「ウルトラマンアーク THE MOVIE 超次元大決戦!光と闇のアーク」のグランドフィナーレ舞台挨拶が本日5月17日に東京・新宿ピカデリーで行われ、キャストの戸塚有輝、金田昇、水谷果穂、西興一朗、監督の辻本貴則が登壇。ユピーの声を担った広瀬裕也がサプライズで登場したほか、7月にスタートする「ウルトラマンオメガ」の主演・Kondon Soriも参加した。
同作は、怪獣防災科学調査所(SKIP)に入所した新米調査員・飛世ユウマ(ひぜゆうま)が光の巨人・ウルトラマンアークに変身する特撮ドラマ「ウルトラマンアーク」の劇場版。テレビシリーズに続いて戸塚がユウマ、金田が石堂シュウ、水谷が夏目リン、西が伴ヒロシを演じた。
現在の心境を尋ねられた戸塚は、「2月の公開からいろいろな場所で舞台挨拶を行い、そのたびに気持ちを話していたんですが、それが最後になると思うとさびしいですね」と吐露。辻本は「SKIPのメンバーを見ていると心がほんわかするというか、優しい4人が集まったチームなんだなと。(撮影の)最後のほうは、このメンバーを見ること自体が楽しみになっていきました」と述懐した。
「今だから言えるSKIPの思い出」に話が移ると、西は「所長的には……楽しかった思い出しかないんですよね」と口にし、水谷も「リン的には……寄生されるという経験がすごく衝撃で。自分が自分じゃなくなっていく感覚が怖かったです」と続く。さらに金田が「一度でいいからSKIPのジャケットを着たかった」と伝えると、西からジャケットを着せてもらう一幕が。金田は「塾講師みたいですよね……?」と笑みを浮かべながら「これで現場に行きたかったですね(笑)」と語った。
さらにテレビシリーズを振り返る戸塚は「年末年始は大変でした……。『もう1回』と言われても絶対にできない」と回想。西から「ネタみたいなこともやってましたよね?」と振られると、戸塚は金田に“ドラムロール”を頼み「グランドフィナーレの目標は……」と切り出す。そしてポケットから“ちびアーク”の人形を取り出しつつ「みんなの心の中にずっといるよ! これからもよろしくね!」と疑似アフレコをする様子も見せ、観客を盛り上げた。
続けてMCから「みんなでSKIP体操を踊りませんか?」と提案を受けると、金田の変身ポーズを機にギルアークが登場し、ユピーも客席から姿を見せる。加えてユピーが「今日は僕をプログラミングしてくれている広瀬裕也も呼んでいるんだよ!」と語りかけると、広瀬が拍手を浴びながら壇上に。彼は「こうやってSKIPの一員として皆様の前に立てるのはめちゃくちゃうれしいです」と喜びをあらわにしていた。
その後、「ウルトラマンオメガ」でオメガの地球人の姿であるオオキダ ソラト役を担う近藤がステージへ。記憶を失ったソラトになりきる近藤は「まだよくわからないことだらけですが、日常で使えるいい言葉は?」と質問し、辻本の「『ありがとう』は知ってる?」という質問に軽くうなずく。また西からは「“円谷”って言葉を頭の片隅に入れておくと助けてくれるかもしれない」、水谷からは「会話に困ったら『いい天気だね』と話すと地球界で仲良くなれる」とアドバイスが贈られる。戸塚は「力を振り絞るときに使う『想像力を解き放て!』という言葉を授けたいです。今日、この言葉で一緒に変身しませんか?」と切り出し、近藤とともに変身ポーズ。ウルトラマンアークとウルトラマンオメガがそろって登場すると、観客からは大きな歓声があがった。
最後に近藤は「ウルトラマンオメガのストーリーがもうすぐ始まります。こうして先輩たちがいるからこそ、オメガはがんばることができます。ぜひ応援をよろしくお願いいたします」と呼びかける。戸塚は「アークは想像力を大事にするウルトラマンですが、想像力はみんなが等しく持っているもの。だから未来にも想像力を持った、かっこいいウルトラマンが生まれるはずだと信じています。これでアークは一区切りとなりますが、これからも楽しんでください」と言葉を紡ぎ、イベントの幕を引いた。
「ウルトラマンアーク THE MOVIE 超次元大決戦!光と闇のアーク」はTSUBURAYA IMAGINATIONにて独占配信中。「ウルトラマンオメガ」は7月5日よりテレビ東京系6局ネットで放送される。
※辻本貴則の辻は1点しんにょうが正式表記
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編集部の感想:
「ウルトラマンアーク」のグランドフィナーレは、感動的な瞬間が詰まったイベントでした。戸塚有輝さんの言葉「想像力を解き放て!」は、これからのウルトラマンシリーズにも期待を寄せさせます。新たな「ウルトラマンオメガ」にも、先輩たちの思いを引き継いで、応援したい気持ちが強まりました。
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