オーディオ機器メーカーのAntlion Audioは21日、一部のノートPCなどにおいてUSBマイクの音質が悪く感じられる原因についての考察ブログを投稿した。
この投稿における「音質が低い」の定義は、音が割れているとか、ホワイトノイズなどが載っているといったことではなく、一部の周波数帯がカットされてこもったような音になることを指す。
こういう音質となる原因の1つは、Windowsにおける誤ったサンプルレート設定が考えられるという。この解決方法は簡単で、Windowsのコントロールパネルなどで録音形式を少なくとも16bit/44.1kHz、できれば48kHzに設定するといい。
だが同社によれば、正しいサンプルレート設定などにしていても、マイクの内部録音設定がなぜか正しくないものになり、4kHzを超えるすべての周波数帯の音がカットされてしまうことがあるという。
ユーザーの報告事例によると、この問題が発生しているのはノートPCだけのようだ。そして、解決策もあり、それはUSBハブを使うことだ。ただし、USBハブを介して接続した後、USBハブを取り除いても問題は再発しなかった人もいれば、USBハブを介すれば問題ないが、USBハブなしでは問題が再発する人もいるという。
現在、同社は問題の根本原因を探っている段階だが、いずれにしても「USBハブがあれば解決できる」ので、もし同じような悩みを抱えているユーザーがいれば試してみる価値はあるだろう。
🧠 編集部の感想:
USBマイクの音質問題は、思わぬ原因があったのですね。特に、USBハブを使うという簡単な解決法には驚きました。同様のトラブルを抱えるユーザーには、大いに役立つ情報だと思います。
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