🧠 概要:
概要
この記事では、「前年同期比」という指標の意味や、その解釈に関する注意点が説明されています。特に、数字だけを見て評価することの危険性に焦点を当て、売上の変化を正しく理解するためのポイントが述べられています。
要約の箇条書き
- 前年同期比の定義: 昨年の同じ時期と比較して、どれだけ成長または変化したかを示す指標。
- 例: 昨年の4〜6月の売上が100億円、今年が120億円の場合、「前年同期比+20%」と表現。
- 注意点1: 昨年の数字が悪い場合、成長と見えるが実際には改善に過ぎないことがある。
- 注意点2: 一時的な特需(新商品がヒットなど)による成長は持続しない可能性がある。
- 注意点3: 四半期の結果が良くても、通期で見ると状況が異なることがある。
- 使い方のポイント:
- 昨年と比較することで成長をざっくり判断。
- 去年の数字や他社との比較も重要。
- まとめ: 数字を見ただけで過信せず、背景を理解することが大切。
プラスってことは凄そうな気はするよね!
そうだ、たこじいに聞いてみよ~
(プルルルル~)📞もしもし、たこじい~今たこやきぱんだと話してたんだけど、たこ焼き屋さんの
売上が“前年同期比+20%”って凄いことなんですか?
📞ふぉふぉ。おぬし達は学校外でも勉強してて偉いの~確かに、+20%って聞くと凄そうじゃのう。
じゃが、数字だけを見て“すごい!”と決めるのは早いんじゃ。
📘「前年同期比」ってなんのこと?
📞“前年同期比”とは、去年の同じ時期と比べて、どれくらい変化したかを表す指標じゃ。
例えば、今年の4〜6月と、去年の4〜6月を比べるのじゃな。
-
去年4〜6月:売上100億円
-
今年4〜6月:売上120億円
の場合・・・
→ 「前年同期比+20%」ってことになる。
🎯“前年同期比”だけじゃ判断できない理由
数字の裏にはワナがある!?
たこじいの3つの注意ポイント!
① 去年が「悪すぎた」場合
-
例えば、・一昨年4〜6月:売上100億円・昨年4〜6月:売上50億円
・今年4〜6月:売上60億円
📞この場合、今年の売上は一昨年よりも良くないじゃろ?
それでも前年同期比で見れば、+20%となってしまうのじゃ。
ほんとだ!!
すっごく良いのかと思ったのに、一昨年より全然悪い…
📞 そうなのじゃ。
“回復しただけ”なのに、めちゃくちゃ成長したように見えることがあるのじゃよ。
② 一時的な特需だったかも?
📞例えば、
今期は新商品がたまたま大当たり!!ってパターンじゃ。翌年まで続けば良いが、ブームが終わったら来年はダメかもしれん…。
なるほどー!
ブームなのか継続需要なのかを考えなきゃいけないんだね〜
③ 通期(1年)で見ると違う顔になることも…
📞四半期(今年4〜6月)で見ると良くても、1年トータルだと微妙…ってケースもあるんじゃ。
👀“前年同期比”は、こう使おう!
たこじいのおすすめポイント
-
✅ 去年と比べて順調に成長してるかの“ざっくり判断”には便利!
-
✅ ただし、去年の数字がどうだったかもチェックしよう!
-
✅ 他の会社と比較する時にもよく使われる!
🐼たこやきぱんだのまとめ!
“前年同期比+20%”って書いてあると、つい“すごーい!”って思っちゃってたけど…
・去年が悪かっただけかも?
・ラッキーが続いた結果かも?
って考えるクセ、大事だねっ!!
数字を見て『おぉっ✨』ってなる前に、ちょっと立ち止まるぞ〜🐾
🗒️おまけ:他にもある!よく出てくる「比べ方」
次回は…
【第4話】「赤字って絶対ダメ?黒字との違いと見極め方」
をお楽しみに!
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