🧠 あらすじと概要:
映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』のあらすじ
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』は、1969年のハリウッドを舞台に、落ち目の俳優リック・ダルトンと彼のスタントマンで親友のクリフ・ブースの日常生活を描いた作品です。リックはかつての名声を失い、仕事に苦しみながらも、彼の周囲の人々や自身のアイデンティティを探求していく姿が描かれています。この映画には、実際のシャロン・テート事件が背景にあり、歴史的な要素がストーリーに重層的に影響を与えています。
記事の要約
感想文では、最初は家事をしながら映画を観るも、次第にその深さに気づき、再度じっくり観ることにした筆者。リックとクリフの友情や、リックの俳優としての誇りが感じられるシーンが特に印象に残ります。特に、リックが子役少女と演技について話す場面や、トレーラーで癇癪を起こす姿が心に響き、人間らしさやかっこよさを示しています。また、クリフが犬のごはんを作るシーンも印象的で、リックの昔の栄光を思い出させる重要な要素になっています。この映画は、派手さはないが自分が誰かの記憶に生き続けることの大切さを教えてくれる作品となっています。
印象に残ったシーン
リック・ダルトンが、子役の少女と真剣に演技の話をする場面。西部劇の現場でセリフを覚えられずに恥をかき、トレーラーでひとり癇癪を起こす場面。
どちらも、彼が俳優としての誇りをまだ失っていないことが伝わってきて、切ないけど、人間味があって、かっこよくもあった。
クリフが犬のごはんを作る場面も好きだ。やたら雑に缶詰めのフードをお皿に落とすところが妙に印象に残っている。
テレビをみながらリックダルトンとクリフがリアクションするシーンも、なんだかリアルで微笑ましい。
リック・ダルトンは、いまやかつての栄光からは遠ざかっているけれど、それでも人々は彼のことをちゃんと覚えていて、ときどき褒めてくれる。それって、誰かの記憶の中で自分が生き続けている、ということだと思う。
たとえ派手じゃなくても、それはすごく大切で、幸せなことだ。
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