ここでは実際に試している読者向けに便利なTipsを紹介する。

ショートカット

 Winlatorでコンテナを起動するとWindowsのような画面が表示されるが、ゲームを起動する度にフォルダーを操作してゲームの実行ファイル(exe)起動するのは面倒だ。

 そんな時はショートカット機能を活用すると便利だ。

 ショートカット機能を使うと、毎回コンテナを起動する手間なく、いきなりゲームを起動させることができる。また、ゲームタイトルにあわせてコンテナ設定を上書きできるところもうれしい。

 登録方法は簡単で、ゲームの実行ファイル(exe)を右クリック(Winlatorの操作としては2本指でタップ)してCreate Shortcutを選択するだけだ。この操作をするとデスクトップにショートカットが登録され、同時にWinlatorのショートカットにも登録されることになる。

 ほかにもインストーラでデスクトップにショートカットを登録した時も同様に登録される。

これでデスクトップにショートカットが作成される

各コンテナのデスクトップショートカットが集まる

ショートカットから行なえる設定はコンテナ設定よりも若干少ない。しかしScreen Sizeに関してはコンテナ設定よりも選択肢が多い。また、Customを設定することでプリセットにない解像度でも設定できる

ゲームが動かない、不安定……そんな時の悪あがき

 Winlatorでゲームが動かなかったり不安定だったりということはよくあることだが、諦める前に設定変更を試してほしい。これまで紹介したタイトルでも対処方法はいくつか紹介してきたが、ほかにもある。

・コンテナ設定→ADVANCED→Box64

 これはBox64のパフォーマンスを調整する項目だ。デフォルトはIntermediate(中くらい)となっているが、よりパフォーマンスを求めるなら「Performance」、安定性重視(他にもUnityエンジンのゲームで有効という話もある)なら「Stability」、互換性重視なら「Compatibility」という具合だ。

・コンテナ設定→DX Wrapper DXVKの横にあるアイコン→DXVK Configuration

 DXVKの設定で、デフォルトは最新の「2.4.1」だ。パフォーマンス重視であればデフォルトのままで良いだろう。

・コンテナ設定→ADVANCED→Startup Selection

 スタートアップ時のサービスをどこまで読み込むかを選べる。デフォルトは「Essential」だ。

 リソースを節約したい場合は「Aggressive」、すべてのサービスを読み込む場合は「Normal」を選択する。なお、この設定はショートカットから変更できない。

・Settings→Box64 Version

 ここはコンテナ設定ではなく「Settings」内となるが、Box64のバージョンを変更ができる。

 デフォルトは最新版の「0.3.4」だ。ゲームがクラッシュする場合は以前のバージョンを試してみる価値はあるが、最新のハードウェアへの対応が未熟な場合もあるため注意が必要だ。

 ほかにもコンテナ設定→WIN COMPONENTSで、DirectXをネイティブかWineか選ぶものもあるのだが今回は割愛する。

 どれもパフォーマンスや互換性に関する項目で重要そうに見えるが、組み合わせを考えるだけで頭が痛くなりそうだ。



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