金曜日, 5月 16, 2025
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【今週の『ONE PIECE』の話題は?】ローニャの覚悟とギャバン登場<1148話> |

海賊王を目指し海へ出た主人公モンキー・D・ルフィとその仲間たちの活躍を描く、週刊少年ジャンプで連載中の漫画『ONE PIECE』(原作:尾田栄一郎氏)。

未知の島の心躍る冒険や強敵との痛快なバトルを通して仲間たちと絆を深め強く成長していく様は、まさにジャンプの三大原則「友情・努力・勝利」のど真ん中。その一方で、消された歴史や差別・奴隷制度などをめぐる世界の闇をも緻密な伏線と壮大な世界観で描き出す本作は、最終章へ突入した連載27年目の現在も怒涛の展開で読者の心を掴んで離しません。

5月12日(月)発売の週刊少年ジャンプに掲載された『ONE PIECE』第1148話“ローニャ”では、神の騎士団がエルバフに命か歴史か、究極の決断を迫り現場は緊迫します。そんな中、ギャバンが登場! 本記事では、SNSでの反響とともに、最新話のポイントを振り返っていきます。

 
※本記事には『ONE PIECE』最新話(第1148話)のネタバレを含みます。コミックス派やアニメ派の方等、ジャンプ未読の方はご注意ください。

第1148話は、子どもたちの列から外れ軍子の矢印に沿って歩かされるローニャのシーンからスタート。ローニャを崖っぷちに立たせ子どもの身を危険に晒すことで、エルバフが大切に守ってきた学校や図書館を燃やす決断を迫り従属させようとする神の騎士団の卑劣なやり口に現場は緊迫します。

ローニャはそんな中でも「平気だよ!!」「きっと大丈夫!!」と友達に笑顔を向け、気丈にふるまうのでした。さらに、決断を迫られるヤルルにも「わたしは落ちたほうがいいと思う!!」「わたしは大丈夫です!!!」と訴え、冥界へ落とされる恐怖に震え涙をこぼしながらも“みんなに迷惑を掛けないこと”と“学校と図書館を守ること”を選ぼうとします。

ローニャは幼いながら、エルバフの文献が抱える歴史の重みを理解していたのでしょう。本心ではなくとも、大好きなエルバフを守るため自身を犠牲にする覚悟を口にした姿に涙する読者も多かったよう。

「いたいけな少女になんてことを」「ローニャの表情と涙が辛い」「辛いはずなのにみんなには笑顔を見せて、強くてかっこいい」「覚悟決まりすぎ…」など、複雑な心境入り混じる感想ポストがみられました。

子ども好きなナミの今にも泣きそうな表情、そしてヤルルの決断、それを聞いたロビンの涙にも胸が苦しくなるシーンでした。

とはいえ、冥界には今ルフィやロキたちがいます。「うんがいい」というローニャの言葉は伏線になっていて、万が一このまま彼女が冥界に落とされてもルフィが運よくキャッチしてくれるはず!と希望を持っても良いのではないでしょうか。

ちなみに、ローニャは1981年に発表されたスウェーデンの児童文学で映画・ミュージカル・テレビアニメとメディアミックス展開もされた作品「山賊のむすめローニャ」に登場する少女・ローニャがモデルになっているよう。この作品に登場するローニャは<明るく素直な性格で、仲間や森を愛する心を持つ娘>なのだそう。

エルバフの少女ローニャもまさに、友達と明るく接し、学校の教えを素直に取り込み、故郷を愛する子です。純真な彼女が、醜悪なソマーズのゲームの犠牲になることがないよう祈るばかりです。

巨人たちを傭兵化しようと企み、あまつさえエルバフに眠る文献を燃やして文化と歴史を消し去ろうとする。さらにそのために幼い子どもを人質にとる……という、あまりに人の心がないやり口に感情を抑え切れなくなったロビンは、一人ソマーズに立ちはだかります。

持ち前の洞察力と賢さでソマーズの弱点を突き、分身を使ってソマーズのペースを乱す戦いぶりは思わずナミも歓声をあげるかっこよさ。

エルバフに神の騎士団が襲い掛かる今の状況は、かつて幼いロビンが経験したオハラのバスターコールの恐ろしさにも重なる部分があります。トラウマが文字通り蘇るような中でも取り乱すことなく世界政府の人間に立ち向かっていくロビンの姿は、今回の大きな見どころです。

しかし、ロビンの健闘も一歩及ばず、ヤルルは学校と図書館を燃やすことを決断せざるを得ないところまで追い詰められてしまいます。

絶望的な状況の中にソマーズの醜悪な笑顔だけが躍る心苦しい展開の中に現れたのは愛の伝道師・ヤーさんことスコッパー・ギャバン!

五老星や神の騎士団には、何度攻撃をしても身体が再生する=「不死身」という特徴がありましたが、ギャバンが斬りつけたソマーズの腕は再生せず、本人も「アレ?再生(もど)らねェ」と焦りを見せていました。

読者からは「かっこいい!」「ギャバンめっちゃイケおじ」「強っ!辛い回だったけど巻き返した」といった感想に加え、「なんで斬れたの!?」という疑問も。

不死身とも言われる神の騎士団の再生能力を破った理由として、現時点で考えられるのはやはり覇気でしょう。

過去にカイドウが「覇気だけが!!!全てを凌駕する!!!」と言っていたように、特に強い覇王色の覇気を扱える海賊王の左腕クラスだからこそのチカラなのかもしれません。不死身の身体を攻略できるとなると、ジョイボーイの「覇気の結び目」のように、いざという攻撃のために大きな覇気を留めておけるカラクリがある、なんてことも考えられるかもしれませんね。

麦わらの一味が神の騎士団に勝利するカギは、覇王色の覇気を持つルフィとゾロにあるのでしょうか。ギャバンの戦闘から教わることは多そうです。

国に生きる尊い命か、国が守る文化と歴史か。どちらもエルバフにとっては重いもの。優劣をつけて選べるものではないとわかっていて、あえてヤルルに決断を迫るというソマーズを中心に神の騎士団の醜悪さを際立てる鬼畜の所業と言うほかありません。そこへ駆けつけたギャバンの一撃にはスカっとしましたね。世界政府が人々を苦しめ、海賊や元海賊がヒーローのようになっている構図は、まさに空白の100年に起きたことの縮図のようでなんとも皮肉。

容姿や考え方は違えど愛を語る点など、似ている部分が多いと囁かれるギャバンとソマーズですが、実は二人は面識もある様子。ゴッドバレー事件で顔を合わせている可能性が高そうですが、一体どんな因縁があるのでしょうか。

 

[文/まりも]



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🧠 編集部の感想:
今週の『ONE PIECE』は、ローニャの覚悟に感動するとともに、彼女の純真さが強調されたエピソードでした。ギャバンの登場は期待感を高め、彼の強さが物語に新たな展開をもたらしました。エルバフの危機に立ち向かう仲間たちの姿を見ると、ますます次の展開が待ち遠しいです。

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