木曜日, 6月 5, 2025
- Advertisment -
ホームニューステックニュース【え?通勤中だけでアプリ完成?】時間ゼロの私が"昼休み駆動開発"でリリースした話 #AI - Qiita

【え?通勤中だけでアプリ完成?】時間ゼロの私が”昼休み駆動開発”でリリースした話 #AI – Qiita



【え?通勤中だけでアプリ完成?】時間ゼロの私が

「個人開発したいけど、時間がない」

「帰宅後は疲れて何もできない…」

「週末に集中したいけど、それすら無理…」

そんな人にこそ読んでほしい内容です。

実際に私も平日は仕事で忙しく、土日も家族の用事などがあります。お子さんがいる方はさらに時間の確保が大変だと思いますが、そんな中でもまとまった開発時間を取るのは難しい状況でした。平日の夜は疲れ果てて何もできない状況でした。

でも、どうしても作りたいアプリがあった。そこで編み出したのが 「昼休み駆動開発」 です。


🧭 TL;DR

  • 昼休みと通勤時間だけでFlutterアプリをリリース
  • コーディングの9割をAIに任せた
  • 使用ツールは OpenHands, Cursor, OpenAI
  • 開発期間:3週間(実働時間は累計8時間程度)
  • まとまった時間がなくても、やり方次第でリリースまでいける

背景:時間がない。でも作りたい。

私の生活リズム

  • 家事、準備
  • 日中 仕事(通勤時間含む)
  • 帰宅後は家事、その他用事
  • 深夜 疲れて就寝

土日も用事などがあり、お子さんがいる方はさらに時間の確保が大変だと思います。そんな中で、まとまった開発時間を取るのは難しい状況でした。平日の夜は疲れ果てて何もできない状況でした。

💡 きっかけ:アイデアが降ってきた

ある日、通勤中にふと思いついたアプリのアイデア。

「これ、おもしろそうだな…でも作る時間がない」

そんな時、最近話題のAI開発ツールの存在を思い出しました。

「まとまった時間が取れないなら、AIと分担すればいいじゃないか」

こうして、昼休み駆動開発が始まりました。


📱 作ったアプリ:「ふぉとぱっく!」

コンセプト:ガチャ形式で思い出を引けるアプリ

  • メインコンセプト:最近見返していない古い写真に光を当てる
  • メイン機能:ガチャ・カードゲームのパックを回して写真をランダム表示
  • サブ機能:思い出の写真をレアカードとして振り返る、コレクション機能
  • 狙い:身近な素材でソシャゲのような興奮体験を提供
  • 展望:自分の端末だけじゃなくて友人との共同パックなどや、猫写真、推しの写真などのコンセプトパック

photopack.png

なぜこのアプリを作ったか

  1. 自分の課題:数千枚の写真が放置されている
  2. 技術的に適度:複雑すぎず、簡単すぎない
  3. MVPが明確:ガチャ機能だけでもリリース可能

🛠️ 使用ツール・技術スタック

ツール 役割 使用場面 料金
OpenHands スマホからAIにPR作成を指示 通勤中・昼休み・メイン実装 従量課金
Cursor AIエディタでコード修正・補完 帰宅後の短時間 無料プラン
OpenAI コード生成 / 画像生成 / テキスト生成 全工程 無料プラン
GitHub ソースコード管理・CI/CD 全工程 無料

ツール選定の理由

OpenHandsを選んだ理由:

  • スマホからでも操作可能
  • GitHubと連携してPR作成まで自動化
  • 日本語での指示が可能
  • Devinより圧倒的に安い:Devinは月額$500と高額だったため、従量課金のOpenHandsを選択(結果的に3週間で約1,000円)

    • この前 $20 のプランも出ましたがまだ試せていません、、、

Cursorを選んだ理由:

  • VS Codeベースで使いやすい
  • AIによるコード補完が優秀
  • リアルタイムでの修正提案

💰 実際にかかった費用

開発費用の詳細

項目 費用 備考
OpenHands 約1,500円 従量課金(モデルはGeminiメイン・サブでClaude)
Cursor 無料 メイン実装はしてないので無料プランの範囲内
OpenAI 無料 無料プランの範囲内
GitHub 無料 パブリックリポジトリ
Apple Developer $99/年 App Store公開に必要
合計 約13,000円 初期費用として

💡 費用を抑えるポイント

  • OpenAI無料プラン活用:月間制限内で十分対応可能
  • OpenHands従量課金:必要な分だけ使用で無駄なし
  • Cursor 1ヶ月のみ:開発完了後は解約可能
  • GitHub無料プラン:個人開発なら十分

継続費用はほぼゼロで、一度リリースすれば追加コストはApple Developerの年会費のみです。


🚀 開発の全体像

Week 1: 基盤構築・設計フェーズ

📋 プロジェクト初期設定
空のFlutter環境を構築しGitHubリポジトリを作成してCI設定も完了。

📝 READMEの詳細設計
通勤中にスマホで以下を記述(約30分):

  • アプリ概要
  • 実装したい必要最低限の機能
  • 技術仕様
  • AIへの指示ルール(命名規則、コメント、テストコード必須など)

🎯 なぜ最小限の機能に絞ったか
実は、ユーザー登録やクラウド同期、AIタグ付けなど、もっと多くの機能を考えていました。

しかし、あえて最小限に絞った理由:

  • バックエンド不要:サーバー運用の手間とコストを回避
  • 昼休み開発に最適:フロントエンドのみで短時間での動作確認が可能
  • 早期リリース重視:核となる価値(ガチャ体験)に集中してMVPを実現
  • コストの推測:サーバーを用意した場合、アクセス数が読めずどれほどのコストがかかるか不明

結果として、この判断が正解でした。シンプルな構成のおかげで3週間でのリリースが実現できました。

Week 2: 機能実装・UI改善フェーズ

⚙️ コア機能の実装

🕐 昼休みの作業フロー:

  1. 機能仕様の整理(5分)

    • 前日の進捗確認
    • 今日実装する機能の優先順位決定
  2. OpenHandsへの指示(15分)

    • 具体的な実装内容をチャット形式で指示
    • 例:「写真をランダムに選択するガチャ機能を実装してください。Provider パターンを使用し、アニメーション付きで実装してください」
    • コーディング規約やテスト要件は Readme に記載しておき、そこを読むように伝えればOK

open.png

  1. AI作業の監視(10分)

    • OpenHandsがコード生成中の進捗をスマホで確認
    • 待つだけなのでご飯でも食べながら待つ
      • 質問があれば回答
      • 生成されたPRのビルド・UnitTestが落ちていたら直すよう指示
  2. 次回作業の準備(3分)

    • 翌日の作業予定を簡単に整理

🏠 帰宅後(寝る前など)の作業フロー:

  1. PRレビュー(10分)

    • 生成されたコードの品質チェック
    • 既存コードとの整合性確認
    • テストコードの妥当性検証
  2. 動作確認(10分)

    • 実機での動作テスト
    • UI/UXの確認
    • パフォーマンスの簡易チェック
  3. 微調整(5分)

    • Cursorを使用した細かな修正
    • コメントの追加や変数名の調整
    • エラーハンドリングの改善
  4. マージ・次回準備(5分)

    • 問題なければPRをマージ
    • 翌日の昼休み作業内容を決定

❌ よくないPRが生成された場合の対処:

  • 品質が低い、要求と異なる実装の場合、簡単に治せないようならPRをクローズ
  • 翌日に違うモデルで再生成

🧪 テストカバレッジの確保:

  • 各機能に対してユニットテストを自動生成
  • ウィジェットテストも並行して作成
  • カバレッジ目標:80%以上(最終的に85%達成)

Week 3: 最適化・リリース準備フェーズ

⚡ パフォーマンス最適化
写真数が多いと画面描画が重い問題を発見。不要な再描画の削減やアニメーションで誤魔化すなどを指示。

🎨 アプリアイコン・素材生成
OpenAI でアプリ用のモダンでミニマルなアイコンを生成。ストア用スクリーンショット背景も同時に作成。

📝 ストア説明文の生成
ChatGPTにREADMEを基にApp Store用の説明文を作成依頼。

🐛 最終バグ修正
発見されたバグを個別にAIに修正依頼。


📊 開発結果:実働ほぼゼロでリリース成功!

時間配分の詳細

作業内容 時間 場所
企画・設計 2時間 通勤中・昼休み
AI指示・レビュー 4時間 昼休み
修正・調整 1.5時間 帰宅後
テスト・デバッグ 30分 帰宅後
リリース作業 1時間 休日
合計 9時間 3週間

📈 開発効率の比較

従来の開発方法(推定):

  • 設計:8時間
  • 実装:40時間
  • テスト:8時間
  • デバッグ:8時間
  • リリース:4時間
  • 合計:68時間

今回の方法:

  • 実働:9時間(87%削減)
  • AI作業:推定50時間相当

📱 実際のアプリ

この方法で作った「ふぉとぱっく!」は現在App Storeで公開中です!

📱 ダウンロードリンク

photopack.png

ぜひ使ってみて、あなたの写真を「神引き」しましょう!


🙌 最後に

必要なのは:

  • ✅ スマートフォン
  • ✅ アイデア(どんなに小さくてもOK)
  • ✅ 昼休みなどの短時間
  • ✅ 少しの好奇心

あなたのアイデアを、AIと一緒に形にしてみませんか?

この記事が「役立ちそう」「真似したい」と思ったら、LGTMしてもらえると嬉しいです!

そして、みなさんの 空き時間開発 の工夫も、ぜひ教えてください 🙌





Source link

Views: 0

RELATED ARTICLES

返事を書く

あなたのコメントを入力してください。
ここにあなたの名前を入力してください

- Advertisment -