ユーザーのタンタンパパさんがXに投稿した内容によると、中国四川省で行われた伝統行事「打鉄花(だてっか)」で、観客が極めて近い距離から見物していたため、事故が発生しました。
「打鉄花」は溶かした鉄を空に向けて撒き散らすもので、その鉄の粒が群衆に降り注ぎ、頭髪が焼けたり、ダウンジャケットに穴が空くなどの被害が確認されています。
実際に現場で撮影された映像には、大勢の見物人が爆発的な火花に包まれる様子や、火の粉を浴びて涙する子ども、髪や衣類が損傷した複数の人物が映っており、深刻な安全管理の問題が浮き彫りとなりました。
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中国四川省で行われた溶かした
鉄を空に向けて振りまく「打鉄花」で近すぎた観客に大粒の焼けた鉄が降り注ぐ事故
いつもながらなんでこんなに危機管理ができない
人々なんでしょうね😮💨pic.twitter.com/iViz4VKnYb
— タンタンパパ (@tintinpapa1) May 14, 2025
こわ…子供かわいそう😢
— yoshi (@1z_yoshinani) May 14, 2025
事故に遭った連中が中国人だから別にどうでもいいし、アホやな連中やな、って気持ちと、日本でこんな事故が起きたら嫌だな、って気持ちが同時に沸きたってしまった…
— よーへー (@YI8457070693836) May 14, 2025
CGかと思った😰
— りょう (@to_ryo_ma) May 15, 2025
ショットガンの銃口に自分から近づくようなもんじゃん…😱
— 六甲 稔 (@t6DqxDRcDvjYeZ7) May 15, 2025
「打鉄花」は500年以上の歴史を持つ中国の伝統行事であり、現在では一部地域で無形文化遺産にも登録されています。
特に春節や元宵節などの祝いの場で披露されることが多く、観客を魅了する幻想的な火花は地域文化の象徴とも言えます。
しかし、その演出には溶けた鉄という極めて高温かつ危険な素材が使われるため、厳重な安全管理が前提となります。
従来、演者は熟練の技術を持ち、観客との距離も十分に保たれてきましたが、観光資源としての演出強化やSNS映えを狙った演出の過激化が、こうした事故を引き起こす一因になっている可能性があります。
文化遺産としての保存と現代の安全要求とのバランスが、いま強く問われています。
文化継承には現代的な危機管理が必要
今回の事故は、伝統文化を守り続ける難しさと、現代におけるイベント運営の課題を同時に浮かび上がらせました。
地域の誇りとして受け継がれてきた「打鉄花」ですが、安全対策が甘ければ、文化そのものが危機にさらされることになります。
SNSによってイベントが瞬時に拡散され、期待と注目が高まる一方で、運営側が適切に対応できていない現状が明らかとなりました。
観客との距離管理、防護設備の設置、緊急時の対応訓練など、現代の基準に見合った安全体制が不可欠です。
伝統を次世代に伝えるには、ただ形を残すだけでなく、時代に即した運営方法を模索し続けることが求められます。
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