金曜日, 5月 16, 2025
ホーム自動化【初心者向け】私がGAS(Google Apps Script)を使い始めた理由とメリット・デメリットすずきけいいち

【初心者向け】私がGAS(Google Apps Script)を使い始めた理由とメリット・デメリットすずきけいいち

🧠 概要:

概要

この記事は、Google Apps Script(GAS)を使い始めた理由や体験を通じて、そのメリットとデメリットを初心者向けに紹介しています。作者は、自動化の必要性を感じた経験からGASの利用を決め、特に「スクレイピング」という機能に取り組む中で感じた課題と成功体験をシェアしています。

要約

  • 自動化の必要性: 手作業での繰り返し業務に時間を取られていたため、GASに興味を持つ。
  • GASの魅力:
    • 無料で利用可能
    • 簡単に始められる
    • Googleツールとの親和性が高い
  • 最初の取り組み:
    • スクレイピングを試みたが、特にログイン機能の実装で苦労した。
    • 試行錯誤の末、成功し、業務が効率化された。
  • メリット:
    • 時間を大幅に短縮
    • 様々な自動化が可能
    • ブラウザ上で動作し、特別な環境が不要
  • デメリット:
    • JavaScriptとは異なる動作や制約がある
    • 実行時間やリクエスト数の制限
    • 大規模なプログラムの管理が難しくなる
  • 初心者へのアドバイス:
    • 小さなプログラムから始める
    • 機能ごとに分けて開発する
    • わからないことはネットやAIで調べる
    • 自分の困りごとを題材にすることでやる気が出る

このように、GASは簡単に始められるツールで、日常業務の効率化に寄与することができると伝えています。

【初心者向け】私がGAS(Google Apps Script)を使い始めた理由とメリット・デメリットすずきけいいち

はじめに

あなたは、毎日同じような作業を繰り返していて、「これ、どうにかならないかなー」と思ったことはありませんか?
私がGoogle Apps Script(GAS)を知ったのは、まさにそんなときでした。

当時の私は、仕入れ業務の中であるサイトの情報をスプレッドシートに手作業でコピーして記録していました。
少ない件数であれば問題なかったのですが、仕入れの規模が大きくなるにつれて、次第に「かなり手間も時間もかかる」作業になってしまいました。

「やってることはワンパターンなんだから、自動でやってくれたらいいのに」
そんな気持ちで調べている中で出会ったのが、Googleが提供している無料の自動化ツール「GAS」でした。

この記事では、私がどのようにしてGASを知り、最初に取り組んだ「スクレイピング」というプログラムでどんなことに苦労し、どうやって乗り越えたかを振り返ってみたいと思います。

  • 自動化に興味があるけど、何から始めればいいかわからない

  • プログラミングには自信がないけど、業務を少しでも効率化したい

  • GASって名前は聞いたことあるけど、実際に使っている人の話を聞いてみたい

そんな方にとって、少しでもヒントや、始めるきっかけになる内容になれば嬉しいです。
それでは、私がGASを使い始めた理由からお話ししていきましょう。

GASを使ってみようと思った理由

GASに興味を持った最初のきっかけは、やはり「繰り返しの作業が時間も取られるし、面倒すぎる」という思いでした。

仕入れ業務では、同じサイトを何度も開いて、似たような情報をスプレッドシートに転記する作業が定期的に発生していました。
やっていることは単純なのに、件数が増えてくると、それだけでかなりの時間を取られてしまいます。
「これ、自分じゃなくてもできる作業じゃないか?」
「かと言って人に頼むほどの仕事でもないし、予算もかけられない」
そう思い始めたのが、自動化に目を向けるきっかけでした。

私はもともとプログラムも書いていたので自動化の選択肢は知っていましたが、GASに惹かれたのは以下のような点でした。
・無料で使える
・すぐに使い始められる
・パソコンの性能に依存しない
特別なソフトや高性能なPCを用意しなくても、Googleアカウントさえあれば、すぐにスクリプトを書いて動かせるという気軽さは、他の言語や開発環境にはない魅力でした。

加えて、私自身はエンジニアでJavaScriptを書いていたので、「GASはJavaScriptベースらしい」という情報を見て、「これならすぐできるかも」と軽い気持ちで使い始めました。

とはいえ、実際に書いてみると「思ったよりJavaScriptと違うな」と感じる場面も多く、それが後々ちょっとしたつまずきにもつながりました。
ですが、その話はもう少しあとにするとして、、、
まずは、そんな私がGASで初めて作ったプログラム、「スクレイピング」についてお話ししていきます。

最初に作ったのは「スクレイピング」だった

GASで最初に取り組んだのは、ウェブページから必要な情報を自動で取得する「スクレイピング」でした。
やろうとしたこと自体はシンプルで、「あるサイトに掲載されている仕入れ情報をスプレッドシートに取り込む」だけ。
でも、実際に手を動かしてみると、思った以上に難しかったのを覚えています。

最初は「URLを開いて、欲しい情報をそのまま抜き出せばいいんでしょ?」くらいの気持ちで始めました。
ところが、まず最初にぶつかったのが**「ログイン」**という壁です。
そのサイトは会員制で、ログインが必要でした。

普段なら、ブラウザでIDとパスワードを入力してログインすれば済みます。
プログラムにそれをやらせようとすると、話はまったく別。想像以上に苦戦しました。
「ログイン用のユーザーIDとパスワードを送信し、ログイン状態を維持する」
──言葉にすれば簡単ですが、それをプログラムでどう表現すればいいのか、まったく見当がつきませんでした。

それでも諦めずに、

  • ログイン状態を保持する方法を調べたり

  • HTMLの構造を分析してみたり

  • 必要なデータだけ抽出するための文字列処理を工夫したり

試行錯誤を重ねた結果、最終的には**「ログインして、決まったページから欲しい情報を取り出し、スプレッドシートに自動で記録する」**という、小さな自動化の仕組みを完成させることができました。

実際にスプレッドシートにデータが自動で入ったときのことは、今でもよく覚えています。
「ボタンをクリックするだけで、あれだけ手間だった作業が終わるのか」と思ったら、感動すら覚えました。
それと同時に、GASは慣れれば確実に役に立つツールなんだなということも実感しました。

この小さな成功体験が、私にとってのGASの入り口であり、その後の「もっとこうしたい」「次はこれもできるかも」という自動化の広がりにつながっていきました。

GASを使ってみて感じたメリット

GASを使ってみてまず強く感じたのは、「こんなに簡単に始められて、しかも無料なんてすごすぎる」ということでした。

プログラムと聞くと、専用の開発環境が必要だったり、準備に手間がかかったりと、どうしても「専門知識がないと難しい」という印象を持ちがちです。
でも、GASはとにかく始めやすさが段違いでした。

私が最初に取り組んだスクレイピングのように、

  • 「同じ情報を何度もチェックしてコピペする」

  • 「単純だけど地味に時間がかかる」
    そんな作業が、ボタン1つで終わるようになると、その分の時間を自分にしか出来ない大切なことに使えるようになります。

しかも、自動化できるのは1つの作業だけではありません。
「定期的なメール送信」や「条件に応じた通知」「データのバックアップ」など、ちょっと面倒な繰り返し作業の多くが、GASで解決できます。

さらに、GASはブラウザ上で動くスクリプト環境なので、特別なツールをインストールしたり、高性能なマシンを用意したりする必要もありません。
普段使っているGoogleアカウントとChromeさえあれば、どこでも・すぐに・無料で始められるのは本当に大きなメリットだと感じます。

そして、GAS最大の魅力と言えるのが、Googleサービスとの親和性の高さです。
スプレッドシートはもちろん、Gmail、カレンダー、フォーム、ドライブなど、「普段から使っているGoogleのツール」とスムーズに連携できるのが非常に便利です。

例えば、

  • スプレッドシートのデータをもとにGmailを自動送信

  • フォームの回答を整理して自動返信

  • ドライブ内のファイル情報をリスト化して出力

といったことも、GASなら比較的簡単に実現できます。

もちろん、「プログラムを書く」という性質上、最初はちょっと身構えるかもしれません。
でも、一度使ってみると、「なんでもっと早く使わなかったんだろう?」と思うくらい、日々の仕事や作業に役立ってくれる存在になるはずです。

逆に感じたデメリット・難しさ

GASにはたくさんのメリットがありますが、実際に使ってみると「思ったより簡単じゃないな」と感じた部分もありました。
ここでは、私自身がつまずいたことや、使い続ける中で気づいたGASの難しさ・注意点について、正直にお伝えしたいと思います。

JavaScriptのようで、ちょっと違う

GASはJavaScriptベースで動くと言われていますが、完全に同じというわけではありません。
たとえば、Node.jsで使えるようなライブラリが使えなかったり、記述できる構文やメソッドに制限があったりします。

「JavaScriptに慣れているからすぐ書けるだろう」と思っていた私も、細かいところでつまずいたり、思った通りに動かなくて調べ直したりすることが何度もありました。

実行時間などの制限がある

GASは無料で使えるのが大きな魅力ですが、実行にあたっていくつかの使用制限があります。
代表的なものは以下のような制限です。

  • 1日の実行時間に上限がある

  • 1回の処理で実行できる時間に制限がある

  • リクエスト数やメール送信数にも上限がある

処理量が多いスクリプトや、頻繁に動かすような処理を作ると、こうした制限に引っかかることがあります。
詳しくは以下のドキュメントで確認することが出来ます。
Google Apps Script のクォータ一覧(公式)

プログラムが大きくなると管理が難しくなる

最初はちょっとした自動化だけでも、「便利だな」と感じるのですが、「これもやってみよう」「あれも自動化できるかも」とスクリプトが大きくなっていくと、次第にコードの管理が難しくなってきます。

  • どこで何をしているのかが把握しづらくなる

  • バグが出たときの原因特定に時間がかかる

  • ファイル分割や再利用がやや面倒(エディタの機能もシンプル)

そうなると、「便利だけど、ちゃんと設計しないと後から困るな」と実感しました。
規模が大きくなりそうな処理は、最初から分割・整理しておくのがおすすめです。

GASはあくまで「手軽で強力なツール」ですが、完璧ではありません。
メリットだけでなく、こういった制限やクセもあることを知ったうえで使うと、うまく付き合っていけると思います。

GASを始めたい初心者の方へ

ここまで読んで、「自分もGASを使ってみたい」と思った方へ。
私自身がつまずいた経験を踏まえて、これから始める初心者の方に向けたアドバイスをいくつかお伝えします。

🌱 小さなプログラムから始めよう

最初から「全部自動化しよう!」とすると、どうしてもコードが長くなり、エラーも出やすくなります。
まずは、「スプレッドシートの特定の行を削除する」や「定型メールを1通送る」といった、とにかくシンプルな1タスクの自動化から始めるのがおすすめです。

GASは、小さく始めても確かな効果を実感できるのが大きな魅力。
まず1つ成功すると、自然と「もう少し応用してみたい」という気持ちが湧いてくるはずです。

💥 一気に作ろうとしない

いざやってみると、「あれもこれも」と機能を詰め込みたくなりがちです。
でも、機能が増えるとそれだけスクリプトも複雑になり、エラーも起きやすくなります。

焦らず、1ステップずつ着実に動くことを確認しながら組み立てていくのがおすすめです。
「今日はここまで」と区切りながら進めると、挫折せずに続けやすくなります。

🔪 機能ごとに分けて考える

GASは1ファイルにすべての処理を書けてしまうため、つい長く複雑になりがちです。
でも、処理が増えてきたら「機能に分けて整理する」意識を持つことが大切です。

  • データを取得する関数

  • 条件を判断する関数

  • 結果を出力する関数

など、役割ごとに関数を分けるだけでも格段に読みやすくなり、あとからの修正がしやすくなります。
また、関数に分けておくことで、各種制限の対応もしやすくなります。
あと、コメントを書いておくと後から見返す時も悩むことが少なく済み、時短になりますよ。

🤖 わからないときはネットかAIに聞いてみる

エラーが出たら焦ってしまいますが、最初は「動かないのが普通」です。
エラーメッセージをコピーして検索すれば、同じようにつまずいた人の解決方法がネット上にたくさんあります。
また、ChatGPTなどのAIに聞くと原因や対処法を教えてくれたりと、非常に心強い味方になります。

完璧を目指す必要はなく、「動いた!」「助かった!」の積み重ねで自然と理解が深まっていきます。

❤️ 何より、“自分の困りごと”を題材にするのが一番

GASは「これを自動化したい」「この作業をラクにしたい」という目的ありきのツールです。
自分の課題に直結しているからこそ、やる気が出るし、学ぶ価値も感じられます。

日常の中で「めんどくさい」「繰り返してる」と感じた作業があれば、それがGASを学び始めるベストな入口だと思います。

まとめ

今回は、私がGASを使い始めた理由や、最初に取り組んだスクレイピングの体験談を交えながら、GASのメリットや注意点、つまずきやすいポイントなどをお伝えしてきました。

GASは、特別なツールも費用もいらず、“今この瞬間からでも始められる”自動化の第一歩です。
小さな作業でも自動化できるだけで、驚くほど日常業務がスムーズになります。

  • 「時間が足りない」と感じている方

  • 「作業をもっと効率化したい」と考えている方

  • 「プログラムはよくわからないけど、ちょっと挑戦してみたい」と思っている方

そんな方にこそ、GASはぴったりのツールです。

私自身、「手動でやっていた作業が、ボタン1つで終わるようになった」という体験を通じて、GASの魅力と可能性を実感しました。

これからも、GASを使った具体的な自動化の方法や、便利なコード例などを記事で紹介していく予定です。
「ちょっとやってみようかな」と思ったときが、始めるベストタイミングです。ぜひ参考にしてみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました。
この記事が、あなたの一歩を後押しできれば嬉しいです。
気に入っていただけたら「スキ」やフォローも、ぜひよろしくお願いします!
次回の記事もお楽しみに。

最後に

GASによるSNS自動投稿の記事を書いています。
どうしても時間がかかって継続できないという方のお役に立てたら幸いです。
記事を細かく分割しているので、必要な記事だけ購入できます。
よければのぞいてみてくださいね。

🤖 【GASでSNS自動化入門】スプレッドシートで投稿データを簡単管理する方法
https://.com/drill_craft/n/nd6c5543b293b



続きをみる


Views: 0

RELATED ARTICLES

返事を書く

あなたのコメントを入力してください。
ここにあなたの名前を入力してください

- Advertisment -

インモビ転職