土曜日, 5月 31, 2025
ホームレビュー映画【映画感想】バカな男と愚かな人類サスカッチ・サンセットTokiwa

【映画感想】バカな男と愚かな人類サスカッチ・サンセットTokiwa

🧠 あらすじと概要:

映画『サスカッチ・サンセット』あらすじ

この映画は、深い森に住む4体のサスカッチ(UMAがテーマ)を描いています。彼らは自然の理不尽さや人類の文明に触れながら、森の中での生活を送り、その中で様々な出来事が展開されます。セリフが一切なく、ウホウホとした動きだけでストーリーが進行するため、独特のシュールさがあります。

記事の要約

記事では、サスカッチたちが描かれる中での人間の愚かさや、男たちのバカさ加減がテーマとなっています。男性キャラクターが全員愚かに描かれ、現代社会における性別に対する描写について考察しています。また、人類の滑稽さや、サスカッチたちの文明との関わりを通して、両者のバカさが浮き彫りになる様子が描写されています。最終的には、ただ男性や人類の愚かさを感じるだけで、深いメッセージを受け取ることができなかったことへの失望感も表現されています。

【映画感想】バカな男と愚かな人類サスカッチ・サンセットTokiwa

記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。

深い森の中に住むUMA、サスカッチ4体のとある1年。森を渡り歩く生活をしていく中で、自然の理不尽さや人類の文明に触れて、事態が展開していく。

🎬ウホウホ言っててシュール

この映画、セリフがゼロでずっとウホウホ言ってる。だから動物ならでわのシュールな場面が多く、時々笑える。
映画館の入場アナウンスのとき「サスカッチ・サンセット字幕版のご入場を…」って言ってたけど「字幕版」の言葉がじわじわくるくらいウホウホ言ってる。

そのおかげで○んじゃう2体の顛末も悲しいっていうより、あーあ…って感じで観ていられるんだけど、
中盤くらいであることに気づくと全然笑えなくなってくる。

🎬バカな男たち

シュールさに身を隠しているけど、この映画はオス個体が全員バカ。
4体中3体がオスだったけど、もれなく全員どうしようもないバカに描かれている。

いい年して性欲を我慢できないやつ立場を有利にしたいだけのやつ産気づいているメスを無視して丸太遊びに興じるやつ川に石投げて遊んでばっかりいるやつてんぱって事態を悪化させるやつ出産のときに何も役に立たないやついつまでも乳離れできないやつ人間の罠に気づけないやつ

天敵に立ち向かえないやつ

そしてメスの呆れ顔カット。

だんだんこれが分かってくると、もう笑っていられない。現代の映画はしばしばこういうどうしようもないバカな男を描く。

でも仕方ない。男たちは女性をバカにしてきたし、バカに描いてきた。だから男がバカに描かれて、いつの日かバランスが取れる日がくるんだろう。

と、理性では思っているけど実際はもうきつい。
だって差別意識なんて元から持ってないもん。男性の諸先輩方がやってきた愚行の煽りを、今生きる世代が背負う構図だもん。

UMAを使ってまでそう描いてしまう人たちがいて、これはもう我慢するしかないのかなあ…。

🎬愚かな人類

山火事みたいな描写はあったけど、サスカッチたちが道路とかキャンプ道具とか徐々に文明に触れオチていって、最終的に自分たちが博物館になってたってオチだから
別に人類って愚かだよなあっていう展開ではなかったかもしれない。

人間は人間で、UMAだの都市伝説だの探検だの言って、いるかもわからない生物の博物館とか作っちゃうし
サスカッチは道路見て興奮していろいろ漏らしちゃったり、音楽聞いて感情が高ぶったりしているのを見ると、

ある意味どっちもどっちで愚かというか滑稽みたいな感じではあったけど、
特にそこから読み取れることはなかったなあ。

観終わった後に心に残るものがなくて、むしろ男ってバカだよな、人類って滑稽だよなって読み取っただけだった。そこに思考の余地がない気がした。

映画あるあるではあるけど、お金払ってこんな気持ちになるのかって感じだったなあ。仕方ないけど。

Tokiwa

映画が趣味の30代男性です。映画をみて感じたことを書きます。映画はオールジャンル観てます!



続きをみる


Views: 0

RELATED ARTICLES

返事を書く

あなたのコメントを入力してください。
ここにあなたの名前を入力してください

- Advertisment -