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【デジタル松陰塾】第52回と第53回Nippon-hightech007

🧠 概要:

概要

デジタル松陰塾の第52回と第53回では、アメリカの半導体企業ウルフスピードの破産とその影響、中国の半導体技術の急速な発展について議論されています。豊崎禎久氏が中心となり、これらのトピックが詳しく解説されています。

要約

  • 第52回デジタル松陰塾

    • ウルフスピードの経営破綻について解説。
    • 半導体業界の変革と日本のSiC戦略への影響を評価。
    • 中国市場へのアクセス制限とアメリカの半導体政策の変化に言及。
    • 再建や他企業との統合の可能性について分析。
  • 第53回デジタル松陰塾

    • 中国の半導体産業の急速な進展について論じる。
    • 中国製造2025の目標達成に向けた進捗を評価。
    • シャオミーが3nmプロセスの量産を開始した事例を紹介。
    • 日本とアメリカの政策立案者に対する警告。
  • 新スマートウォッチの機能

    • ファーウェイの新スマートウォッチの高精細カメラと長いバッテリー寿命を評価。
    • アップルやシャオミーとの競争についても言及。
  • 技術進化の動向
    • TSMCの3nmプロセスの量産開始とその影響を分析。
    • シャオミのハイブリッド戦略(設計内製化と製造外注)を評価。
    • 中国のIT企業の内製化が加速する可能性を指摘。

【デジタル松陰塾】第52回と第53回Nippon-hightech007

Nippon-hightech007

2025年5月28日 20:17

デジタル松陰塾の収録完了し、明日2本同時リリース予定です。

■第52回デジタル松陰塾「米ウルフスピードが近く倒産報道の“衝撃”」AI概要米国老舗ウルフスピードの半導体崩壊

デジタル松陰塾の第52回では、豊崎禎久氏がアメリカの半導体企業ウルフスピード(旧クーリー)の経営破綻について解説する。豊崎氏は過去にこの企業との因縁があり、日本の半導体メーカーのSiC戦略立案に関わっていた。ウルフスピードの破綻は世界一のSiC分野での企業の崩壊を意味し、産業構造の変化を示唆している。

ウルフスピードの破産と影響
中島三佳子と豊崎禎久は、アメリカの半導体企業ウルフスピードの破産申請について議論し、その影響と背景を分析する。彼らは、ウルフスピードのシリコンカーバイド技術の重要性、中国市場へのアクセス制限、そしてアメリカの半導体政策の変化について話し合う。また、ウルフスピードの再建の可能性や、他の企業との統合の可能性についても言及する。

■第53回デジタル松陰塾「中国勢の半導体、あっという間の独自進化が世界を飲み込む」AI概要中国の半導体技術発展

デジタル松陰塾の豊崎禎久氏は、中国の半導体産業の急速な発展について解説し、中国製造2025の目標達成に向けた進捗を評価している。豊崎氏は、中国企業が独自の半導体技術を開発し、7nmプロセスでの量産を実現したことや、シャオミーがTSMCと提携して3nmプロセスの量産を開始したことを指摘している。さらに、豊崎氏は中国が2035年までに世界最大の半導体市場になる可能性を予測し、日本や米国の政策立案者に対して中国の技術力を過小評価しないよう警告している。

新スマートウォッチの機能と特徴
中島三佳子とデジタル松陰塾の豊崎禎久は、ファーウェイの新しいスマートウォッチの機能と特徴について議論し、特にその高精細度カメラと長いバッテリー寿命に焦点を当てました。また、ファーウェイの競合他社であるアップルとシャオミーの価格戦略と技術進歩についても議論しました。議論は、ファーウェイの新製品が市場で大きな影響を与える可能性があるという結論で締めくくられました。

日本企業は大規模なSoC開発する力も資金もないという国力も理解し、何故なのかの考えるべきでしょう。

【豊崎視点】TSMCの3nm量産とシャオミ「玄戒O1」から読み解く、地殻変動の兆し

TSMCが量産を本格化した3nmプロセスは、半導体業界における「実利フェーズ」への突入を意味する。アップルやクアルコム、メディアテックといったグローバル大手に加え、中国本土からシャオミがこの最先端領域に参入したことは、極めて象徴的だ。

今回発表されたシャオミの「玄戒O1」は、3nmプロセスを用いたSoCとして、中国勢としては初、グローバルでも4番目という快挙。製造を請け負うのは他ならぬTSMCであり、そのエコシステムの中で、地政学リスクを横目にしつつもシャオミが独自アーキテクチャを押し通した点は注目に値する。

【注目ポイント1】TSMCの3nm、量産体制は盤石か

TSMCは2022年末に3nm(N3)量産をスタート。第一陣の顧客はアップルのM3・A17シリーズだったが、2024年以降はN3E(改良版)へシフトし、製造効率・歩留まりの向上が顕著に。シャオミが採用したのはこのN3Eである可能性が高く、量産への自信の裏付けとも取れる。

ここにきてTSMCは熊本工場なども含め、地理的分散と技術高度化を同時並行で進めている。3nmプロセスの量産が実用段階に入り、供給体制がグローバル化する中で、シャオミのような新興勢もその果実を享受し始めた形だ。

【注目ポイント2】シャオミの“製造受託外注”と設計内製化のハイブリッド戦略

シャオミは2014年にSoCの自社開発に挑むも、度重なる困難で開発を中断。しかし2021年に再始動、10年で500億元という長期的視野で再投資を表明。2025年4月末時点で135億元(約2700億円)を投入し、2500人体制に拡充。もはや単なる“スマホメーカー”の枠に収まらない、設計企業(ファブレス)としての本格化が進む。

特筆すべきは、設計は自社、製造はTSMCという明確な分業体制。これは米アップルと同様のモデルであり、今後の技術独立戦略を踏まえると、TSMCとのパートナーシップ強化は両者にとってウィン・ウィンの関係といえる。

【豊崎コメント】“3nmシフト”は技術覇権戦の新ステージ

玄戒O1の登場は単なるスペック競争ではない。背後には「中国製造2025」以降の産業構造転換、そして米中対立下でのサプライチェーン再構築の文脈が横たわる。シャオミはTSMCを通じて“グローバルな供給網”にアクセスしながら、自社技術を磨くという戦略的バランスを取っており、これはファーウェイと対照的である。

シャオミの動きが呼び水となり、他の中国IT企業が同様の内製化を加速する可能性は高い。TSMCにとっても、地政学リスクをにらみながら新興顧客を取り込む好機であり、3nm時代は単なる微細化ではなく、企業戦略の優劣を映し出す鏡となっている。

Nippon-hightech007

Bloomberg、日経CNBC、NHK WoldJapan、賢者の選択や週刊エコノミスト、日経ビジネス、日経コンストラクション、日経グローカル、経済界、新都市、Wall Street Jorurnal、ワシントンポストなど国内外メディアなどにインタビュー等多数取り上げられる



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