木曜日, 5月 22, 2025
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【一言の魔法、映画の記憶 #15】『バビロン』カオスの果てに残るものm🌷

🧠 あらすじと概要:

あらすじ

『バビロン』は1920年代のハリウッドを舞台にした物語で、サイレント映画全盛期に夢を追う人々の姿を描いています。華やかなパーティーや混沌とした日々の中で、彼らは栄光を手に入れようと奮闘しますが、成功と失敗が交錯する厳しい現実が待ち受けています。映画が映画として成り立つ前の、狂騒と混乱の物語です。

記事の要約

レビューでは、映画のタイトル「バビロン」が「混沌」を象徴していることが強調されています。カオスの中で描かれるストーリーは、映画への情熱や魅力を再認識させるものであり、特にラストシーンで主人公が映画を見て感動する姿が印象的です。また、観客がスクリーンを見上げる姿にも映画の魔法が宿っているとし、感情や記憶が見る人それぞれに異なることが映画の面白さだと述べています。次回作として『Summer of 84』が紹介されています。

この映画は、デイミアン・チャゼル監督、ブラッド・ピットやマーゴット・ロビーなどが出演し、上映時間は189分です。2022年に公開され、2023年に日本でも上映されました。

【一言の魔法、映画の記憶 #15】『バビロン』カオスの果てに残るものm🌷

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混沌の中に生まれた、永遠のきらめき。
スクリーンを越えて、時代を超えて──

🎬 一言の魔法

”You don’t become a star. You either are one or you ain’t.“
スターってのは、なるもんじゃない。最初からそういう人間か、そうじゃないか、それだけだ。

煌めくような自信と、抗えない運命を一言で示すこの映画らしいひとこと。

🎬 あらすじ

1920年代、ハリウッド。サイレント映画全盛期、栄光を目指して集まった夢追い人たち。無軌道なパーティーと過剰な熱狂の中で、彼らは一瞬の輝きを掴もうと足掻く。時代の波に呑まれ、浮かび上がる者、沈んでいく者──。

映画が映画になる前の、狂騒と混沌の物語。

🎬 感想

タイトルの「バビロン」は、旧約聖書では「混沌」を意味するらしい。まさにカオスな世界だったけれど、それでも私は、自分がなぜ映画を好きなのかを改めて思い出させられた。マニーが映画を見て泣くラストシーンだけじゃない。ほかの観客たちがスクリーンを見上げる、その顔にも、映画の魔法があふれていた。映画を通して、現実では生きられない世界を生きる。そしてその映像に付随する記憶や感情が、見る人によって変わっていく。だからこそ、映画はこんなにも面白いんだと再認識した。マニーが最初に語った映画への思いを、最後に心から理解できたとき、カオスの中から作り出された映画という世界に改めて感動した。

次は『Summer of 84』。少年たちのひと夏とその秘密。

🎬 映画情報

  • 【監督・脚本】デイミアン・チャゼル

  • 【出演】ブラッド・ピット、マーゴット・ロビー、ディエゴ・カルバ

  • 【上映時間】189分

  • 【公開年】2022年(日本公開:2023年)

  • 【ジャンル】ドラマ

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映画・ミュージカルを観るのが好きです。観たあと、心に残る台詞を、そっと記録しています。 ここでは、作品の中で出会った言葉や、その瞬間に動いた小さな気持ちを集めていきます。



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