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概要
本書は、現役の大学教授である榊原正幸氏が執筆した「お金の増やし方」に関する教科書的な内容であり、資産形成や投資の基本についての知見を提供します。特に株式投資を中心に、副業や老後の経済的安定についても触れています。著者は、現代のお金に関する問題を解決するための具体的なアプローチを示しており、特に投資に対する考え方や方法論を解説しています。
要約
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お金の諸問題
- 経済状況の変化に応じて貯金方法を適応させることが重要
- インフレ対抗には株式投資が有効
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副業の始め方
- 投資の手段として株式投資は簡単に始められる
- 事業、不動産、株式のいずれかに投資する必要性
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老後の資金問題
- 老後2,000万円問題について解説
- 老後の資金計画には資産形成が不可欠
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株式投資の実践
- 安値を見極めるのは難しく、長期的な視点が必要
- 「パッシブ投資」を提唱し、配当を主軸にした投資手法を解説
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資産増加の戦略
- インカムゲインとキャピタルゲインの両取りが理想
- 配当利回り目標は3.75%以上
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株価暴落時の対処法
- 定期的な市場の回復に期待すること
- ナンピン買いによる損失最小化の方法
- 結論
- 老後資金を獲得するために計画的な投資が必要
- NISAを活用し、長期的に投資を続けることが推奨される
著者：榊原 正幸
発行日：2020年11月10日 第1刷
第1部 お金の問題・副業の始め方・老後の問題、すべてにお答えします!
第1講 今から備えておくべき「お金の諸問題」
・デフレ時代からインフレ時代、お金の貯め方も時代とともに変えていく必要がありますね。
物価高に対する生活防衛のためには、むしろ株式投資をしておくほうがプラスです。株式にはインフレ対抗力があるからです。
第2講 副業に関する考え方
・投資はお金だけではなく、自分にも投資する必要はありますが、お金の場合、株式投資が比較的簡単に初められます。
何らかの「投資」を手がけなければ、お金持ちになれない１. 事業への投資２. 不動産投資
３. 株式投資
第3講 「老後2,000万円必要問題」の解決策を教えます
・老後の配当収入に頼るのは「終身再雇用」のようなもの。65歳から働けなくなっても、お金が働いてくれるようにバトンタッチする準備していきたいですね。
老後2,000万円問題とは、高齢夫婦(夫65歳以上 妻60歳以上 夫婦のみ無職世帯)毎月の赤字額は5万円となっている。
約5.4万円x12ヶ月x30年 ＝約2000万円
第2部 株式投資の実践編 豊かな老後を実現する「負けない」投資法とは?
第4講 投資をする前に必ず知っておいてほしいこと
・安値を見つけるの難しいですね。私は、含み損の時は、安値だと思っています。
配当の受け取りを主軸とした長期投資の手法です。これを「パッシブ投資」と名付けています。・配当を得ることを基本とする・安値で買って、そのまま放置
・１～２年に一度の高値のときだけ、売却を検討
第5講 安全・確実に資産を増やす「パッシブ投資」
・両輪での投資が理想ですね。配当の10倍ということは、10年分の配当を先にもらうことになります。なので、それを再投資した方が、資産が早く増えるという理屈ですね。
・インカムゲインとキャピタルゲインの両取り・配当 3%～5% の10倍 30%～50%の含み益が得られたら売却
・パッシブ投資の目標配当利回り 3.75%以上
第6講 コロナショックのような株価大暴落時にどう対処するか
バブル期(1889年)以降の大暴落で一番長いのが ITバブルで、下落期間は3年、下落率は63.5%です。長い期間、下落深さ、ウ～ン🤔 耐えられるか甚だ疑問ですね。死んだふりか、忘れたふりするしか有りません。
・大暴落は十数年ごとに起こっているが、必ずふたたび回復している
・上級者は、喪失を最小化するために「ナンピン買い」を
まとめ
巻末に株式投資を実践する目的は、老後対策、老後資金を形成すること と 老後の年金代わりの収入を確保することとあります。5万円 ✕ 12ヶ月 ✕ 30年＝1800万円。NISAで無税の枠がこれほど用意されているのを使わない手はありません。でも30年は5万円ずつ投資するのは長いな～。
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