

人や組織はどう考え、どう行動するかを考え続ける――。企業や社会で日々悩みながらも前を向き、変革を推進しようとする「チェンジリーダー」へ、人をベースとした、経営・戦略や組織、そしてイノベーションに関する情報をお届けする「経営・戦略デザインラボ」。理論と実践をかけ合わせたイベントシリーズ第15弾「Transformation Day 顧客との共進化によって「ダイナミックな変革」を実現する」(※)で行われたハーバード・ビジネス・スクール教授のステファン・トムケ氏の講演を特別公開します。(企画・構成/ダイヤモンド社 編集委員 長谷川幸光、協力/中川生馬)※2025年3月25日実施
前例主義の組織体制をどのようにして
「実験志向の組織」に変えるか

アリゾナ州立大学電気工学修士、マサチューセッツ工科大学修士・博士(経営学および電気工学)。マッキンゼー社コンサルタントを経て、1995年からハーバード・ビジネス・スクールで教鞭を執る。2004年、同校教授に就任。製品、プロセス、技術開発、組織設計と変革、戦略についてグローバル企業と協力し意欲的な研究を進めている。経営学者、藤本隆宏氏や延岡健太郎氏との共同研究も行った。教育における革新のためのアプガー賞受賞。著書に『Experimentation Works ビジネス実験の驚くべき威力』(日本経済新聞出版)など。
トヨタ生産方式、新製品開発、そしてイノベーションに詳しい、ハーバード・ビジネス・スクール教授のステファン・トムケ氏が登場! 製品やサービスにおいて、新たな価値を生み出し、イノベーションを推進するためにはどうすればいいかをレクチャーする。
トムケ氏は「R&Dや製品開発の担当部門だけでなく、組織全員が失敗を恐れることなく試行錯誤できればもっとイノベーションが生まれるはずだ、ためらうことなく「実験」を試みよ」と主張する。
しかしそう簡単に実験志向の組織になれるわけではなく、前例主義の組織体制がそれを拒んできた現実がある。
本講演では、「ビジネス実験」の重要性とともに、実験志向の組織になるための5つの過程(ABCDEフレームワーク)についても解説。新商品の開発、ビジネスモデルのシフト、顧客進化(カスタマートランスフォーメーション)、そして、意思決定。マイクロソフトやアップルストアなど多数の企業事例を紹介しながら、「実験」の威力を解き明かす。
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