今回テストしたのは、国内有名メーカーの10本。あらかじめ充放電を5回以上繰り返し活性化させてある

 アルカリ乾電池に続いて実験するのは「ニッケル水素電池」。サンヨーが2005年に「eneloop」を発売したときは、猫も杓子もニッケル水素電池ブームが到来した。と同時に2007年に発売した「モバイルブースター」(今でいう「モバイルバッテリ」)にもeneloopの名前が入っていて、リチウムイオン電池もあわせて2次(充電式)電池フィーバーだった。あれから20年。今はニッケル水素電池はどうなってるだろう?

 皆さんの多くは「1.2Vじゃなくて、乾電池と同じ電圧1.5Vになるのはいつ?」というところかもしれない。でもニッケル水素電池が1.5Vになるのは科学原理が破綻するので無理(プラスとマイナスで使う物質で電圧が決まっちゃう)。だけれども、あのメーカーが撤退してたり、みんなが納得するアレがなくなったり、JIS規格が変って繰り返し利用回数が異様に減少してたり、新たな発見もあった。

検証した電池は4メーカー10種類

 超有名どころが消えているのに気づいた人も多いはず。かつてサンヨーとパナソニックがニッケル水素電池バトルでバチクソ言わせてた「充電式エボルタ」がなくなった。

 パナソニックに聞いたわけではなく筆者の見立てだが、エボルタの流通残がわずかにあるだけで、ニッケル水素電池のブランドとしては事実上廃番になっているようだ。また一説によればeneloop liteも廃番になったとの噂もあるが、比較的購入しやすく実験で利用した電池の製造日も2024年9月なので、本記事では現行品として扱っている。またソニーやマクセルなどのメーカーは、撤退したらしい。

このあたりのニッケル水素電池が入手できない

 東芝のIMPLUSEは、IMPLUSEブランドの標準タイプがあったが、廃止になったようで、同じTNH-3MEという型番だが赤く「TOSHIBA」と描かれたIMPULSEブランドではないラインナップに切り替わったようだ。ただこの電池は量販店では見当たらず通販のみとなっているようだ。

現在IMPLUSEブランドは、大容量タイプと小容量・長寿命タイプの2タイプで標準タイプはIMPULSEブランドから外れてようだ

 そして2021年11月末から参入してきたのがアイリスオーヤマ。電池そのものも充電器もFDK(富士通)からOEM供給を受けているようなので、100円ショップで売っている中華製にくらべれば安心できる。

 ちょっとややこしいのは「黒い」電池は、大容量タイプではなく「標準容量」。「白い」電池は「長寿命」と表記された「ライトタイプ」になっているのに注意。ニッケル水素電池を使い慣れていると、黒が大容量、白が標準という先入観があるので間違えやすい。

 アイリスオーヤマの白は、ライトライプでeneloop liteやIMPULSE ライトの仲間だ。またFDKのOEMではあるが、添加物が違うようで、標準タイプの1,900mAhの電池は、繰り返し利用回数は半分、1年後残存率や利用可能温度も異なっている。

 ただし放電曲線はほぼ同じで、価格は同じかアイリスオーヤマがちょっと高めなので「富士通のスタンダート」を買う方がお得だ。逆に富士通にはライトタイプがないので、その代わりにアイリスオーヤマの「BIGCAPA 長寿命」を使うと、東芝やパナソニックのように、大容量、標準、長寿命の3タイプを使い分けできる。

※価格はすべて「ビックカメラWebサイト」価格(2025年4月3日現在)

パナソニック eneloop pro(BK-3HCD)

型番 BK-3HCD
公称容量 2,500mAh
繰り返し充放電回数 500回
1年後残存率 85%
利用温度範囲 -5~50℃
重量(実測) 29.8g
寸法 φ14.5×50.5mm
サイズラインナップ 単3/単4
電池のみの価格(4本) 2,400円

パナソニック eneloop(BK-3MCD)

型番 BK-3HCD BK-3MCD
公称容量 2,000mAh
繰り返し充放電回数 2,100回
1年後残存率 90%
利用温度範囲 -5~50℃
重量(実測) 27.0g
寸法 φ14.5×50.5mm
サイズラインナップ 単1/単2/単3/単4
電池のみの価格(4本) 2,180円

パナソニック eneloop lite(BK-3LCD)

型番 BK-3LCD
公称容量 1,050mAh
繰り返し充放電回数 5,000回
1年後残存率 85%
利用温度範囲 -5~50℃
重量(実測) 18.7g
寸法 φ14.5×50.5mm
サイズラインナップ 単3/単4
電池のみの価格(4本) 1,630円

東芝 IMPLUSE 大容量(TNH-3AH)

型番 TNH-3AH
公称容量 2,450mAh
繰り返し充放電回数 500回
1年後残存率 85%
利用温度範囲 -5~50℃
重量(実測) 30.2g
寸法 φ14.5×50.5mm
サイズラインナップ 単1/単2/単3/単4/6p
電池のみの価格(4本) 1,450円

東芝 標準〔旧IMPLUSE 標準タイプと同型番〕(TNH-3ME)

型番 TNH-3ME
公称容量 1,900mAh
繰り返し充放電回数 1,000回
1年後残存率 90%
利用温度範囲 -5~50℃
重量(実測) 25.1g
寸法 φ14.5×50.5mm
サイズラインナップ 単3/単4
電池のみの価格(4本) 1,340円

東芝 IMPLUSE ライト(TNH-3LE)

型番 TNH-3LE
公称容量 950mAh
繰り返し充放電回数 5,000回
1年後残存率 85%
利用温度範囲 -5~50℃
重量(実測) 18.2g
寸法 φ14.5×50.5mm
サイズラインナップ 単3/単4
電池のみの価格(2本) 507円 ※2本単位での販売のみ

富士通 高容量(HR-3UTHC)

型番 HR-3UTHC
公称容量 2,450mAh
繰り返し充放電回数 500回
1年後残存率 非公表
利用温度範囲 -5~50℃
重量(実測) 30.1g
寸法 φ14.5×50.4mm
サイズラインナップ 単3/単4
電池のみの価格(4本) 1,060円

富士通 スタンダード(HR-3UTC)

型番 HR-3UTC
公称容量 1,900mAh
繰り返し充放電回数 2,100回
1年後残存率 90%
利用温度範囲 -5~50℃
重量(実測) 26.4g
寸法 φ14.5×50.4mm
サイズラインナップ 単3/単4
電池のみの価格(4本) 915円

アイリスオーヤマ BIGCAPA 標準(BCR-S3MH)

型番 BCR-S3MH
公称容量 1,900mAh
繰り返し充放電回数 1,000回
1年後残存率 80%
利用温度範囲 0~50℃
重量(実測) 25.4g
寸法 φ14.4×50.4mm
サイズラインナップ 単3/単4
電池のみの価格(4本) 1,190円

アイリスオーヤマ BIGCAPA 長寿命(BCR-R3MH)

型番 BCR-R3MH
公称容量 950mAh
繰り返し充放電回数 5,000回
1年後残存率 80%
利用温度範囲 0~50℃
重量(実測) 18.0g
寸法 φ14.4×50.4mm
サイズラインナップ 単3/単4
電池のみの価格(4本) 1,000円

ニッケル水素電池は乾電池と違って「突然電池切れする」

 乾電池と比べてどのぐらい長持ちなのか?どんな違いがあるのか?からみてみよう。次のグラフはパナソニックと三菱のアルカリ電池の実験結果も入れてある。このグラフは、電池に負荷(5Ω)をつないで電池の消費具合を電圧(V)で表わしたもの。負荷の5Ωは、デジカメで連続撮影しまくったり、子ども用の玩具で使ったイメージだ。

全ニッケル水素電池に加え、代表的な乾電池としてパナソニックと三菱のアルカリ乾電池も示した

 グラフをじっくり見る前に少しだけ注意事項。実験時の気温差が最高3.5℃程度ある点、フル充電になってからの休ませている時間がまばら(触って温かくないことは確認)な点などあるので、駆動時間や初期電圧の違いに現れている場合がある点に注意していただきたい。

 電池は科学現象を利用しているので、温度やコンディションが少し違うと、活性・不活性化のため結果が変ってしまうのだ(なので本家JISでも最終的には何本かの平均値取ってねと……)。そのため初期電圧が低めの場合は駆動時間が長く、高めの場合は駆動時間が短くなる傾向がある点注意していただきたい。

 これらを加味して改めてグラフを見ると、バッチリ「ライト」、「標準」、「大容量」タイプに分かれている。一番左が「IMPULSE ライト」、「eneloop lite」、「BIGCAPA 長寿命」だ。

 第2グループは標準タイプ。「BIGCAPA 標準」、「富士通 スタンダード」、「東芝 スタンダート」「eneloop」となっている。カーブが明らかに違う2本は、左が「三菱」、右が「パナソニック」のアルカリ乾電池だ。標準タイプはアルカリ乾電池とほぼ同じ容量なので、電子機器の駆動時間やデジカメの撮影枚数など、同じ感覚で使えるだろう。

このグラフはカーブを無視して、電池の駆動時間だけに着目したもの。分かりやすいは「僅差」の場合は、テストの誤差で入れ替わりが十分にあるという点だ

 右に突出しているのは大容量タイプ。標準容量の1,900mAh程度に対して、大容量は約1.5倍の2,500mAh程度ある。左から「eneloop pro」、「IMPULSE 大容量」、「富士通 高容量」となっている。

 グラフには1.00Vのラインにピンクの線が引いてある。これはニッケル水素電池の規格で定める「寿命」だ。実際にはこれを下回っても電気が流れるが、電池に悪影響を及ぼすので、1.0Vを下回る前に充電をするべきとされている。なお乾電池の場合は0.9Vが「寿命」と定められている。

 注目すべきは、ニッケル水素電池は1.2V~1.3Vの間でカーブの降下が緩やかになる点。これに比べアルカリ乾電池は1.3V~1.0Vまで直線的に電圧が下がっている。デジタルガジェットでよく見かける電池残量計は、ほとんどが乾電池を基準にしている。そのためニッケル水素電池を使うと、いつまで使ってもずーっと60%の残量があるのに、50%を切ると一瞬で「電池が空」とされてしまうことがあるのはこのためだ。

 またモーターを使う玩具などに使うと、1.5Vの乾電池より速度が遅くなる(ニッケル水素電池は1.2V)などがある。逆にカメラのストロボで使うと、最初は同じぐらいの速度でチャージできるのに、突然チャージに時間がかかるようになり、電池残量計なしでも感覚で電池切れが分かるなどの利点もある。

ライトタイプの駆動時間とコスパは「アイリスオーヤマ」の勝利!

 ライトタイプの駆動時間ランキングを見ると、アイリスオーヤマの「BIGCAPA 長寿命」がトップ。一方放電グラフを見てみると初期電圧が1.45Vと高い(緑)のに長持ちしているところを見ると、これは加点要素になる。

 逆に「eneloop lite」(水色)は初期電圧が一番低く(1.37V程度)、ほかの電池容量より100mAh多い1,050mAh。本来、細く長くで一番長持ちのはずが、アイリスオーヤマとタイっていうのは減点ポイントだ。

 最下位の「IMPULSE ライト」は高めの電圧だが駆動時間は短くなってしまう。価格はアイリスオーヤマとほとんど変わらないので「IMPULSE ライト」のコスパはよくない」という結論になってしまった。逆にいうとアイリスオーヤマが!?と思うかも知れないが、冒頭で説明した通り電池業界では信奉者を多く持つFDKがOEMしてるので、そりゃそっか!と納得。

スペック状から見れば、本来eneloop liteが一番長寿命であるべきだが、アイリスオーヤマとタイ

IMPULSE ライトは、電圧が高い分駆動時間が短くなってしまった。モーターなどを1時間だけ早く回したいという場合にありかも?あまりそんなシーンがなさそうだが

標準タイプはコスパの「富士通 スタンダード」と使いやすさの「eneloop」

 標準タイプの放電グラフは、初期電圧が高いものは駆動時間が短く、低いものは長くなっている。各社一番の売れ筋なので、均すとどれも似たような性能になりそうだ。

 初期電圧が高い2本は「アイリスオーヤマ 標準」と「富士通 スタンダード」。繰り返しになるがアイリスオーヤマはFDK(富士通)からのOEM供給を受けているので、カーブが非常に似ているのにも頷ける。ただ富士通の方がより初期電圧が高いのに長時間駆動できていてかつ、価格がアイリスオーヤマより4本セットで)275円安いのでコスパ面で優位となる。

富士通は駆動時間だけで見ると下位になってしまうが、放電曲線を見るとeneloopと並ぶ使い勝手とコスパを秘める

FDK組の富士通とアイリスオーヤマは高電圧・短駆動時間で似たようなカープを描く。一番癖かく使えそうなのがeneloopだ

 また東芝はすぐに1.20Vを切ってしまう傾向にあるので、デジカメなどで使うとちょっと撮影しただけですぐに半分まで残量が落ちてしまって、使い勝手が悪いかも知れない。しかも繰り返し利用回数がeneloopの半分だ。eneloopの2,180円に比べ東芝は1,340円と圧倒的な安さなので、お試しで使う分にはオススメ。趣味や仕事で使いやすさを求めるなら多少値が張ってもeneloopとなるだろう。

大容量タイプは圧倒的安さで「富士通 高性能」一択

 大容量タイプは、スペック上で見ると「IMPULSE 高容量」と「富士通 高容量」が2,450mAhで、「eneloop pro」が2,500mAhで少し多め。ところが駆動時間では、大差を付けて負けている上に電圧もそこそこなので、これはオススメから除外。

eneloop proはスペック高いが、実性能が追いついていない

富士通とIMPULSEは、ほぼ互角の性能なので価格勝負にもつれ込む

 残る2本は性能的にほぼ互角だ。しかし価格はIMPULSEが1,450円に対して、富士通が1,060円と圧倒的な安さをみせつけるため、コスパも性能も高い「富士通 高容量」をオススメする。

大容量で交換なしか!?ライトタイプを取っ換え引っ換えの方がお得か?

 タイプ別で比較してきたが、ここで疑問が。繰り返し利用回数が少ない大容量を使った方か?それとも圧倒的に繰り返し利用回数が多いライトタイプを取っ換え引っ換え使う方が経済的なのか?という疑問だ。

 ただここで注意事項がある。ニッケル水素電池には、何回繰り返し充電して使えるかが明記されている。その測定方法を示したJISが2019年に改正され「標準タイプだと約1Aで完全に使い切る」となった。しかし旧JISでは低い電流で60%使って継ぎ足し充電した時の寿命だったので、繰り返し充電回数が大きく変っている。

 この記事では旧JISで統一しているので、ライトライプで5,000回、標準で2,000回、大容量で500回程度になっている。なぜならニッケル水素電池の売りは「継ぎ足し充電ができる」から。たとえば1回の撮影考えた時、電池が空になるまで何回も撮影に使うより、撮影を終えたら継ぎ足し充電する人の方が多いと思われるからだ(これは知ってる人の使うい方かもしれない)。

 ただ新JISの繰り返し充電回数を使う場合はそれぞれ、(5,000→)1,500回、(2,000→)600回、(500→)150回程度となっている点に注意してほしい。

 さてこの点を考慮して旧JISで、その電池から何mAhの電力を取り出せるかを計算し、1本の価格で割った場合を調べてみた。つまり生涯容量の合計で見たとき1円で何mAh取り出せるか?のグラフだ。値が高いほどコスパが高く経済的!になる。

このグラフは実験した駆動時間を考慮せず、あくまでもスペック上の理論値+実売価格という点に注意

 コスパの高さは、やはり5,000回程度使えるライト系の電池が強かった。ただ1つだけ突出しているのは「富士通 スタンダード」タイプ。ほかのスタンダードタイプは4本1,500円前後なのに対し、富士通は915円と圧倒的な安さが効いているいるようだ。容量的にはライト系の2倍使えるので、コスパも高く使い勝手もいいのが「富士通 スタンダード」になるだろう。

 コスパ&起動性で考えるなら「アイリスオーヤマ BIGCAPA 長寿命」と「東芝 IMPULSE ライト」だ。ライトタイプを取っ換え引っ換え使うとコスパが高く、4本セットでカメラ実装した時は大容量の6割程度の重さなので機動力にも優れる。ただ交換用の電池を何本も持って歩くと機動力あるのか?という疑問はスルーで。

重量は実測値なので、僅差の場合は同重量と思っても問題ない。重さはかなりバラバラで±0.2g/1本ほどある

 逆に重い割りに長持ちしない起動性の低い電池は、「eneloop pro」になってしまうだろう。

少ない電池でせっせと回せ!充電性能で選ぶならパナソニック

 今回は充電器と電池のセット品で購入したものもあり、標準充電器のセットで安く売ってるメーカーもあれば、大容量タイプは必ず急速充電器なるなどバラバラだった。充電性能も実験したが、カタログスペックとそれほど差がないこともあり、カタログスペック上で検討してみよう。

 ライトタイプは容量が少ないので早く充電でき、大容量タイプはその分充電時間がかかる。ここでは各社2,000mAh程度で揃っている標準タイプで、各社の急速充電器を使って比較している。

各社2つのグラフになっているのは、4本充電できる製品ではあるが、1,2本で充電すると倍速充電してくれるタイプがあったため

 東芝の急速充電器(TNHC-34SMC)のみ1、2本時の倍速充電機能がない。とはいえこれらは急速充電器のため、急速充電器の倍速充電機能だと充電中に電池がかなり発熱するなどのデメリットもある。逆に言えば、東芝の急速充電器は、何本充電してもやさしく充電できると言ってもいいだろう。

 アイリスオーヤマと富士通は、ともにFDK(富士通)の充電器なので性能はまったく同じ。

 一番短時間に充電できるのはパナソニックの急速充電器(BQ-CC85)だ。1、2本なら1時間半という圧倒的な速さ。4本まとめ充電してもほかより1時間早い3時間でフル充電という速さだ。キャンプの照明用電池のように、少ない本数の電池をせっせと回して使うならパナソニックがオススメだ。

目的別「ニッケル水素電池」の選び方

 今回はアルカリ乾電池の記事と違い、大容量、標準、ライトタイプと使い分けができるニッケル水素電池なので、一律に順位を付けるのはいささか横暴。ここでは目的別にどの電池を選んだらいいかを列挙して締めくくることにしよう。

「富士通 スタンダード」なら失敗知らず!安い!早い!高性能!

「富士通 スタンダード」
型番 HR-3UTC
公称容量 1,900mAh
繰り返し充放電回数 2,100回
1年後残存率 90%
利用温度範囲 -5~50℃
重量(実測) 26.4g
電池のみの価格(4本) 915円

 迷ったらコレ!初めて使うニッケル水素電池としてもオススメ。デジタルカメラからストロボ、玩具に電子辞書まで、オールマイティに使える。しかも価格も安く4本セットで1,000円を切っていたら即買いだ!

価格は高いがどこでも売ってる便利さと癖のなさなら「パナソニック eneloop」

「パナソニック eneloop」
型番 BK-3MCD
公称容量 2,000mAh
繰り返し充放電回数 2,100回
1年後残存率 90%
利用温度範囲 -5~50℃
重量(実測) 27.0g
電池のみの価格(4本) 2,180円

 たとえばキャンプでランタンや懐中電灯の乾電池がなくなったので、せっかくだからニッケル水素電池に切り替えるなんて場合。どこでも売ってる「パナソニック eneloop」なら、やや値が張るものの放電カーブに癖がなく、乾電池替わりとして使える。特にLEDのランプなら、一定した明るさが持続するのでオススメだ。

電池交換のタイミングがムズイなら「東芝 IMPULSE」か「富士通」の高容量タイプ

「東芝 IMPULSE 高容量」
型番 TNH-3AH
公称容量 2,450mAh
繰り返し充放電回数 500回
1年後残存率 85%
利用温度範囲 -5~50℃
重量(実測) 30.2g
電池のみの価格(4本) 1,450円
「富士通 高容量」
型番 HR-3UTHC
公称容量 2,450mAh
繰り返し充放電回数 500回
1年後残存率 非公表
利用温度範囲 -5~50℃
重量(実測) 30.1g
電池のみの価格(4本) 1,060円

 仕事の撮影などで長時間フィルムチェンジ(メモリ)ができな場合などは、大容量タイプがオススメ。イチオシは放電カーブが安定している「東芝 IMPULSE 高容量」だが、標準タイプで「富士通 スタンダード」を使っているなら、充電器を共用できる「富士通 高容量」がいいだろう。どちらも性能的には互角だ。

リモコンや時計など省電力機器なら「アイリスオーヤマ BIGCAPA 長寿命」

「アイリスオーヤマ BIGCAPA 長寿命」
型番 BCR-R3MH
公称容量 950mAh
繰り返し充放電回数 5,000回
1年後残存率 80%
利用温度範囲 0~50℃
重量(実測) 18.0g
電池のみの価格(4本) 1,000円

 容量が少ないが、軽いので機動力を生かしたり、繰り返し5,000回ほど使えるので、生涯容量の大きさを生かした取っ換え引っ換え利用には、伏兵だった「アイリスオーヤマ BIGCAPA 長寿命」がオススメだ。もしパナソニックの充電器があるなら「パナソニック eneloop lite」でもいいだろう。



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