金曜日, 6月 6, 2025
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【リサーチ】Z世代の「誕生日ギフト」事情 平均予算やお悩みは?PROMOTION+B

🧠 概要:

概要

この記事では、Z世代(15〜34歳)の誕生日ギフトに関するリサーチ結果を紹介しています。調査を通じて、彼らがギフトを選ぶ基準、悩み、およびギフトに対する考え方が分析されています。特に、贈る相手や予算、参考情報源、ギフトを渡す場所についての傾向が明らかにされており、Z世代の特有の価値観や行動パターンが浮き彫りになっています。

要約の箇条書き

  • 調査対象:15〜34歳の男女481人。
  • 誕生日ギフトの贈り主

    • 贈る人数:多くが「3人未満」または「贈らない」を選択。特に20〜24歳の男性は「贈らない」が37.5%。
    • 贈る相手:62.1%が「家族」、次いで「友人・同僚」52.9%、40.2%が「恋人・パートナー」。
  • 平均予算

    • 恋人・パートナー向け:最も多かったのは「5,000円〜7,000円未満」。
    • その他:全体では「2,000円〜3,000円未満」が最多。
  • 人気アイテム:コスメ(特に女性に人気)、美容グッズ、雑貨、アクセサリー。

  • 購入時の参考情報

    • 多くが「WEBサイト」を参考にし、特に15〜19歳女性は一般人のSNS投稿を重視。
  • ギフトのこだわり

    • 女性は「相手が気に入りそうなもの」を重視する傾向。男性は「無難な選択」を好む。
  • 共通の悩み

    • 「相手の好みが分からない」が38.8%、特に若年層女性において顕著。
  • 調査のポイント

    • Z世代は少数の親しい人にギフトを贈り、SNSやWEB情報を活用。性別によってギフト選びの価値観に違いが見られる。
  • 結論:Z世代はギフトを単なる物理的なものではなく、コミュニケーションや価値観の表現手段として位置づけている。

【リサーチ】Z世代の「誕生日ギフト」事情 平均予算やお悩みは?PROMOTION+B

PROMOTION+B

2025年6月4日 08:00

誕生日は、特別な人への気持ちを形にして伝える大切なタイミング。Z世代はどんな基準でギフトを選び、どんな悩みを抱えているのでしょうか?贈る相手や予算、参考にする情報源、渡す場所まで、実際のアンケート結果をもとに、Z世代のリアルなギフト事情を読み解きます!

<調査対象>15~34歳の男女481人(男性171人、女性310人)<調査実施期間>2025年4月10日~17日<調査方法>

インターネット調査

「誕生日ギフト」は人間関係も色濃く反映

Q1. 1年で平均して何人に誕生日ギフトを贈りますか。

全体のうち最も多かった回答は「3人未満」で34.9%、次いで「贈らない」が27.7%という結果になりました。Z世代の中でも特に20〜24歳の男性は「贈らない」が37.5%と最も高い結果がでました。

一方で、15〜19歳の女性は「7〜10人未満」に贈る割合が13.2%と高く、学校でプレゼント交換をする人が多いからかもしれません。全体としては「ごく親しい人にだけ贈る」というスタンスが主流で、贈る人数を限定しながらも、関係性を大切にする傾向がうかがえる結果となりました。

Q2. 誕生日ギフトを誰に贈りますか。

全体で最も多かったのは「家族」(62.1%)で、Z世代においても変わらず高い傾向が見られました。次いで「友人・同僚」(52.9%)、「恋人・パートナー」(40.2%)と続きます。

特に15〜19歳の女性は「友人・同僚」に69.1%と高く、家族以上に友達優先な価値観が表れています。一方、女性30〜34歳では「家族」へのプレゼントが72.1%と最も高く、年齢が上がるにつれ家族重視の傾向が強まるようです。

一方、20〜24歳男性は「先輩・後輩(上司・部下)」が33.3%と他層より突出して高く、職場やコミュニティ内での関係性に配慮したギフト文化が見て取れます。全体としては、関係性に応じてギフト対象が細かく分かれる傾向があり、贈る側の価値観や所属環境によって大きな差が出ていることが明らかになりました。

誕生日ギフトの平均予算、年齢が上がるにつれ上昇

Q3. 「恋人・パートナー」への誕生日ギフトの平均予算を教えてください。

全体では「5,000円〜7,000円未満」(18.6%)が最多で、「3,000円〜5,000円未満」(16.4%)、「10,000円〜20,000円未満」(17.1%)が続く結果となりました。男女別で見ると、男性よりも女性の方が全体的に高価格のギフトを送る割合が高く、「7,000円以上」を選んだ女性の割合は20代後半〜30代前半で特に顕著です。

中でも30〜34歳女性は「10,000円〜20,000円未満」が30.8%と最も多く、予算が高まる傾向が見られます。一方で同世代女性のうち「2,000円未満」も一定数存在しており、お金をかける派とかけない派が二極化しています。恋人・パートナーに対する誕生日ギフトは、個々の価値観や経済状況により大きな差が出やすいことが示唆される結果となりました。

Q4. 「恋人・パートナー以外」への誕生日ギフトの平均予算を教えてください。

全体では「2,000円〜3,000円未満」(24.9%)が最も多く、次いで「3,000円〜5,000円未満」(22.1%)、「1,000円〜2,000円未満」(18.7%)と続きました。恋人・パートナー向けに比べると全体的に予算は控えめで、カジュアルな関係性に適した価格帯が選ばれていることが分かります。

傾向として、男性・女性ともに年代が上がるにつれてギフトの平均予算も上昇しています。特に30〜34歳女性は「3,000円〜5,000円未満」(28.1%)と「5,000円〜7,000円未満」(14.0%)の合計が4割を超え、他世代よりもやや高めの価格帯が選ばれています。一方で、15〜19歳の男性は「2,000円未満」が5割を超えており、低予算志向が顕著です。

コスメはZ世代女性の定番&人気のギフト

Q5. 誕生日ギフトを買う時は何を参考にしていますか?

最も多く挙げられたのは「WEBサイト」(35.6%)、次いで「店頭」(28.4%)、「一般人のSNS投稿」(26.1%)でした。中でも女性15〜19歳は「一般人のSNS投稿」を43.6%と圧倒的に参考にしており、SNSの情報が選定の重要な判断軸になっていることが分かります。

一方で、女性30〜34歳は「店頭」(42.6%)と「WEBサイト」(41.0%)の両方が高くなっています。この世代は、前述の結果のとおり価格帯の高いギフトを贈る傾向にあるため、慎重に下調べや実物確認を行うのかもしれません。

また、男性は「テレビ」を参考にする割合が全体的に高く、20〜24歳では33.3%、30〜34歳では29.6%と他の情報源よりも多いか同等となっています。

Q6. 誕生日ギフトであげたことがあるものを選択してください。

全体で最も多かったのは「コスメ」(32.2%)で、特に女性の回答において圧倒的に多い傾向が見られました。15〜19歳女性では56.4%、20〜24歳女性では50.0%と、Z世代女性にとってコスメは定番かつ人気の高いギフトアイテムであることが明らかです。

次いで「美容グッズ(ブラシ・アイロン)」(28.2%)、「雑貨」(28.7%)、「アクセサリー」(28.2%)、「衣服」(23.0%)なども上位に入りました。いずれも実用性や個性を重視しつつも、気軽に贈れる価格帯とアイテム感が支持されていると考えられます。

また、「飲食代・誕生日プレート」(25.9%)や「食品(百貨店や専門店等で購入するもの)」(25.9%)、「デジタルギフト」(23.9%)といった“モノ以外”の選択肢も一定数存在し、体験や消費系のギフトニーズも無視できない存在となっています。

Q7. デジタルギフトを除く、誕生日ギフトをよくあげる場所を選択してください。

最も多かったのは「自宅・あげる相手の家」で48.0%と、全体の約半数がプライベートな空間でギフトを渡す傾向にあることがわかりました。特に30〜34歳女性では63.9%と非常に高い結果です。

次いで多かったのは「学校」(21.6%)と「レストラン」(21.6%)であり、若年層ほど学校で渡す傾向が強く、15〜19歳男性では35.5%、女性では52.7%と高い数値を示しています。

そのほか「レンタルスペース」や「屋外(公園・道端)」なども一部選ばれており、関係性やイベントの形式に応じて場所を工夫している様子もうかがえます。

誕生日ギフトのこだわりは男女差あり

Q8. 誕生日ギフトをあげる上でのこだわりを選択してください。

全体で最も多かったのは「あげる相手が気に入りそうなものを選ぶ」(41.7%)で、特に女性でこの傾向が強く、15〜19歳女性では54.5%、30〜34歳女性では50.8%といずれも過半数に迫る高い割合を示しています。女性はギフトの金額をかける傾向があることからも、“相手の満足”に強くこだわっているといえます。

一方、男性では「相手が持っていないものを選ぶ」「SNSで映えるもの」「万人受けするギフト」などが比較的高く、何を贈ればいいかわからない中で無難または話題性を重視した選択をしていると推察できます。

また、「事前に相手の趣味嗜好を調査する」は全体で32.5%と高く、性別や年代を問わず多くの人が相手を理解してギフトを選んでいることも特徴的です。

Q9. 誕生日ギフトをあげる上でのお悩みを選択してください。

最も多かったお悩みは「相手の欲しいもの・好みが分からない」(38.8%)で、特に女性15〜19歳では49.1%と非常に高く、ギフトを選ぶ際の情報不足に対する不安が顕著です。同層では「お金がかかる」(52.7%)も過半数に達しており、こだわりたい気持ちがありつつも、経験不足や金銭的制約に悩む傾向が読み取れます。

また、全体では「ギフトのネタが尽きてしまう」は33.0%と多く、女性では多くの世代で30%超と共通の悩みであることが分かります。これは「かぶりそう」「こだわりたい」という意識の高さと、SNS等で話題になったギフトを参考にする傾向が背景にあると考えられます。

一方で、男性は「ギフトを探す時間がかかる」が高く、特に20〜29歳男性では40%超。Q8では「SNS映え」「万人受け」するギフトを探している男性が多かったですが、ギフト選びに苦戦しているようです

また、「あげたいものが人気で買えない」(13.2%)、「他の人とかぶりそう」(19.0%)など、在庫や話題性に関する悩みも一定数あり、SNSで人気のギフトを選びたいが、選びにくい現実を反映しているとも言えるでしょう。

リサーチ結果のポイント

Z世代の誕生日ギフトに関する調査から、以下の傾向が見えてきました。

① 少数の親しい人に贈る傾向が強く、関係性重視② ギフト選びではSNSやWEBを活用する一方、女性は「こだわり」、男性は「無難さ」を意識

③ ギフトの悩みは「好みがわからない」「ネタ切れ」「時間がかかる」など、性別・年代によって異なる

誕生日ギフトにおけるZ世代の行動は、「誰に何をどう渡すか」をパーソナルに最適化しようとする姿勢が色濃く表れています。SNSやWEBの情報に頼りながらも、相手の満足を優先する女性、安心感や話題性を重視する男性、それぞれの選び方には世代特有の工夫が見られました。ギフトが単なるモノではなく、コミュニケーションや価値観を表現する手段になっていることが、本調査から明らかになりました。

Z世代のギフト選びには、情報の取得方法や価値観の違いが見られます。今回の調査結果をもとに、贈る相手やシーンに合わせたギフト提案や販促施策を見直すことで、より共感性の高いプロモーション活動へとつなげていけるに違いありません。

電通プロモーションプラスでは、Z世代をターゲットとしたプロモーションの企画・実施やZ世代との共創のサポートをおこなっております。お気軽にお問い合わせください。

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プロモーションを軸に”Z世代×美容”に関する情報をお届けする「PROMOTION+B」(プロモーション プラス ビー)です。定量・定性データや有識者インタビューなどに基づき、多角的に深掘りしていきます!※毎月第1・第3水曜日更新



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