5キロ2000円台の備蓄米が店頭に並んでも、それは一時的なもので終わる可能性があると木村氏は指摘する。
「ここ数年、コメの需要は約700万トンなのに対し、供給は680万トンに押さえつけられてきました。つまり需要と供給のバランスが壊れてしまったのです。ところが備蓄米の総量は、もともと100万トン。第1回と第2回の放出は30万トンでしたから、残りは70万トンに過ぎません。消費者が2000円台のコメに殺到すればあっという間になくなり、再び5キロ5000円台の高値に戻ってしまう可能性も否定できないのです」
(中略)
豊作でも不作でも農家には常に一定の収入が入るよう国が税金を使って調整する。この制度を実施すれば、ひょっとすると離農は減るかもしれない。だが……。
「しかし後継者不足を解決できるほどのインパクトはありません。極論にはなりますが、私は以前から農業従事者は“国家公務員”にすべきだと主張してきました。私たち農家は農作物を作ることで食の安全保障に寄与しています。土地と景観を守り、水田はため池の機能も果たすので国土の保水にも役立っています。農業もまた、日本を守り、公共に奉仕する仕事だと言えるのではないでしょうか」(同・木村氏)
※詳しくは下記リンクより
「ここ数年、コメの需要は約700万トンなのに対し、供給は680万トンに押さえつけられてきました。つまり需要と供給のバランスが壊れてしまったのです。ところが備蓄米の総量は、もともと100万トン。第1回と第2回の放出は30万トンでしたから、残りは70万トンに過ぎません。消費者が2000円台のコメに殺到すればあっという間になくなり、再び5キロ5000円台の高値に戻ってしまう可能性も否定できないのです」
(中略)
豊作でも不作でも農家には常に一定の収入が入るよう国が税金を使って調整する。この制度を実施すれば、ひょっとすると離農は減るかもしれない。だが……。
「しかし後継者不足を解決できるほどのインパクトはありません。極論にはなりますが、私は以前から農業従事者は“国家公務員”にすべきだと主張してきました。私たち農家は農作物を作ることで食の安全保障に寄与しています。土地と景観を守り、水田はため池の機能も果たすので国土の保水にも役立っています。農業もまた、日本を守り、公共に奉仕する仕事だと言えるのではないでしょうか」(同・木村氏)
※詳しくは下記リンクより
document.write(” + ”);
🧠 編集部の感想:
この現役農家の意見は、食料供給の不安定さを浮き彫りにしています。米の価格が下がらなければ、消費者は苦しい立場に置かれ続けます。また、農業を国家公務員として位置づける提案は、農業の重要性を再認識させるものですが、実現可能性はどうなのか疑問も残ります。
Views: 2