今回紹介するのはエレコムより、薄型キーとラピッドトリガーを搭載したキーボード「VK720AL」と、FPSに特化した音作りや装着感を目指したイヤホン「VE300M」を紹介する。

 エレコムでは、ハイクラスなゲーミングデバイスブランド「ELECOM GAMING V custom」シリーズを展開している。今回紹介する2製品はどちらも本シリーズのもので、特に「ゲームで勝つ」意識を持った新生活にオススメという。

【初任給で買いたいゲームデバイス特集】とは?

 新生活がはじまる4月、わずかな贅沢を味わいたくなる初任給で、いつもより“ちょっといいデバイス”を探したい! という企画。「多少コストがかかってもいいから、ちょっといいものを選んでほしい」と各メーカーの担当者に伝え、そのオススメ製品を紹介する。

 4月末に初任給を受け取るという方も、そうでない方も、製品の選定の理由も合わせてぜひ今後の参考にしていただきたい。

薄型でラピトリ。速度重視の「VK720AL」

「VK720AL」
発売日:2024年11月17日
価格:オープン(店頭実勢価格32,980円)

 「VK720AL」は、磁気式のラピッドトリガーを搭載したゲーミングキーボード。ラピッドトリガーはキーボードのトレンドだが、さらに薄型キー(ロープロファイル)、日本語配列、75%サイズと四拍子揃った製品は「市場にはほとんどないのでは」という。薄型キーを採用することで、通常のストローク4.0mmのところ、「VK720AL」は2.5mmを実現している。

VK720AL

 ラピッドトリガーは、その仕組みによって最短0.1mmの押し込みで反応するが、実際には押下の途中で止めるのは技術的に難しく、ほとんどの場合はキーを下まで押し切るのが一般的となる。結果的にキーを何度も押すことになるのであれば、よりストロークが短いほうが有利なはず。そこで薄型キーとラピッドトリガーを組み合わせることで、「より今のゲームに合う製品になっているのでは」と開発した。

 キー配列は日本語配列と英語配列を選択可能。また通常のテンキーレスキーボード(80%サイズ)よりもさらに小さい75%サイズにすることで、「少しでも使いやすさと机のスペースを確保できれば」という配慮があるとした。

薄型キー+ラビットトリガーという組み合わせが特徴

付属品のスペースバーユニットに交換すれば、スペースバーの長さ調節が可能

 使いやすさという点では、薄型であることでリストレストが必要ない。机にそのまま置いても、手首を反らせずに済むのでキーの打ち込みが楽になる。さらにボイスチャットの妨げにならないよう、キーの静音性にもこだわっているとした。

 カラーは黒と白の2色を展開。選択肢という点では、他の機能はそのまま、一般的な高さのキーを採用した「VK720A」というシリーズも出ており、好みに合わせて選択することが可能だ。「ゲームに勝つ」を主軸に置きながら、使いやすいため普段のPC作業にも有用となる。「まさに新生活にぴったりの製品」とオススメしていただいた。

上が「VK720A」、下が「VK720AL」

左が「VK720AL」、右が「VK720A」。価格は一緒で、性能の違いはキーの高さのみ

足音は響き、銃撃音はやわらかく。「VE300M」

「VE300M」
発売日:2024年7月18日
価格:オープン(店頭実勢価格12,800円)

 「VE300M」は、ゲーミング、特にFPSに特化したカナル型イヤホンだ。

 まず音作りについては、基本的にはゲームが発する音がそのまま聞こえるような「フラット」な方向で開発が進められている。理由は2つ。ひとつは、ゲームによってサウンド設計は様々であり、色を付けることで逆に音が聞こえにくくなる可能性があるから。

 もうひとつは、自身でアンプをすでに持っている場合も多いため、自分でより好みの音に調整しやすいようにするためだ。

 その上で、もしアンプを持っていない場合でも、中音域を少しだけ上げることで、どのゲームでも変わらない「足音」がより目立つように調製されている。

 また搭載されているドライバーは、高い音を「少しだけ丸めた感じにする」特徴がある。FPSでは高い音として銃声が常に響くが、銃声は耳に刺さるような音であり、聞き続けると耳がどんどん疲労していく。ドライバーの材質の特徴によって、そうした音を和らげる効果があるとした。

 イヤホンの耳への装着方法は2種類あり、ひとつは通常通り装着する方法。もうひとつは、イヤホンを耳の後ろから上に通し、ケーブルを耳にかけるようにして装着する方法だ。

イヤホン部分が回転することで、耳への装着方法を変えられる

 ケーブルを耳にかけることで耳全体にイヤホンの重さが分散されるほか、ケーブルが体などに接触したいのノイズも強力低減できる効果がある。

 さらにMMCX(Micro-miniature Coaxial)対応で、本体部分を取り外してケーブル交換が可能となる。万が一断線しても、ケーブル交換のみで長く使えるというのもポイントとなっている。

ケーブル交換が可能

 「VE300M」には、首掛け式のマイクが付属している。ネックバンドはフレキシブルタイプで、マイクのアームもフレキシブルタイプ。折り曲げるなどして、最適な位置に調整できる。

 新生活という点では、よりコンパクトなイヤホンタイプがオススメであり、マイクが付属することでボイスチャットだけでなくWEB会議などにも利用できるところがポイントとなる。

 マイクが必要ないという場合は、イヤホンのみの「VE300」(店頭実勢価格7,981円)もある。ただ「VE300M」ではマイクのほか、予備のケーブルが1本追加で付属するため、より長く使えるという点でもオススメという。

 イヤホンは取り回しが良く、配信者の使用率もここ最近は増加しており、トレンド傾向になりつつある。「イヤホンには金属製の部品も使われており、高級感や手に取ったときの満足感があると思う。ぜひ新生活のお供として取り入れて」とした。

「VE300M」はマイク付き。肩掛けタイプとなる

さらに予備のイヤホンケーブルも付属する



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