木曜日, 6月 5, 2025
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【映画感想】『岸辺露伴は動かない 懺悔室』この世界が好きマルコ

🧠 あらすじと概要:

あらすじ

映画『岸辺露伴は動かない 懺悔室』は、著名な漫画家・岸辺露伴を主人公にしたミステリー作品です。露伴は、オールイタリア・ヴェネツィアを舞台に、自身の特異な能力「ヘブンズドア」を駆使して、目の前で起こる奇妙な出来事に巻き込まれます。古い教会での懺悔を耳にしたことから、仮面を被った男と不安を抱える仮面職人の女性との運命が交錯し、さまざまなドラマが展開していきます。

記事の要約

監督・主演ともに、岸辺露伴の世界観を愛する著者が映画を観た感想を述べています。ヴェネツィアの美しいロケーションが物語に深みを与え、シリアスな内容ながらも笑いを交えた展開に魅了されたことが語られています。また、登場人物の情感に触れながら、エンターテインメントとしての魅力や映像表現の素晴らしさを称賛しています。後半のオペラシーンが少し予想通りだったものの、全体的に映画は観客を完全に引き込む素晴らしい作品であると締めくくられています。

【映画感想】『岸辺露伴は動かない 懺悔室』この世界が好きマルコ

マルコ

五月病のようなものから、ゆるゆると抜けて、自分をなんとかしようと思ったある日、この映画が公開中だということを思い出し、居ても立っても居られなくなり、観に行きました。

やっぱり露伴先生、高橋一生さんの演じる「岸辺露伴は動かない」の世界が大好き。

オールイタリア、ヴェネツィアでのロケ。
露伴先生の出で立ち、その発する言葉が、この街の歴史(紡ぎだされてきた雰囲気)と相まって、これから始まるミステリーの世界にスーッと入っていけます。

「ヘブンズドア」…人の生きてきた記憶を本にして読むことができる能力。
迷路のような石畳の路地で、露伴先生が2人の男の顔から剝がれた『記憶の本』を読むところ。これって昔、怪人二十面相とかで、顎のあたりに手をおいて、顔面マスクを剝がすシーンを思いだしたりするんですが、そういうちょっと奇妙なところ、面白いですよね。

格式ある古い教会。そこで懺悔する男の告白を、たまたま露伴先生が聞いてしまうところから、事件はスタート。
なぜ懺悔する男は仮面を被っているのか。

そして「幸福が来ようとすると、不幸を選ばされてしまう」仮面職人の女性と露伴先生の出会い。彼女は、もうすぐ幸せがやってくることに不安を感じています。

懺悔する男と仮面職人の女性。この二人はどうなっていくのか。

「幸せの絶頂のときに、最大の絶望を味あわせる呪い」とは、どういうことなのか?

前半の見せ場は、ポップコーン投げのシーン。シリアスなんですが、結構笑えちゃったりするんです。

大東さんの顔芸がすごくて (^-^;

個人的には、後半オペラ「リゴレット」を、露伴先生と泉くんが鑑賞するのですが、その場面があったため、私はその後の展開が読めてしまい、ちょっとだけ残念でした。
でも、いやいや、そんなことは今となってはもうどうでもいいのです。

やっぱり極上のエンターテインメントというのは、その世界に完全に浸らせてくれる映画であることだと私は思っています。その世界をいっしょに楽しみ、いっしょに怖がって、いっしょに泣いて、いっしょに感動する。

そういう意味で「岸辺露伴は動かない 懺悔室」は、最高のエンターテインメント。ヴェネツィアでの1シーン、1シーンのこだわり抜いたカットも、役者さん一人ひとりのこの物語への愛も、奇妙なぞわぞわする音楽も、最高に面白い。

マルコ

こんにちは!仕事(事務職)をしながら、クラウドワークスで2024年12月から副業をしています。日々の学び、気づいたこと、気になったこと、誰かの役に立つことを書いていきたいと思っています。30代でも40代でもない、いいお歳の人です。



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