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【映画レビュー】フォードvsフェラーリ遊 – Yumin Flaneur

🧠 あらすじと概要:

映画『フォードvsフェラーリ』あらすじ

この映画は、フォード社がル・マン24時間耐久レースに挑戦し、当時の王者フェラーリに立ち向かう物語です。主人公は、自動車デザイナーのカロル・シェルビー(マット・デイモン)とドライバーのケン・マイルズ(クリスチャン・ベール)。彼らは、自社の名声をかけて無謀な挑戦を続けながら、チームの結束や個々の葛藤を描いています。実話を基にしたストーリーであり、多くのドラマや感動的な瞬間が詰まっています。

記事の要約

この記事では、『フォードvsフェラーリ』がどれほど面白い作品かを紹介しています。映画は王道のストーリーを持ちつつ、キャラクターたちの人間関係や葛藤が描かれ、感動や笑いを引き起こすことが特長です。シェルビーとマイルズの関係や、彼らを支える家族の描写が印象的で、モータースポーツに詳しくなくても楽しめる内容となっています。レースシーンやキャラクターたちの個性が際立ち、視覚的にも楽しめる大作であると評価されています。評価は4.0点です。

【映画レビュー】フォードvsフェラーリ遊 - Yumin Flaneur

遊 - Yumin Flaneur

2025年5月20日 23:58

THE 映画って感じのめちゃくちゃ面白い作品。キャスト、キャラクター、ストーリー、映像、すべて揃った素晴らしい大作だ。

大衆車フォードがル・マン24時間耐久レースに参戦し、当時の王者フェラーリに挑む中で起こる人間ドラマを描く話。タイトルの印象と違ってほぼフォードの話で、フェラーリは敵役として登場する程度である。実話を基にしているが、改変している部分もあってそれほど忠実という訳ではないらしい。私はモータースポーツには疎いので、どの程度の改変なのかは理解できていないが、その代わり結末を知らずに見ているので大変わくわくできた。

なお、モータースポーツに疎い私でも大変楽しめたが、耐久レースは1台の車を複数のドライバーで交代して運転するレースであるとか、モータースポーツは各社から複数チームが参戦するのが一般的、みたいな基本的な知識は必要だろう。

この映画、本当に王道のベタなストーリーなんだけど、その王道が最強に面白い。参戦したばかりの大衆車のメーカーがル・マン優勝を目指すという、無謀とも思える夢に向かって戦うチーム。その中でもチームを率いるシェルビーと、腕は一流だがトラブルメーカーのドライバーであるマイルズの関係。フォードという大きな組織と、その中にあるレーシングチームの軋轢。フェラーリという癖のある敵。家族の愛。映画の魅力が詰まった超王道のストーリーなのだ。
めちゃくちゃ感動できるし、めちゃくちゃ応援できるし、笑えるシーンとか、おしゃれなシーンとか、悲しいシーンとか、とにかくこういうの好き!っていうものが詰まっている。

キャラクターもバラエティーに富んでいる。マット・デイモン演じるシェルビーは主人公であるものの、ヒーローとしてではなく人間臭く描かれている。もう一人の主人公、クリスチャン・ベール演じるマイルズなんてとんでもなくクセが強く、トラブルを起こしてばかりだ。でも、面倒くさい奴だけど面白い。この面倒くさいマイルズの夢を応援し、焚き付け、支える妻のキャラクターが大らかでめちゃくちゃ良い。この映画の主人公がシェルビーとマイルズである事は間違いないし、二人のキャラクターも関係も魅力的だけど、彼女のキャラクターも本当に魅力的で大好きだ。また、二人の息子も父を尊敬し、レース大好きに育っているのがかわいい。

フォード本体の、いかにも大企業らしい役員たちのふるまいも、いやらしくて結構好きだ。

レースを描く映画らしく、レースのシーンはめちゃくちゃカッコ良い。ちょっと昔の話なので、車のレトロな感じも味がある。レース好きだったら、もっとこの映画を楽しめたのだろうなぁと思う。

『フォードvsフェラーリ』 4.0

遊 - Yumin Flaneur



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