

人や組織はどう考え、どう行動するかを考え続ける――。企業や社会で日々悩みながらも前を向き、変革を推進しようとする「チェンジリーダー」へ、人をベースとした、経営・戦略や組織、そしてイノベーションに関する情報をお届けする「経営・戦略デザインラボ」。理論と実践をかけ合わせたイベントシリーズ第12弾「シン・日本の経営と成長戦略 ―日本企業はいかに『変革と成長』の経営を実現すべきか―」(※)で行われた、IGPIグループ会長/日本共創プラットフォーム(JPiX) 会長の冨山和彦氏の講演を特別公開します。(構成/ダイヤモンド社 編集委員 長谷川幸光、特別協力/ダイヤモンド社 論説委員 大坪 亮)※2024年11月13日実施
日本企業は抜本的なマネジメント改革と
新たな成長戦略が求められている

IGPIグループ会長、日本共創プラットフォーム(JPiX) 会長。ボストンコンサルティンググループ、コーポレイトディレクション代表取締役を経て、2003年に産業再生機構設立時に参画し、COOに就任。解散後、2007年に経営共創基盤(IGPI)を設立し、代表取締役CEO就任。2020年10月よりIGPIグループ会長。2020年に日本共創プラットフォーム(JPiX)を設立し、代表取締役社長就任。パナソニックホールディングス社外取締役、メルカリ社外取締役。日本取締役協会会長。内閣官房新しい資本主義実現会議有識者構成員、内閣府規制改革推進会議議長代理、金融庁スチュワードシップ・コード及びコーポレートガバナンス・コードのフォローアップ会議委員、国土交通省インフラメンテナンス国民会議会長、他政府関連委員多数。東京大学法学部卒、スタンフォード大学経営学修士(MBA)、司法試験合格。主著に『コーポレート・トランスフォーメーション 日本の会社をつくり変える』(文藝春秋)、『「不連続な変化の時代」を生き抜く リーダーの「挫折力」』『なぜローカル経済から日本は甦るのか GとLの経済成長戦略』(ともにPHP研究所)、『ホワイトカラー消滅 私たちは働き方をどう変えるべきか』(NHK出版)ほか多数。
「コペルニクス的な大転換期」を迎える日本市場において、日本企業は抜本的なマネジメント改革と新たな成長戦略が求められている。
本講演では、企業変革・経営改革のプロフェッショナルとして数多くの企業再生を手がけてきた冨山和彦氏が、不確実性が高まる時代において、今後、企業はいかに変革を進めるべきかを解説する。
冨山氏は、不確実の中で「確実に起こること」、すなわち、人手不足の長期化、ゲームチェンジングの時代、日本的経営モデルの耐用期限切れ、AI革命によるホワイトカラー中間層の時代の終焉、これらへBetすべきだと説く。
その際にカギとなるのが、企業のトランスフォーメーションと、人材のトランスフォーメーションの整合化だ。それを見越して人的資本経営の革新を行うべきであり、両利きの企業、両利きの国民、両利きの国への転換が急務だという。
冨山氏の分析から、日本企業の新たな経営・成長戦略が見えてくるはずだ。
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