数々存在しています。


ドラマ調のインタラクティブゲームによく見られる特徴は、映画館で軽食と飲み物を買って、一本映画を鑑賞するのと時間的にも値段的にも同じという点です。実際、本作はエンディングにたどり着くまでにおよそ130分、価格は1,960円となっています。
また、1本の映像作品として楽しむことを想定してか途中セーブ機能を有していないことが多いというのも特徴です。そのため、クリアに要する時間は短いものの、ある程度腰を据えて遊べる時間を確保しておくか、ゲーム機のスリープモードを上手く活用する必要があります。
少しテイストの違う作品をお探しでしたら遊んでみてはいかがでしょうか。
以上、独自の世界観と驚きのストーリー展開で注目を集めるゲーム開発会社Tookyo Gamesの4作品でした。気になったタイトルがありましたらぜひプレイしてみてください。
なお、5月16日にはTookyo Games × DMM Gamesのコラボで展開される新作タイトル『終天教団』のティザーサイト&トレーラー、公式Xが解禁されていますので、こちらも注目ですね。
🧠 編集部の感想:
『HUNDRED LINE -最終防衛学園-』は独特なストーリーと戦略的要素が融合した魅力的な作品ですね。特に、100のエンディングが用意されている点はプレイヤーの選択を重視していて、リプレイ性が高く楽しめそうです。Tookyo Gamesのクリエイティブなアプローチが、アドベンチャーゲーム界に新たな風を吹き込んでいると思います。
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