水曜日, 5月 7, 2025
ホームニュースゲームニュース【特集】楽しいGWを「恐怖のドン底」に突き落とす!ホラゲ好きライターが選ぶ2025年上半期“ガチ推し”ホラーゲーム7選+今後の期待作をレコメンド | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

【特集】楽しいGWを「恐怖のドン底」に突き落とす!ホラゲ好きライターが選ぶ2025年上半期“ガチ推し”ホラーゲーム7選+今後の期待作をレコメンド | Game*Spark – 国内・海外ゲーム情報サイト


早いもので桜の季節が過ぎ去り、世間は新緑みなぎる初夏の雰囲気が漂っていますね。新年度の慌ただしさがようやく落ち着いたと思ったら、もう5月です。皆さんは天下の2025年ゴールデンウィーク最終日、どうお過ごしでしょうか?

筆者は特に予定もないので、こうして本稿を書いたり、話題沸騰中の『オブリビオン』や『Clair Obscur: Expedition 33』をやってみたり、いつものようにYoutubeを漂流していたら「アレ?リップの新曲じゃん!」と9年ぶりのRIP SLYMEのニュー・シットに感激したりと、平凡ですがそれなりに楽しい連休を過ごしていました。

あ、そういえば先月悲しいこともありました。それは、筆者が本当にマジで毎週楽しみにしていた本格的教養コンテンツ、ゲーミング歌人の連載が終わってしまったことです……!せめてもの餞に、彼を悼む歌でも詠むことにしましょう。

永訣の 鐘が響きて いと悲し

軈(やが)て歌人に 冥助有れかし

寸評:ウンウン、詠み人の喪失感がひしひしと伝わってきて非常に良いですね。さりげなく、歌人本人の名前が入っていたり、韻を踏んでいるところも風情と粋があってヨロシイ。我ながら素晴らしいリリックが書けたと感じます。

さて脱線しましたが、今回はGWを思う存分楽しんでいるハードコアゲーマー諸氏に、今年1月~5月現在までのホラーゲームを総ざらいすべく「2025年上半期“ガチ推し”ホラーゲーム 7選」と題して筆者オススメの厳選作品をご紹介!

さらに、2025年以降リリース予定である「期待のホラーゲーム 5選」も同時にレコメンドいたします。なお、主にSteam向けかつ「ホラー」または「精神的恐怖」タグのある作品を中心に、筆者の独断と偏見で選定しているのでご了承ください。

【2025年上半期おすすめホラーゲーム 7選】

◆『Kiosk』

『Kiosk』は、一人称視点とローポリゴン風のビジュアルが特徴的なサイコホラーゲームです。プレイヤーは、小さなファストフード店の従業員となって仕事をこなしていくのですが、なぜか前任者が謎の失踪を遂げています。そのうえ、深夜シフト中には奇妙な出来事が起こったり、不穏な客の対応までしなくてはなりません。手がかりを集め、無事に真相を解き明かせるのか、というのがゲームの目的です。

2025年1月19日にPC(Steam)向けにリリース。執筆時点でのレビュー数は1,188件中87%がポジティブな「非常に好評」となっています。

本作が特異なのは、訪れる客のために「料理を作ること」です。たとえば「チーズバーガー」の注文があれば、パンズを用意してジューシーな肉を焼き、包丁でレタスを刻んでそれぞれ挟み、最後にチーズを乗っけてドンッ!といった具合に、オーダーを間違えないように調理していきます。他にもホットドッグを作ったりしますが、意外にもその工程が楽しいのです。

もちろん、謎めいた失踪事件の真相を追っていくホラーゲーム的な側面もちゃんとあります。体感としては、そこまで派手なジャンプスケア要素な無く、雰囲気重視で怖さを演出していたのも良かったと思います。ホラーが苦手な人には丁度いい塩梅かもしれませんね。

★推しポイント★

  • ホラー×クッキングシムが融合した唯一無二の雰囲気

  • 不気味なローポリゴングラフィック

  • 3つのゲームモードを搭載。「リラックスモード」ではホラー要素がなくお料理に集中できる

  • 約2時間程度のストーリーで、カジュアルにプレイできる

  • クオリティの高い短編ホラーなのに、価格が470円と気軽に遊べる

  • 一風変わったホラーゲームを体験したい人にオススメ

◆『BrokenLore: DON’T WATCH』

本作は、一人称視点の正統派サイコホラーアドベンチャー。プレイヤーは、東京のアパートに一人で暮らす「ひきこもり」の青年・真司となり、彼の壊れゆくおぞましい精神世界を探索して、邪悪な存在に立ち向かい、恐怖のループから脱出しようとするのだが……。

PC(Steam)向けに2025年4月25日リリース。開発は渋谷に拠点を置くSarafini Productionsが担当し、パブリッシングをShochikuがそれぞれ担当しています。執筆時点でのSteamレビューは149件中84%がポジティブな「非常に好評」となっています。

『BrokenLore』は、複数の作品がそれぞれに繋がりを持つホラーシリーズです。先行して『BrokenLore: LOW | 霧雨村』がリリース済みで、今後も『BrokenLore: UNFOLLOW』などの発売が控えています。

本作の主な特徴は、真司の崩壊した精神を反映したグロテスクかつリアルな世界と、PS1時代の粗々しいローポリゴン風のレトロな世界、2つの相反する空間を探索していくことです。そこでは「百目」という醜悪な妖怪に襲われたり、一方で全く異なる奇怪なモンスターに追われたり、手に汗握る緊張感のあるゲームプレイを体験できます。

また、ゲーム全体が強烈な「メタファー」を通して語られており、考察しがいのある満足度の高いホラーゲームです。Game*Sparkでは、本作のレビュー記事がありますので、こちらも是非ご覧ください。

★推しポイント★

  • 「ひきこもり」青年の苦悩を丁寧に描いたストーリー

  • リアルで細部まで精緻なグラフィック

  • 日本語ボイス付きで高まるプレイヤーの没入感

  • 精神世界のおぞましさと嫌悪感を見事に描写

  • 1~2時間ほどのストーリーかつ複数のエンディングがあり、カジュアル性とリプレイ性を兼ねている

  • 一人称視点のホラーゲームが好きな人にオススメ

◆『Out of Hands:萬手一体』

“目覚めると私は…萬手一体になった”

本作は、デッキ構築型のカードバトルとサイコホラーが融合した独創的な実写風ゲームです。ふと目を覚ますと、主人公はなぜか一夜にして「全身手だらけ」の奇怪な人間へと変貌していました。そんな悪夢のような状況下で、プレイヤーはスリリングなターン制カードバトルで敵の「心臓」を倒し、ポイント&クリック形式で精神世界の探索を行い、己自身に向き合っていきます。

PC(Steam)向けに2025年4月22日リリース。開発はGame River、パブリッシャーはLightning Gamesがそれぞれ担当しています。Steamレビューは現時点で661件中94%がポジティブな「非常に好評」ステータスとなっており、その強烈なビジュアルと新感覚のカードバトルなど、唯一無二の世界観と独自性が評価されています。

まず『Inscription』のようなデッキ構築型のカードゲームが本当に楽しい。流れとしては、攻撃や回復、特殊効果など最大18枚のカードを駆使し、コスト消費とターン制の駆け引きを考えつつ、相手のライフをゼロにすれば勝利となります。見ての通り、強烈なビジュアルと主人公の目と口を入れ替えれば異なるパッシブスキルを得たりと、オリジナリティもあります。

またトガった作風に反して、チュートリアルは丁寧かつ親切で、初心者にも取っつきやすいのが良かった点です。加えて、探索(ストーリー)パートの世界観、クレイアニメーションの品質の高さなど、これでもかと頭をブン殴られるような刺激的なゲーム体験を味わえます。

ただし、人によってはそのビジュアルが気持ち悪く感じてプレイ出来ないという、辛辣な意見もありました。価格は2,000円なので、とにかく勇気を出して一度手にとって確かめて欲しい作品です。

★推しポイント★

  • 奇抜な設定と実写風のビジュアル

  • Inscryption風のデッキ構築型のターン制カードバトルがバランスを良く面白い

  • ユーザーフレンドリーなチュートリアル

  • 質の高い日本語ローカライズ

  • カードコレクション機能などコンテンツが充実

  • ポイント&クリック型の探索もワクワクする

  • 強烈なゲーム体験がしたい人にオススメ

◆『R.E.P.O』

本作は、最大6人でマルチプレイ可能な協力型ホラーゲームです。プレイヤーは、怪物がはびこる危険な空間を探索し、武器や能力をアップグレードしながら、価値あるアイテムを運搬して持ち帰る、というのがゲームの目的となります。

PC(Steam)向けに2025年2月26日リリース。執筆時点でのSteamレビュー数はなんと12万6015件にもなり、そのうち96%がポジティブな「圧倒的に好評」ステータスを得ています。そのうえ、リリースから過去2ヶ月間における最高同接数は27万以上を記録(Steam DB)するなど、まさにモンスター級の人気を誇っています。

では、なぜ本作はそこまで人気があるのか。おそらくそれは、オンラインプレイの「リアルな」近接ボイスチャットにあると思われます。自分や相手の声は距離があると聞こえにくくなるし、死亡すればチャット自体不可能になる徹底ぶり。しかもミッションが失敗した場合、プレイヤー同士での「バトロワ」対決が始まるので、可愛いキャラクター性も相まって楽しく仲良く“ケンカ”しながら、仲間たちと“パーティー感覚”で遊べるのもウケた要因かもしれません。

もちろん、リアルな物理演算が働く重力運搬システムや、手強いモンスターとの戦闘、装備アップグレードなど、やりがいのある充実したゲーム性も面白さにつながっています。

★推しポイント★

  • 最大6人のプレイヤーとワイワイ楽しめるパーティゲーム

  • どこか憎めないキュートなキャラクター

  • リアルなボイスチャットの緊迫感

  • ミッション失敗後のバトロワ対決の面白さ

  • それなりに恐さも感じられる探索

  • オンラインCo-opが好きならマスト

◆『Moonbase Lambda』

本作は、一人称視点のサバイバル・ホラーアドベンチャーゲームです。モノトーンの色褪せたビジュアル、奥行きのある3Dグラフィックの掛け合わせが『恐怖の世界』を彷彿とさせます。

プレイヤーは、かつて月面基地だった廃墟の迷路を捜索し、ときには恐ろしい異形から逃げ、謎を解き脱出ルートを見つけ出し、生き延びることが目標です。

PC(Steam)向けに2025年3月6日リリース。Steamレビュー数は26件とやや少ない印象ですが、「好評率100%」となっている注目のインディーホラー作品でもあります。

ゲームの大きな特徴は、限られた視界の中での探索と、時間制限のある脱出方法がもたらす緊迫したプレイです。基地内でアイテムを見つけて、いざ救助要請を出しても救助隊の到着まで待たなければならず、「酸素レベル」が低下していきゼロになればゲームオーバーに。異形の敵も襲いかかってくるので、脱出は一筋縄ではいきません。

また、敵の近づいてくる足音や雰囲気はちょうど良い恐怖感だし、敵のレベルも強すぎず弱すぎずくらいのバランスが取れていて探索を阻害することはないでしょう。総じて、サクッとカジュアルに周回できる良作ホラーゲームでした。

★推しポイント★

  • 独特なモノトーン・ビジュアル+3Dグラフィック

  • 基地内でのアイテム探索が恐ろしいけど楽しい

  • 酸素制限と時間制限のある緊迫した脱出方法

  • 抑揚の効いたホラー要素

  • 価格以上のクオリティ

  • カジュアルにサクッとホラーゲームを堪能したい人にオススメ

◆『心霊物件』

本作は、一人称視点のサイコホラーゲームです。プレイヤーは、とある格安アパートに引っ越してきた若いサラリーマンとなりますが、夜中の奇妙な現象と隣人の不審な行動によって徐々に追い詰めていきます。果たして主人公は、何事もなく新生活を送れるのか……。

PC(Steam)向けに2025年2月20日リリース。Steamレビュー数は111件で、「非常に好評」となっています。なお、実況配信については事前申請の必要はなく、歓迎されるとのこと。

正直なところ、当初はSteamに溢れるチラズアート系のジャンプスケアを多用したチープなウォーキングホラーだと思い込んでいました(ごめんなさい)。しかし、いざプレイしてみるとしっかりと作り込んであるし、何よりメチャクチャ怖かったです。

基本的にはストーリー追従型のホラーゲームで、アイテムを探したりする要素はないんですが、リアルで没入感のあるグラフィック、人物造形の不気味さ・得体の知れなさ、そして「雰囲気によるホラー感の演出」がとても秀逸で、とくに隣人のヤバさが際立っていて、プレイ中は鳥肌が立つことも…!とにかくホラー好きにはタマラナイ一本だと思います。

★推しポイント★

  • 没入感のある高品質なグラフィック

  • 雰囲気重視のホラー演出

  • 隣人のヤバさに恐怖感MAX

  • ウォーキングシミュレーター系ホラー作品が好きなら絶対にオススメできる

◆『Post Trauma』

本作は、俯瞰視点のサバイバル・ホラーアドベンチャーゲームです。プレイヤーは、車掌の中年男性・ローマンを操作して、夢と現実が混ざったような奇妙な世界を探索し、グロテスクなクリーチャーを倒しながらパズルを解いて道を開き、なぜこの世界にいるのか真相を突き止めていく、という王道的なホラーゲームであります。

元々2024年の発売予定でしたが、ブラッシュアップのため延期になった経緯があり、その後Steam(PC)/PS5向けに4月22日正式リリースしました。執筆時点でのSteamレビュー数は、217件中81%がポジティブな「非常に好評」となっています。

特徴的なのは、PS1~PS2時代に誕生した「サバイバルホラー」という古典的なジャンルを現代風に再解釈していることです。

とくに名作『サイレントヒル』シリーズには多大な影響を受けているのは明白で、固定カメラ視点にダイナミックなカメラワークを足したプレイヤーの視界、現代基準の贅沢でリアルなグラフィックスが、懐かしくも新鮮な感覚をもたらしてくれます。

ほかにも、快適な操作感、血と触手まみれのおぞましい世界の魅力、インタラクティブ性が豊富な探索、頭を使うやりがいのあるパズル、近接/銃器を使用した戦闘、謎めいたストーリーなど、「サバイバルホラーゲーム」に絶対必要な、もしくは欠かせない要素がすべて揃っており、近年の作品中でも非常に完成度の高い一作となっています。

★推しポイント★

  • 固定カメラ視点とリアルなグラフィックスが融合した新鮮なプレイフィール

  • 『サイレントヒル』のような味わい深い奇妙な世界観

  • やりがいのある探索とパズル要素

  • 恐ろしいクリーチャーとの戦闘

  • 往年のクラッシック作品へのラブレター的なオマージュ

  • ホラーゲームが好きなすべてのプレイヤーにオススメ



フラッグシティパートナーズ海外不動産投資セミナー 【DMM FX】入金

Source link

Views: 2

RELATED ARTICLES

返事を書く

あなたのコメントを入力してください。
ここにあなたの名前を入力してください

- Advertisment -

Most Popular

Recent Comments