『Splitgate 2』がベータ版に戻る意向を発表
2025年7月23日、デベロッパーの1047 Gamesは、先月正式リリースを迎えた対戦FPS『Splitgate 2』を再度ベータ版に戻す考えを示しました。この決定はコミュニティからのフィードバックを基に、来年初頭にゲームを根幹から作り直すことを目指しています。
『Splitgate 2』について
本作は、人気FPS『Splitgate』の続編であり、特徴的なポータルシステムを搭載しています。プレイヤーはステージ上にポータルを開くことができ、戦略的な移動や敵からの回避に活用できます。また、固有のアビリティを持つ3つのファクション—「エアロス」「メリディアン」「サブラスク」—が導入されており、各キャラクターに個性を持たせています。
開発の背景
前作『Splitgate』は大ヒットし、Steamではピーク時に約6万7000人の同時接続プレイヤーを記録しましたが、続編に対する期待は高まったものの、リリース後の人気は急速に低迷しました。初期のプレイヤー数は約2万5000人でしたが、数日後には2000人に減少。さらに、主要スタッフのレイオフも報じられ、先行きが不安視されています。
急激な人気の落ち込みには、アイテムの高額設定やCEO Ian Proulx氏の発言が影響していると考えられています。また、新たに導入されたゲームモードとポータルシステムとの調和が取れていない点も指摘されています。
ベータ版への移行と今後の展望
1047 Gamesは、リリースが早すぎたと認め、再リリースのためにゲームを根本から作り直すことを発表しました。今後、従業員のレイオフや、前作のサーバーをシャットダウンする方針も明らかにしていますが、『Splitgate 2』は引き続きベータ版としてプレイ可能です。なお、ゲームの詳細な改善点や再リリースに向けた取り組みについては近日中に発表される予定です。
Proulx氏は、より多くのポータルや調整されたゲームモード、収益モデルの見直しを約束し、コミュニティからの意見を重視していく方針を示しています。
『Splitgate 2』はPC(Steam/Epic Gamesストア)、PS4、PS5、Xbox One、Xbox Series X|S向けに基本プレイ無料で配信中です。再起をかけたその行く先に注目です。
🧠 編集部より:
デベロッパーの1047 Gamesが『Splitgate 2』をベータ版に戻すという決定について、さまざまな要因が重なっています。このゲームは、前作『Splitgate』の成功を受けて期待されていましたが、リリース後のプレイヤー数の急減に苦しんでいます。
背景の補足
『Splitgate』はポータルによる独自のゲームシステムを持ち、対戦FPSジャンルの中で独特の位置を占めていました。前作はSteamでの同時接続人数が約6万7000人を記録しており、その人気から続編のリリースが待たれました。しかし、『Splitgate 2』はプレイヤーからのフィードバックに基づき、根本的な改修が必要であると判断されました。
開発の経緯
1047 Gamesは、2022年に『Splitgate』の開発を終了し、さらに多くの技術的向上を目指して『Splitgate 2』を発表しました。オープンベータテストが開始され、早期に正式リリースされたものの、リリース後のトラブルが続出しました。特に装飾アイテムの価格設定や、ゲームモードのバランスなどが批判の対象となり、結果としてプレイヤー数が大幅に減少しました。
豆知識
- ポータルシステム: プレイヤーが任意の場所にポータルを設置できるシステムは、前作の大きな魅力の一つでした。このアイデアは、ゲームのダイナミクスを一変させ、プレイヤーに戦略的選択肢を提供することから多くのファンを魅了しました。
- 技術の進化: 『Splitgate 2』では、Unreal Engine 5を使用しており、これによりグラフィックスやパフォーマンスの向上が期待されています。
今後について
1047 Gamesは、コミュニティからのフィードバックを重視し、マップ内のポータルの数やゲームモードの調整などを計画しています。再開発は来年初頭を目指しており、改めてリリースすることで再起を図る意向です。また、前作のサーバーを一時的に閉鎖し、リソースを新作に集中させる決定も下しています。
関連リンク
今後の発表に注目して、より良い体験を提供する『Splitgate 2』の再リリースを期待しましょう。
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キーワード: 再リリース
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