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4年前に「これだ!」と運命の出会いを果たしたテクニクスのイヤフォン
若い頃から音楽が好きで、これまでにさまざまなメーカーのイヤフォンを試している。2016年には、当時話題だったノイズキャンセリング機能に興味を持ち、Boseの「QuietComfort 30」(購入価格:35,200円)を購入した。
しかし、もともとヘビーメタルやパンクロックを好んで聴いてきたこともあり、Boseの音はやや物足りなく感じた。もう少し低音が効いていて、全体的にクリアな音が出るイヤフォンが欲しくなり、2019年にはソニーの「WF-1000XM3」(約28,000円)を購入。これはロックにもぴったりの “ドンシャリ”系の音質である。ズンズンと響く低音が特徴的で、購入後すぐにイコライザーで低音を最大に設定。ノイズキャンセリング機能も非常に優れており、静寂の中で冴え渡るギターやシャウトが脳に直接響くような感覚で、テンションも爆上がり。非常に満足度の高い製品だった。
しかし、時が経つにつれて音楽の聴き方や好みにも変化が。年齢を重ねたこともあり、メタルのような激しい音楽を聴いたり、ライブに足を運んだりするのが徐々にしんどくなってきた。そんな折、2020年にSnow Manがデビュー。ふと観たYouTube動画で、なぜか心を撃ち抜かれ、アイドルに一目惚れするという、個人的には大事件が起きた。その日を境に、これまで聴いていたロックからJ-POPへと音楽の趣向が大きく変わる。
音楽の好みが変わったことをきっかけに、J-POPに合うイヤフォンを探し始める。WF-1000XM3でも音質的には十分だったが、J-POP、特にSnow Manを聴くには、音がシャリついており、長時間のリスニングでは少し疲れる印象があった。また、声がデジタル的に加工されているように聴こえることもあり、「もっと推しの声をリアルに、生々しく聴きたい」という気持ちが高まった。予算はこれまでと同じく3万円に設定し、新たなイヤフォン探しを本格的にスタートした。
そんな中、2021年に偶然参加したテクニクスの新製品発表会で、理想的なイヤフォンと出会う。その場で即予約し、購入したのが当時の最上位モデル「EAH-AZ60」(購入価格:29,000円)である。クリアで広がりのあるサウンド、そして繊細なニュアンスまでもしっかりと表現してくれる音質に感動した。J-POPはもちろん、歌謡曲、ロック調、バラード、ヒップホップなど、ジャンルを問わず心地よく楽しめるバランスの良さがあり、とりわけ“声”の自然さが際立っていた。このイヤフォンを以来ずっと愛用している。
しかし、購入から4年が経過し、最近ではバッテリーの持ちが悪くなり、左側の動作も不安定になってきた。調べてみると、ワイヤレスイヤフォンの寿命は一般的に3年程度(諸説あり)とのこと。そろそろ買い替え時かもしれないと感じ、今回は同じテクニクスから最新モデル「EAH-AZ100」をお借りして試してみることにした。
息継ぎまでクリアに聴ける質感で鳥肌モノ
EAH-AZ100は、新たに開発された磁性流体技術を用いた「磁性流体ドライバー」を採用している。この技術により、高域から低域まで広範囲の音域において、臨場感と躍動感あふれるクリアな音質が実現されたという。
普段聴いている曲を、EAH-AZ60とEAH-AZ100で聴き比べてみたところ、EAH-AZ60ではわずかに「シー」という音が聞こえるが、EAH-AZ100ではそのようなノイズは全く感じられず、サウンドがクリアに聴こえた。EAH-AZ60と比較すると特に中高音域が明瞭になり、ボーカルや楽器の音がより鮮明に再現されている。推しの声がはっきりと聞こえ、その特徴までしっかりと捉えることができていた。
アイドルグループの曲では、複数のメンバーが交互に歌ったり、同時に歌ったりすることが多いが、イヤフォンやスピーカーの音質によっては、推しの声を区別しづらいときがある。特に音質がシャリシャリしているイヤフォンでは、デジタルっぽい音質になり、生歌感が薄れてしまうことが原因かもしれない。
しかし、EAH-AZ100では中高音域が鮮明に再生され、それぞれの声がはっきりと識別できる。こうした特長のおかげで、より一層推しの声をしっかりと堪能できた。仕事中はスピーカーで音楽を流しているが、推しの声を集中して聴きたいときにはEAH-AZ100に変えている。
特にEAH-AZ100はJ-POPとの相性がよい。たとえば、Snow Manの「EMPIRE」という楽曲を聴いてみてほしい。モーツァルトの名曲「交響曲 第25番 ト短調」をサンプリングした旋律に、ダンスビートが刻まれており、中域の繊細な楽器の音色と低音、ボーカルの音が重なっている。質の低いイヤフォンでは、この複雑な音の層がうまく再現されず、繊細な楽器の余韻や、ボーカルの存在が曇ってしまう。
その点、EAH-AZ100はこの楽曲が持つ壮大なスケール感を丁寧に描き出し、深い臨場感を与えてくれる。音楽が本来持つ力、その奥行きと感動を、ありのままに届けてくれるような感覚で、改めて楽曲の美しさと力強さに引き込まれた。
Snow Man「EMPIRE」Music Video
歌謡曲の世界観にも寄り添ってくれる。「タペストリー」というミディアムバラードの曲も他のイヤフォンとの違いがよくわかるのでぜひEAH-AZ100で聴いてほしい一曲だ。温もりのあるボーカルは目の前で歌っているかのように響き、聴こえにくい息継ぎまで引き出してくれる。まるで、推しが横で歌っているような感覚になる。
Snow Man「タペストリー」Music Video
ノイズキャンセリングも大満足。3台同時接続できるマルチポイントも便利
さらに、新開発アダプティブノイズキャンセリングを搭載。変化する周囲騒音や一人ひとりの耳の形状に合わせて、自動調整も行ってくれる。ソニーと比較すると若干ノイズキャンセリング効果は弱いような感覚もあるが、電車に乗っているときの気になる低音や雑音がほぼ聞こえなくなるので、音に集中できる。EAH-AZ60は、イヤフォン装着時に閉塞感のようなものを感じたが、そこも改善されていた。
茨城在住の筆者は、長距離の電車移動が多いので、その際にはタブレットで映画を楽しむことが多い。EAH-AZ100を使用すれば、外の雑音が気にならず、映像の世界に没入できる。
さらに、最大3台までの機器と同時に接続できるマルチポイント機能を搭載しており、接続の切り替え操作が不要というのも便利だ。スマートフォン、タブレット、PCを使い分ける筆者にとって、この利便性は大きい。パッと素早くつながるので接続のストレスから解放された。
充電は「Qi(チー)」対応。突然の外出でも安心できる急速充電機能も
EAH-AZ100はイヤフォン本体のみで最大約10時間、充電ケースを含めると最大約28時間の音楽再生が可能だ。さらに、ノイズキャンセリングをオフにし、AAC接続で使用した場合には、連続約12時間(ケース込みで約29時間)も使える。
急な外出時に便利なのが、急速充電機能。わずか15分の充電で約90分の再生が可能になるため、「しまった、充電してなかった」という場面でも安心だ。
また、ワイヤレス充電規格「Qi(チー)」にも対応しており、Qi対応充電台を使えば、ケースを置くだけで自動的に充電が開始される。ただし、Qi対応充電台は同梱されておらず、別途用意する必要がある。普段はUSBケーブルを差し込んで充電しているが、使うたびにケーブルを抜き差しするのはやや煩わしく、最近はワイヤレス充電台が欲しくなってきた。
イヤフォンひとつで変わる、推しとの距離感
「J-POP、しかもアイドルグループの曲なら、そこまで音質にこだわらなくてもいいのでは?」と、たまに言われることがある。だが、それは本当にもったいない話だ。推しの歌声にもっと深く浸るためには、そのジャンルに合ったイヤフォンを選ぶことが大切だと思う。適切なイヤフォンを使えば、推しの息づかいや声の揺らぎまでリアルに感じられ、まるで隣で歌ってくれているかのような錯覚さえ覚える。推し活をすればするほど、イヤフォンの存在が「推しと距離を縮める大切なアイテム」になっていく。
もし、J-POPや歌謡曲が好きなら、EAH-AZ100を選択肢のひとつにぜひ入れてほしい。声の質感や音の輪郭が格段に明瞭になり、繊細に届く。推しとの距離がぐっと縮まるような、そんな嬉しい体験ができるからこそ、その価値は十分にある。
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