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【映画】岸辺露伴は動かない「懺悔室」あとおじ@アート王子 エンタメ・アート研究所

🧠 あらすじと概要:

映画『岸辺露伴は動かない 懺悔室』あらすじ

「岸辺露伴」は、人気漫画『ジョジョの奇妙な冒険』のキャラクターである漫画家。今回の映画『岸辺露伴は動かない 懺悔室』は、露伴がイタリア・ベネチアの教会で仮面の男の告白を聞くことから始まります。この告白は、幸せの絶頂で絶望を味わうという呪いの話であり、水尾(大東駿介)の運命にまつわるものです。好奇心が強い露伴は、自身の能力「ヘブンズ・ドアー」を使ってその人物のことを本にしようとするが、次第に自分自身も呪いに巻き込まれてしまいます。

記事要約

映画の感想では、原作をベースにしつつ、イタリアを舞台に描かれた独自のストーリー展開が評価されています。登場キャラクターが日本人に変更されている点や、岸辺露伴の魅力を引き出す構成が好評です。また、映画内の音楽や風景もイタリアらしさを感じさせる工夫が凝らされています。

タイトルの「岸辺露伴は動かない」についても考察され、物理的には動いているものの、露伴の信念や美意識はブレないという意味を持つことが指摘されています。さらに、実写化においてスタンドビジュアルが省かれていることについて、「ストーリー重視」のアプローチが重要視されているとしています。全体として、作品の独自性と露伴のキャラクターに焦点を当てた実写化が楽しめる内容となっています。

【映画】岸辺露伴は動かない「懺悔室」あとおじ@アート王子 エンタメ・アート研究所

あとおじ@アート王子 エンタメ・アート研究所

2025年5月28日 14:43

こんにちはあとおじ(アート王子)です!
映画「岸辺露伴は動かない 懺悔室」を見てきました!

picture_pc_dc018c066dab108e98c2be1a98a8fTOHOシネマズ梅田で観ました

2025年5月23日公開、111分

漫画家・岸辺露伴(高橋一生)は取材で訪れたイタリア・ベネチアの教会で、仮面を着けた男のざんげに耳を傾ける。それは誤ってソトバ(戸次重幸)を死なせてしまった水尾(大東駿介)にかけられた、「幸せの絶頂時に絶望を味わう」のろいの話で、彼には幸せが次々に襲いかかってくるのだという。好奇心を抑えられなくなった露伴は相手のことを本にする特殊能力「ヘブンズ・ドアー」を使ってしまい、やがて自分にも幸福になるのろいがかかっていることに気付く。

あらすじ

「ジョジョの奇妙な冒険」の大人気キャラ、漫画家「岸辺露伴」のスピンオフ作品、「岸辺露伴は動かない」の実写作品。これまでテレビシリーズで制作されてきましたが、今回は映画化第2弾です。

第1作目「ルーヴルへ行く」はフランスが舞台でしたが、今回の「懺悔室」はイタリアが舞台です。

感想

原作では懺悔室の告白までですが、そこまでは原作をベースに描き、映画ではその後まで描いています。登場人物もイタリア人ではなく、日本人に変更されていて共感しやすくなっていました。原作の恐怖感を大事にしつつ、岸辺露伴の活躍を主軸にした(原作は懺悔室での話が物語のメインだったのに対し)構成になっていました。岸辺露伴(高橋一生 露伴)の魅力が詰まっているので実写映画版として良かったです。

また作中の音楽や風景がイタリア感をすごく出していて良かったです。

岸辺露伴は動いている

今回の映画に直接関係ありませんが、一つ疑問に思った事が、露伴の性格上「自分で見聞きしないと納得出来ない」という、ある意味行動力オバケで、めちゃくちゃ「動いている」(今回もイタリアに前乗りしている)じゃあないか!と。
chat GPTに聞いてみました。

■ タイトル「岸辺露伴は動かない」についての考察このタイトルには、いくつかの皮肉や比喩的な意味が込められていると考えられます。● 表面的な意味とは逆の“反語的タイトル”露伴は実際、国内外を問わずあちこち飛び回り、事件に首を突っ込み、しょっちゅう危険な目に遭っています。それにもかかわらず「動かない」というタイトルがついているのは、物理的な移動ではなく“精神的スタンス”の堅牢さを表している可能性が高いです。→ 岸辺露伴が「動かない」のは:•信念•美意識•好奇心に対する姿勢•創作に対するプライド

これらは一切ブレない。いかなる状況にあっても、自分のルールと流儀に従って動く彼の「芯の強さ」が、“動かない”という言葉に込められているんだと思います。

つまり、止められない好奇心によって肉体的には”動いている”が、露伴のポリシーはどんな事があっても”動かない”と。なるほど。

また荒木飛呂彦先生は

2013年ごろのインタビューで、こういった趣旨の発言をされています(※要約):「“動かない”というのは、短編形式の“スピンオフ作品”という意味なんです。

本編(ジョジョ本編)ほど激しく動くわけじゃない、ミステリーやホラー寄りの話を静かに展開する場、という意味で『動かない』とつけた。」

ジョジョ本編を邪魔しない、岸辺露伴にまつわるストーリー重視の作品に位置付けているようです。
スタンド攻撃合戦で”画的に動かない”。ジョジョ本編に”影響が出るほどは動かない”という事なんですね!

スタンドビジュアルが出ない

もう一つ、実写化されてから気になっていた事が、実写化では「ピンクダークの少年」のようなスタンドビジュアルが出ない事が違和感だったのですがchat GPTに聞いたところ

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1. “スタンドバトル”の文法を外すことで、露伴のキャラに集中できる2. ヘブンズ・ドアーの能力は視覚化しなくても成立する

3. スタンドを出すことで“本編と繋がる問題”が出てくる

つまり、実写化するにあたって”スタンド能力”は必要だけど“スタンドビジュアル”が「ストーリー重視」の実写化では邪魔になるという事ですね。「本にして情報を読み取る、書いて命令する」コレさえあればOKで、スタンドビジュアルを出すことによって「スタンドバトル」や「他のスタンド使い」の匂いを消す事が出来る意図があるんですね。

こうして考察すると面白いですね。

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