日曜日, 6月 29, 2025
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【ご報告】遠距離恋愛にアジャイルを応用して結婚しました #ポエム – Qiita



【ご報告】遠距離恋愛にアジャイルを応用して結婚しました #ポエム - Qiita

このたび結婚しました。

タイトルの通り、遠距離恋愛にアジャイル(スクラム)で学んだことを応用して結婚に至りました。

この記事では、応用方法などを紹介します。

遠距離恋愛で困っている人の参考になれば嬉しいです。もしかしたら遠距離恋愛に限らず、恋愛や夫婦生活、もっと言えば仕事のコミュニケーションなどに役に立つかもしれません。

本記事はパートナーの許可をいただいて作成・公開しています。

背景

私は福岡県に住んでいます。パートナーは福井県に住んでいました。福岡-福井の移動は片道約5時間かかります。

会うのは3ヶ月に1回程度でした。

スクリーンショット 2025-06-23 15.13.14.jpg

アジャイルを活用した理由

そんな遠距離恋愛を成功させるためには、2人で工夫していく必要があると考えました。

遠距離恋愛を成功させるために、以下の考え方を重視しました。

  • 違和感を早めに検知する
  • 違和感を早めにつぶす

この方針がアジャイルに似ていると感じました。

私とパートナーの環境や特性から「2人がさまざまな変化に強くなる」「違和感に迅速に対応する」のが良いだろうと判断し、アジャイル(スクラム)での学びを取り入れていくことにしました。

アジャイルは手法ではなく文化だと捉えており、遠距離恋愛に応用できると考えました。私がアジャイルを学び、本番開発で実践していた時期でもあったので応用しやすかったです。

直接会うことを大切にするアジャイルですが、それを理解した上で「なかなか会えない遠距離恋愛」に応用しました。

情報を伝えるもっとも効率的で効果的な方法はフェイス・トゥ・フェイスで話をすることです。

「アジャイルソフトウェアの12の原則」より

やったこと

ここから工夫を紹介します。私からパートナーに提案しつつ、2人で良い方法を模索しました。

工夫については模索した結果なので、ツールに焦点が当たっているような文章になっていますが、実際には2人で変化に対応しながら辿り着いた結果です。

定例会

対話を重視して、週に一度の定例会を設けました。どんなに忙しくても定期的に会話する時間を設けるためです。

毎週決まった曜日かつ決まった時間から1時間程度、Zoomでお話するようにしました。

プロセスやツールよりも個人と対話を

「アジャイルソフトウェア開発宣言」より

振り返り会

上記の定例会をそのまま活用して、月末には振り返り会を実施しました。遠距離恋愛に関する振り返りです。お互いのコミュニケーションなどを振り返ります。

KPT形式を採用しました。「Keep(良かったこと)、Problem(改善点)、Try(試したいこと)」です。ドキュメントはNotionにストックしていきました。

「問題が大きくなる前に早めに潰しておく」を意識しました。また、調子が良いときに調子が悪くなったときのことを考える時間をつくりました。関係性悪化の予防になりました。

アジャイルで学んでいた振り返り(例えば、「アジャイルレトロスペクティブ」)をほぼそのまま応用できました。

チャットコミュニケーション

チャットコミュニケーションには、LINE WORKSを採用しました。
話題をチャンネルごとに分けるためです。私としてはSlackやDiscordを使いたかったのですが、「UIがLINEとほぼ同じでチャンネルをつくれる」のが、パートナーにとってユーザビリティが高く、LINE WORKSを採用しました。

これはアジャイルで学んだ「ツールにこだわらない」ことを応用できました。

毎日いいところを伝える

コミュニケーションを増やすために、また良好な関係を保つために、私はパートナーに「毎日いいところを伝える」ようにしました。

習慣化したことで、日頃からパートナーの良いところを自然に探すようになりました。その結果、ポジティブなコミュニケーションが増えました。現在、約1200個のいいところが言語化されています。

スクリーンショット 2025-06-28 7.41.13.jpg

これは「デイリースクラム」を応用しました。本来のデイリースクラムとだいぶ違いますが、高速にフィードバックすることを大切にしています。

ライフプランの振り返りと向き直り

パートナーの誕生日付近では、毎年お互いのライフプランの振り返りと向き直りをするようにしました。2人の人生について相互に理解を深めつつ、視座を高める習慣となりました。

これはアジャイルが価値に注目することを応用しました。2人にとっての価値とは何か?を考える時間になりました。

プロポーズ

前述のような遠距離恋愛が約3年間ほど続き、パートナーから「プロポーズするなら、あなたらしいプロポーズをして欲しい」と言われました。(※前述したような対話を繰り返した結果、「プロポーズの要求」をきちんと言語化してくれたことに感謝です。)

「なんて難しい要求なんだ」と思いつつ、「自分らしさとは何か?」「プロポーズとは何か?」を問い直しました。

結論として、映画館を貸し切ってプレゼン形式でプロポーズしました。コンセプトは「一生話せるプロポーズ」です。これが私らしいプロポーズです。

プロポーズは無事に成功し、先日入籍しました。

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パートナーの声

最後にパートナーの声も紹介します。

どうも、アジャイル?もポエム?もよくわかっていない妻です。
皆さんがこの記事を読んで、どういう感想を持たれるかは人それぞれだと思います。
あまりにもn=1でしかないのでこれで遠距離を乗り切れるかは保証しかねますが、
私にとっては継続しやすくかつ安心できる素敵な取り組みであったことをお伝えしておきます。
また、今後も私たちらしく同居生活も楽しく過ごしていければと思っています。

おわりに

この記事では、アジャイルを遠距離恋愛に活かした経験をご紹介しました。

今後は「アジャイルを遠距離恋愛に活かす」から「アジャイルを夫婦生活に活かす」になりそうです。

数年後、またご報告できれば幸いです。





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