日曜日, 5月 18, 2025
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【映画感想】ベルサイユのばらみけ

🧠 あらすじと概要:

映画「ベルサイユのばら」あらすじ

「ベルサイユのばら」は、フランス革命前夜のベルサイユ宮殿を舞台に、マリー・アントワネットやオスカルなどのキャラクターを通して、女性の自立や愛、階級闘争が描かれます。物語は、華やかな宮廷の裏側に隠された孤独や葛藤を描きつつ、歴史的事件に巻き込まれていく人々の姿を追います。

記事の要約

この記事は、映画「ベルサイユのばら」に関する感想文です。筆者は二度目の鑑賞後、原作のテーマをしっかりと捉えた脚本が感心されており、「女性の自立」「恋愛」「フランス革命」という軸が上手くまとめられていると感じています。特に、マリー・アントワネットの孤独と彼女の周囲との関係が深く描かれており、彼女の感情が強調されています。

オスカルは強く印象的なキャラクターで、彼女の周囲のサポートが孤独感の対比となり、親友アンドレとの関係も自然に表現されていると述べられています。また、貴族の心情や葛藤も描かれており、映画が恋愛ドラマとして扱われがちでも、根本のテーマは異なることに注目しています。全体として、歴史的背景と個々の感情がうまく絡み合った作品であると評価されています。

【映画感想】ベルサイユのばらみけ

みけ

パンフレット欲しいし、二度目の「ベルサイユのばら」を見てきました。
一回目はTwitterで書いちゃったので二回目の感想です。

原作を読んでから見ると、初見時よりかなり解像度があがり「上手にまとめたね?」となりました。多分2.5次元ミュージカル関係の講座だったと思うのですがプロデューサーの方が「舞台化する時は何を伝えたいのか?軸は何か?を見るのが大事」と言っていて、原作の軸の「女性の自立、恋愛、フランス革命」を上手くまとめてるなと思いました。軸を間違わなければ、変更て案外受け入れられると思ってるのです。

では感想にいきます。

マリーアントワネット

M2が割と顕著だと思ってて、ベルサイユ宮殿は白黒。マリーアントワネットからすると、多分ずっと「つまらない世界」で、ひたすら楽しいことだけを見ることで、心を守っていたのかなと思いました。デュ・バリー夫人の無視し続けていたけれど無理やり言葉を交わせられて、涙してるシーンもあって、初見時「なんか嫌なことばっかりなんやろな…」と流してたら、ちゃんと原作にあったことを描いてるんだね。二度目だと、本当マリーアントワネットて孤独なんだよね。周りの取り巻きはマリーアントワネット本人を見ておらず、ただその肩書きを見てるように見える。オスカルも「フランス王太子妃」だし。落馬事件で察するに、アントワネットはおそらく人前に立つ服ではない状態で庇うとか、本当に周囲の人には優しい人。ただその周囲の人にめちゃくちゃ利用されてるんだけど。「領地を与えるのはおやめください!」のセリフがポリニャック夫人への行動を表してるのだと思います。

誰もが知ってる彼女の最期な訳だけど、花を生けてる時に鋏の音を強く出す点に彼女の未来が見えて、脚本家のまとめる力を感じます。

逆にオスカルて圧倒的に孤独じゃないんだよね、どんな時だって味方のアンドレがいて、ばあやがいて、両親がいる。「飾り人形」と言われても、背すじを伸ばせるのはそれがあるからだな、と思いました。そして対比としてマリーアントワネットが孤独で初恋の自分を見てくれる」フェルゼンにのめり込むのは当然なんだよね…。おちついていくのは「母」として無垢に自分を愛してくれる子供がいたからこそなのかな。と思いました。

いや16世も見てあげて。

オスカル

オスカルはやっぱりかっこいいんだけど、ずっとアンドレに距離近くて「俺の…ことを…?」とそわそわしました笑毒ワイン事件の次の日にワインを所望して、しかも「この後もずっとそばにいてくれ」てアンドレのしでかしたことに気づいてて、水に流してくれるって…コト…?!とオスカルの心の広さとアンドレへの想いに感服いたしました。ずっと両思いじゃん!!!

あの時だけアンドレ良さそうな服着てて、一張羅で本当に2人で死ぬつもりだったんだろうな…。

脚本の妙を感じたのは「平民が貴族を憎んでいる」「アンドレ負傷からの失明」「平民についての状態を知り、知りたい!と思う」を襲撃一つにまとめたこと!これすごいよ?!本当原作読み込んだんだと思う。黒の騎士は「平民の状態を知る」「アンドレ負傷」が話の軸だと思うんだけど、軸がずれてないからストーリーの流れが変わっても根幹が変わってないんだよね。原作アンドレもきっとあの状態ならあぁすると思うと思うの。いやにわかだから言い切れないけど!M2かな?オスカルが操り人形みたいなシーンあるけど、あれは最初は父の希望で行っていた、という事なのかな〜。でも本人は最後その操り糸を断ち切るよ、て事かな?最後のバスティーユのところで指示するオスカルがカッコよくて良かったです。

最初は親の指示としても、自分で見たものから考えて、心のままに生き抜いて、アンドレと死後も一緒でよかったね、となりました。

しかし昔に「心も身体も自由だ」と「女性の身でありながら自由に生きる」て言うのを描くのはすごいなと思った。

オスカルのフェルゼンへの恋は映画だと見てるだけの恋だったし、恋愛面幼いのかな〜と思いつつ、アンドレはオスカルにとって親友で兄弟で腹心の部下?で、そこに恋人が追加されるのは存外自然だったのかな。(彼が不幸なら私も不幸て最高にすごい愛の告白だなと思った)

アンドレは絶対一目惚れ。

貴族について

それなりに良い立ち位置にいると思っていても、「(裕福に育っている)貴族の地位が欲しい!」「(貴族の地位はあるが)お金が欲しい」「(貴族で裕福だが)もっとスマートなら」「(貴族で裕福でスマートだが)運命の人は決して結ばれない」

と誰もが自分の位置に思うことがあるのが人間だな〜と思いました。

ジュローデル、本当最初からいて、ずっと部下としてやってきつつも女性と愛してたし、アンドレ込みで認めてくれそうだしオスカルパパ的には良い選択だと思うんだけど、「女性としての幸せ」を提示した時点でオスカルの人生を否定してしまってるのがダメだったのかな。
本当タイミングさえ良ければ結婚してそうな気がします。

まとめ

恋愛ドラマがメインにされてしまった!と言われているけれど、メインビジュアルからすると本質は違うのかなと思うんですよね。
恋愛を否定するつもりは全くないし、ときめくんだけど!!

マリーアントワネットとオスカルがセンターにいて、奥でマリーアントワネットを見るフェルゼン、オスカルを見るアンドレ。そして女性2人は左を見ている。

左は未来のことを指しているから、ふたりはずっと未来を見ていて、それへの話と思った。

ブルクにギリギリ駆け込みました。

みけ



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