つい先日、日産から「受注を再開した人気モデルを試乗してみませんか?」と連絡が来た。聞けば、ひと目で心惹かれ、いつまでも愛し続けられる車らしい。となると伝統と最新技術を組み合わせたあの車で間違いないだろう。そう……
“Zファンのための歴代最高のZ” こと「フェアレディZ NISMO」が新規受付を再開したに違いない。試乗してテンションが上がったら買っちまうか! ってことで、横浜にある日産自動車グローバル本社に足を運んだ。
・人気モデルの受注再開
結論を言ってしまうと、受注を再開したのはやはり「フェアレディZ」(※24年11月より再開)、「フェアレディZ NISMO(ニスモ)」の全グレードだという。抽選ではなく普通に注文できるそうだ。んで、日産が私に用意してくれたのは……
フェアレディZ NISMO!
・フェアレディZ NISMO
フェアレディZといえば昭和を代表するモダンで洗練されたスポーツカー。「Lust then Love(ひと目で心惹かれいつまでも愛し続ける)」なる宣伝文句のとおり、その美しいデザインこそがZ最大の魅力で、熱心なファンも当然多い。
そんなZファンのための歴代最高のZが……現行の7代目「RZ34型」。シルエットやフロントヘッドランプなど、歴代フェアレディZへのオマージュを盛り込んでいるのが特徴だ。さらに史上最強のエンジンを搭載。まさに伝統と革新……!
そんでもって「ニスモ(NISsan MOtorspot)」とは、モータースポーツ活動から生まれた “日産の走りの最高峰ブランド” らしい。最新のZ NISMOは55年以上の歴史の集大成ってことだ。
カラーは「NISMOステルスグレー / スーパーブラック 2トーン」をはじめとする全5種類。生産体制を強化したことで、全グレードおよびボディカラーの通常オーダーが可能になったという。
「エアロパーツを貫く赤いラインやZエンブレムに歴代の情熱が凝縮されています」と担当者。サイドには日本刀を彷彿とさせるシルバーのラインも入っている。その他、詳しい性能等については専門メディアをチェックしてほしい。私の説明はもう限界だ。
とにかくそんなスーパーカーに……
乗ってみた。
・ヤバい
まずシートの座り心地がヤバい。ドライバーを包み込んで車とシンクロできる絶妙なホールド感……「人馬一体」の感覚と言っていいだろう。最高にヤバい。超快適!
ド素人の私が「走りの質が違う!」と言っても説得力に欠けるが、操作性が高いことくらいは分かる。9速ATのスムーズな加速によってスポーティーな走行が楽しめるのだ。
ちなみに担当者曰く、ベースモデルは「ワルツのようななめらかな加速・コーナリング」が特徴で、このNISMOモデルは各性能をよりパワーアップさせたエネルギッシュさが特徴らしい。
ともあれ、ワルツとは気品をまとったフェアレディならではの表現である。ダンスを踊るように運転を楽しめるとは「技術の日産が人生を面白くする」ということだろう。
そういえば、メーター内にナビやオーディオ等が表示されるのもポイント。運転中に視線を大きく移動することなく必要な情報を入手できる。よりスマートなドライブが実現可能だ。少なくとも私の現愛車にはこの機能がない。これが地味に良い。
うむ、気に入った。愛車にしたいか・したくないかで言えば、100対0で愛車にしたい。ただ1つ気になることと言えば……価格である。
・この前は買えなかったけど
前回試乗した「GT-R Premium edition T-spec」は約1900万円と言われた瞬間に絶句してしまった。しかも買えない(即完売)ってマジかよ……と、世界に誇るGT-Rの人気の高さに震えてしまったのを覚えている。
・買えるのか
そんなわけで、フェアレディZ NISMOの価格を聞いてみると……
「930万2700円です」
…………
もう少しだけ試乗させてください(一生の記念に)
・買えず
残念ながら今回も買えず……ベタで申し訳ないけど宝くじが当たったら購入したい。とにかく今は全グレード・カラーの通常注文が可能。抽選ではなく普通に買えるので憧れの車を手にしたい方はぜひ! ワルツのような走りを体験してみてくれよな!
参考リンク:日産「フェアレディZ」
執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.
🧠 編集部の感想:
フェアレディZ NISMOの受注再開は、多くのファンにとって待望のニュースです。930万円という価格は高めですが、走りの質やデザインは魅力的で、心惹かれるものがあります。運転の楽しさを追求した最新の技術が盛り込まれており、実際に体験してみたいと思わせる車です。
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