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【保存版】生成AIにおける指示記号のひみつ加々本裕樹⌇TV局のデジタル請負人

🧠 概要:

概要

この記事は、生成AI、特にChatGPTにおける指示記号(プロンプト)の使い方を解説しています。AIに対して明確な指示を与えることで、一貫した出力を得られる可能性が高まるため、構造化されたプロンプトの重要性が強調されています。特に、Markdownの互換性を活用した記号の使い方が詳述されています。

要約

  • 指示記号の重要性: 明確に構造化されたプロンプトがAIに意図を伝えやすく、一貫した出力を得るのに有効。

  • 強調表現:

    • **テキスト**:強調(太字)
    • *項目*:箇条書きの一部として扱われる。
  • リストや階層構造:

    • -:箇条書き
    • #:大見出し
    • ##:小見出し
    • ###:小小見出し
  • 重みづけ指定: (word:1.2) で特定単語に優先度を設定。

  • 除外指定: --no で特定要素の除外を指定する。

  • 構成記述: 特定の位置関係(left, right, center)や作風指定(in the style of)が可能。

  • 言語構造ルール: 質問回答形式の明示や出力形式の指定が重要。

  • 変数やプレースホルダー: {} を使用して変数の指定が可能。

  • オプションやリスト: [] で任意の入力を示す。

  • タグ風表現: <> を使ってシステム的なマークアップにも対応。

  • AIの理解: ChatGPTは記号の意味を理解しているわけではなく、文脈や使用パターンから意図を推論する。

  • 効果的な使い方: 一般的な使用法に従うことで、AIとのコミュニケーションが円滑になる。

【保存版】生成AIにおける指示記号のひみつ加々本裕樹⌇TV局のデジタル請負人

加々本裕樹⌇TV局のデジタル請負人

2025年5月19日 02:31

 明確に構造化されたプロンプトのほうが、AIに意図が伝わりやすく、一貫した出力が得やすくなります。そこで、生成AI、特にchatGPTが理解しやすい指定記号とその使い方をまとめました。
 日本語でのプロンプトでも、** や – はそのまま使えます(Markdown互換性があるため)。ただしChatGPTでは強調よりも指示の明確さと文脈の一貫性が最重要です。

一般的なプロンプト指定ルール

強調表現

**テキスト**:強調表示(太字として認識されることもあり、意味的な強調)

*箇条書きの項目* → リストの一部として扱われることがあります。

リストや階層構造

:箇条書き、要素の列挙*:箇条書き、要素の列挙 その2

:日本語での箇条書きに多用

# :タイトル(大見出し)## :小見出し### :小小見出し

 → 数が多くなるほど見出しのレベルが下がります。

重みづけ指定(画像生成系)

(word:1.2):特定の単語に重み(優先度)をつける(通常1が基準)

除外指定

–no:Midjourney系のプロンプトで除外
例:–no text は「テキストを含まない」

構成記述(画像構成)

left, right, center, background, foreground:位置関係in the style of:作風の指定

例:in the style of Studio Ghibli

言語構造ルール(ChatGPT向け)

Q: や A::質問回答形式の明示[命令内容]:命令文や出力形式の指定 例 [Instruction] や [Output Format]##:セクション見出しとして使われる(Markdown的記法)`コード`:コードのインライン表示

“””コメント”””:Pythonコードでの解説

- りんご- ばなな- *チョコレート*- たべすぎないこと!- *アレルギーがある人は注意!*

  ChatGPTやマークダウン対応のツールでは「見出し」「リスト」「強調」がそれぞれ意味を持ち、AIも構造を読み取って出力の精度が上がります。

変数やプレースホルダー(仮入力値)

{}:変数や後で変える所の指定使用例:Please replace {name} with your own.

→ {name} はあとで名前に置き換える想定の部分。

質問: {ユーザーの質問}
→ ユーザーが何かを入力する場所の目印。

ChatGPTプロンプトでの使われ方:
ユーザーにテンプレートを提供する場合:

以下の形式で入力してください:{ジャンル}の{テーマ}について、{文体}で書いてください。

オプション(任意)やリスト・配列、または説明・注釈

[] :オプション(任意)やリスト・配列、または説明・注釈を表す

使用例:[Optional] Enter your nickname.

→ 入力してもしなくてもいい。

[Instruction] Use casual tone.
→ 命令や注釈的な意味。

[1, 2, 3]
→ リスト(配列)構文として。

ChatGPTプロンプトでの使われ方:
明示的に指示ブロックを作るために使う:

[命令] 以下の文章をですます調に変えてください

出力形式の指定:

[Output format] Q&A形式で答えてください

条件付き表現:

[女性向けの場合のみ] やわらかい言葉づかいにしてください

タグ風の表現やシステム的なマークアップ記号

<>:タグ風の表現やシステム的なマークアップ記号として使われる。

使用例:<name> や <topic>:HTML的なタグやプレースホルダ。

<system>:プロンプト内でAIに向けたメタ指示を表すこともある。

ChatGPTプロンプトでの使われ方:
特定のセクションやメタ構造の明示(特にAdvanced Promptingでよく見られる):

<system>あなたは厳格な編集者です。以下の文を校正してください。</system>

人物・セクション・構造の区切りとして:

<user>: こんにちは<assistant>: こんにちは。今日は何をお手伝いしましょうか?

入力フォーマットの枠組み:

Please fill in: <Title>, <Theme>, <Style>

実はChatGPTはこれらの記号を「意味として理解しているわけではなく」、文脈や繰り返しの使用パターンからその意図を推論しています。

たとえば:

  • {} がテンプレート構文として使われることが多ければ、それに従って解釈します。

  • [] が注釈や命令を示す文脈で多く使われていれば、命令とみなします。

  • <…> が構造や役割のマークとして登場すれば、AIはそれを区切り記号として扱います。

つまり、使い方次第で意味を持たせられる記号だと認識してください。
そのうえで、一般的に使われている使い方をするとAIも人もわかりやすいという事です。

加々本裕樹⌇TV局のデジタル請負人

経営者/投資家/講演/プロポーザル方式等事業者選定委員/行政メンター/上級SNSエキスパート/NLPマスター/実践心理学/ファシリテーター/マーケッター/企業研修講師/スタートアップ支援/京都をつなげる30人/宣伝広報塾/イベントプロデュース/F.I.R.E済/アニメの宣伝担当



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