🧠 概要:
記事概要
この記事は、WordPressの初心者向けに「カスタム投稿タイプ」について解説しています。著者のよしおが、カスタム投稿タイプの基本的な概念やその必要性、プラグインを使用した作成手順をわかりやすく説明し、実際に自分のサイトで活用できる方法を紹介しています。
要約の箇条書き
- 著者の紹介: よしおがWordPressの初心者向けにカスタム投稿の重要性を説明。
- カスタム投稿タイプの必要性: 標準の「投稿」と「固定ページ」だけでは対応できない複雑な情報を管理するためにカスタム投稿が必要。
- 「投稿」と「固定ページ」の違い:
- 投稿: 時系列で情報を発信(ブログやお知らせ)。
- 固定ページ: 常設の情報を掲載(会社概要や問い合わせフォーム)。
- カスタム投稿タイプの利点:
- 情報の整理が容易になる。
- 特定の項目を設定でき、デザインの柔軟性が向上。
- 作成方法: プラグイン「Custom Post Type UI (CPT UI)」を使用して簡単にカスタム投稿を作成可能。
- 表示方法: アーカイブページやシングルページの作成の流れを説明。
- コミュニティの紹介: その他のWordPress関連講座の案内や無料メルマガの登録を呼びかけ。
こんにちは!
フリーランスでWebサイト制作をしたりコミュニティ運営をしたりUdemy講師をしている「よしお」です!
WordPressを使っていると、「ブログ記事以外にも、例えば『制作実績』や『お客様の声』みたいな情報を、もっと整理して載せたいんだけど…」と感じることはありませんか?
そんな悩みを解決してくれるのが、WordPressの「カスタム投稿タイプ」という機能です。
今日の記事では、この「カスタム投稿タイプ」とは何か、そしてどうやって簡単に作れるのかを、初心者の方にも分かりやすく解説していきます!
この内容をマスターすれば、あなたのWordPressサイトで表現できることの幅がグンと広がりますよ。
※この記事の内容は、毎週金曜21:00に開催している【誰でも無料】初心者むけWordPress講座 で開催した内容です。
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✅ この記事で学べること
この記事を読むことで、以下のポイントが理解できるようになります。
・「投稿」と「固定ページ」の違いとその役割。・「カスタム投稿タイプ」の基本的な概念と、なぜ必要とされるのか。・プラグインを使って簡単にカスタム投稿タイプを作成する具体的な手順。
・作成したカスタム投稿を、ウェブサイトに表示するための考え方。
✅ 1. まずは基本から!「投稿」と「固定ページ」
WordPressで情報を発信する上で欠かせないのが「投稿」と「固定ページ」です。それぞれの特徴をしっかり押さえておきましょう。
✓ 「投稿」とは? – 時系列で情報を発信(ブログ)
「投稿」機能は、ブログ記事やお知らせなど、新しい情報から順番に見せていきたいコンテンツを作成・管理するのに適しています。
主な使い道
日々の出来事を綴るブログ記事や、最新ニュース、開催日が決まっているイベントの告知など。
✓ 「固定ページ」とは? – サイトに常設したいページ
「固定ページ」は、会社概要やお問い合わせフォーム、プライバシーポリシーなど、サイト内に常に固定して置いておきたい普遍的な情報を掲載するのに向いています。
主な使い道
企業の公式サイトであれば会社概要や事業内容の紹介ページ、サービス案内ページ、アクセスマップなど。
また、お問い合わせフォームを設置するページや、サイトの利用規約を明記するページなどにも使われます。
✅ 2. なぜ「カスタム投稿タイプ」が必要なのか?
「投稿」と「固定ページ」で基本的なウェブサイトの情報は管理できそうですが、もっと複雑な情報や、特定の形式でたくさんの情報を扱いたい場合、これらの標準機能だけでは限界が見えてくることがあります。
例えば、カフェのウェブサイトを考えてみましょう。
「日々のブログ(投稿)」とは別に、「お店のメニュー」「お客様の声」「店舗からのお知らせ(ブログとは別枠)」をサイトに分かりやすく掲載したいと考えたとします。
これらを全てWordPress標準の「投稿」機能だけで管理しようとすると、いくつかの課題に直面します。
🤔 課題1:情報が混ざって見にくい・探しにくい
ブログ記事(例: 「新作ケーキの紹介!」)と、店舗からのお知らせ(例: 「年末年始の営業時間について」)が「投稿」の一覧に混ざってしまい、ユーザーが見たい情報にたどり着きにくくなります。
カテゴリーで分けても、根本的な「情報の種類」が違うため管理が煩雑になりがちです。
🤔 課題2:情報ごとの項目が作りにくい・入力がバラバラになる
例えば「お店のメニュー」なら、「商品名」「価格」「アレルギー情報」「写真」といった決まった項目が欲しいですよね。「お客様の声」なら、「お客様のお名前(ニックネーム)」「評価(星の数)」「コメント」などが必要でしょう。
これらを「投稿」の本文エリアに毎回手入力すると、表記揺れ(例:「価格:」「料金」)や入力漏れが発生しやすくなります。
🤔 課題3:情報の種類ごとにデザインやレイアウトを変えたいけど難しい
お店のメニューは実績画像を大きく見せ、関連情報を整理して表示したい、といった要望が出てくるでしょう。
しかし、すべて同じ「投稿」タイプで作っていると、これらの見た目を出し分けるためには、テーマ側で複雑な条件分岐処理が必要になり、手間がかかります。
これらの課題をスマートに解決してくれるのが、「カスタム投稿タイプ」なのであります!!!!🦸
✅ 3. 「カスタム投稿タイプ」とは?
カスタム投稿タイプは、WordPressに標準で備わっている「投稿」や「固定ページ」とは別に、全く新しい投稿タイプを自分で定義して追加できる機能です!
✓ カスタム投稿タイプの基本イメージと活用例
例えば「制作実績用の投稿」、「お客様の声用の投稿」といった専用の投稿を作れます。
✓ (補足)カスタム投稿タイプをさらに便利にする機能
カスタム投稿タイプをさらに便利に使うための拡張機能として、「カスタムフィールド」と「カスタムタクソノミー」があります。
(これらは発展的な内容なので、今日は名前だけ覚えておけばOKです!)
カスタムフィールドとは?投稿画面に、専用の入力項目を追加できる機能です。
例えば、「イベント情報」というカスタム投稿に「開催日」「会場」「参加費」といった、イベント情報に特有の入力フィールドを設けることができます。
カスタムタクソノミー(カスタム分類)とは?専用のカテゴリーやタグのような分類方法を作成できる機能です。
例えば、「制作実績」というカスタム投稿タイプに対して、「ウェブサイト制作」「ロゴデザイン」「パンフレット作成」といった「実績の種別」で分類したり独自の分類軸(タクソノミー)を定義できます。
これらを組み合わせることで、より高度で柔軟な情報管理システムをWordPressで構築できるようになります。
✅ 4. プログラミング不要!プラグインでカスタム投稿タイプをサクッと作成
「Custom Post Type UI (CPT UI)」という便利なプラグインを使えば、画面上の操作だけで、誰でも簡単にカスタム投稿タイプを作成することができます!
✓ 4.1. プラグイン「Custom Post Type UI」の準備
まずは、CPT UI プラグインをWordPressにインストールして有効化しましょう。
・① WordPressの管理画面から「プラグイン」>「新規プラグインを追加」を選択します。・② 画面右上の検索窓に「CPTUI」と入力して検索します。
・③ 「Custom Post Type UI」という名前のプラグインが表示されたら、「今すぐインストール」ボタンをクリックします。インストールが完了したら、「有効化」ボタンをクリックします。
これで準備は完了です。
管理画面の左側メニューに「CPT UI」という新しい項目が追加されているはずです。
✓ 4.2. 新しいカスタム投稿タイプの作成手順(例:「お知らせ」情報用)
それでは、実際に「お知らせ」という名前のカスタム投稿タイプをCPT UIを使って作成してみましょう。
-
管理画面の左側メニューから「CPT UI」>「投稿タイプの追加と編集」を選択します。
-
「新しい投稿タイプを追加」というタブが開いていることを確認し、以下の主要な項目を設定していきます。
設定項目1:投稿タイプスラッグ (Post Type Slug) – 必須!
-
このカスタム投稿タイプの内部的な識別名(IDのようなもの)です。URLの一部になったり、テーマファイルでこの投稿タイプを指定する際に使われます。
-
今回は「お知らせ」なので、`news` と入力してみましょう。
設定項目2:複数形のラベル (Plural Label) – 必須!
-
WordPressの管理画面のメニュー名など、この投稿タイプの情報が複数あることを示す場面で表示される名前です。
-
こちらは日本語でOKです。管理画面を使う人が分かりやすい名前をつけましょう。
-
今回は `お知らせ` と入力します。
設定項目3:単数形のラベル (Singular Label) – 必須!
上記3つの必須項目を入力したら、ページの下部にある「投稿タイプを追加」ボタンをクリックします。
これで、「お知らせ」という新しいカスタム投稿タイプが作成されました!
CPT UIには、他にも表示ラベルを細かく設定したり、高度な動作オプションを指定したりする項目がたくさんありますが、まずはこの3つのスラッグとラベルを設定するだけでカスタム投稿タイプは機能します。慣れてきたら、他の設定項目も確認してみてください!
✅ 5. 作成した情報をサイトに表示するには?(基本的な考え方)
WordPressの「テーマ」の仕組みと、HTML、CSS、そしてPHPといったウェブ制作の専門知識が少し関わってくる部分になります。
✓ 一覧ページの表示(アーカイブページ)
作成したカスタム投稿タイプの記事を一覧で表示するページのことを「アーカイブページ」と呼びます。
アーカイブページのテンプレートファイル(PHP)
WordPressのテーマフォルダ内に、そのカスタム投稿タイプ専用のテンプレートファイルを作成する必要があります。ファイル名のルールは、`archive-{投稿タイプスラッグ}.php` となります。
例えば、投稿タイプ`news` の場合は、`archive-news.php` というファイルを作り、その中にHTMLやPHPで表示内容を記述していきます。
✓ 個別記事ページの表示(シングルページ)
一覧ページ(アーカイブページ)から個々の記事タイトルなどをクリックした際に表示される、その記事単体の詳細ページのことを「シングルページ」と呼びます。
個別記事ページのテンプレートファイル(PHP)これも専用のテンプレートファイルを用意することで、カスタム投稿タイプごとに独自のデザインを適用できます。ファイル名のルールは、`single-{投稿タイプスラッグ}.php` となります。
例えば、`news` という投稿タイプの場合は、`single-news.php` というファイルを作り、その中に表示内容を記述します。
【重要】
WordPressテーマにおけるテンプレートファイル(PHP)は、「テンプレート階層」という考え方で決定します
テンプレート階層を解説した講座は、僕のコミュニティでも解説しています!
ということで今回は以上となります!ぜひ、まずは簡単なカスタム投稿タイプを一つ、ご自身で実際に作ってみることから始めてみてください!
実際に手を動かしてみることで、その便利さや楽しさがより深く理解できるはずです!
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さいごまで読んで頂き、ありがとうございました!🙏
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