月曜日, 5月 26, 2025
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『OTTOCAST NanoAI』レビュー、ChatGPT4.0搭載、カーナビをスマホ化できる最新CarPlay AIボックス – TikGadget


自動車関係のガジェットを数多くリリースしてきたOttocast(オットキャスト)は、繋げるだけでカーナビを簡単にスマホ化できる便利ツール『Ottocast NanoAI』を販売している。

Android 13を搭載したCarPlay AIボックスであり、2016年以降の純正CarPlayがついている車両で使用できる。当サイトで以前レビューした同ブランドの「Ottocast OttoAibox P3」の進化版とも言えるモデルだ。

車に接続するだけで、カーナビのインターフェースがOttoDrive 2.5に切り替わる。スマホのように自由にアプリをインストールできるほか、Wi-Fi接続、もしくはクラウドSIMを利用してインターネットに接続でき、YouTubeやネットフリックス、Amazonプライムビデオなどのコンテンツを視聴できるようになる優れものだ。

今回、提携先より本製品を提供していただいたので、実際に使用した感想を基にレビューしていきたいと思う。

OTTOCAST NanoAIのアイコン画像

【割引クーポン情報】

  • 割引クーポンコード:nano5000
  • 割引額:5,000円OFF

メーカー・ブランド OTTOCAST (オットキャスト)
モデル名 OTTOCAST NanoAI
製品種別 Android Car Adapter
OS Android 13、OttoDrive 2.5
CPU Qualcomm Snapdragon 680 8-core 64-bit
メモリ(RAM) 8GB LPDDR4x
ストレージ(ROM) 128GB UFS
Micro SDカード 対応(最大256GBまで)
SIM nanoSIM & クラウドSIM対応
ディスプレイ 1.83インチ
動作電圧 5V
Bluetooth規格 Bluetooth 5.1
Wi-Fi規格 Wi-Fi 6 (2.4GHz/6GHz)
位置測位 QZSS GPS搭載
搭載ポート Type-Cポート
本体サイズ 62×41.2×74mm
本体重量 約91.19g (実測値)
対応スマホOS iPhone:iOS 10.0以降
Android:ver11.0以降
対応車種 工場出荷時に有線接続されたCarPlayを接続した車両(2016年以降)またはオートバイのみ
非対応車種 BMW

▼公式紹介動画

今回紹介する『OTTOCAST NanoAI』は、繋げるだけでカーナビを簡単にスマホ化できるCarPlay AIボックスだ。当サイトで以前レビューした同ブランドの「Ottocast OttoAibox P3」の進化版とも言えるモデルだ。

工場出荷時に有線接続されたCarPlayを接続した車両(2016年以降)またはオートバイで使用できる。逆に、CarPlay非搭載のカーナビに接続しても機能を利用できないので注意したい。また、BMWも非対応となっている。

▼カーエアコンのルーバーに取り付け可能。エアコンの風邪を活用して効率的に冷却できる。

OTTOCAST NanoAIの冷却技術説明OTTOCAST NanoAIの冷却技術説明

付属ケーブルを用いて『OTTOCAST NanoAI』を車両のカーナビに接続することで、カーナビのインターフェースがOttoDrive 2.5に切り替わる。アプリも自由に追加でき、カーナビをスマホのように利用できるようになる。

OttoDrive 2.5の説明画像OttoDrive 2.5の説明画像

▼YouTubeやネットフリックス、Amazonプライムビデオなど、好みのアプリをインストールして車内で多彩な映像コンテンツを楽しむことが可能に。

豊富なアプリ機能の説明画像豊富なアプリ機能の説明画像

CPU(SoC)には「Qualcomm Snapdragon 680 8-core 64-bit」を採用。8GB LPDDR4xメモリと128GB UFSストレージを内蔵するなど、実用的なパフォーマンスを提供する、優れたスペック構成となっている。

Qualcomm Snapdragon 680 8-core 64-bitQualcomm Snapdragon 680 8-core 64-bit

スプリットスクリーン(画面分割)にも対応しており、好みのコンテンツを楽しみつつ、目的地までのナビゲーションを同時表示することも可能だ。筐体にはGPSも内蔵。Googleマップ、Yahoo!カーナビなどのナビアプリもインストールできる。

『OTTOCAST NanoAI』自体には1.83インチディスプレイが搭載されており、ロボットのような造形に豊かな表情が表示され、愛着がわく。表情のほか、時計、ネットワーク状況、音楽再生状況なども表示することが可能だ。

OTTOCAST NanoAIのディスプレイ表示イメージOTTOCAST NanoAIのディスプレイ表示イメージ

NANO AIによる音声制御に対応。「HEY NANO」と呼びかけることで、NANOを呼び出し、音声操作で各種機能を利用できる。また、ChatGPT4.0の技術を活用して、「HEY GPT」と言えば、人間と同じように会話することも可能となっている。

OTTOCAST NanoAIのAI機能OTTOCAST NanoAIのAI機能

通信規格はBluetooth 5.1、Wi-Fi 6 (2.4GHz/6GHz)に対応するほか、nanoSIMカードの挿入が可能で、4G LTE通信が可能となっている。

OTTOCAST NanoAIの通信規格OTTOCAST NanoAIの通信規格

そして開発元のOttocast(オットキャスト)は有料のネット接続サービス「OttocastクラウドSIMカード」を用意しており、契約手続きやSIMカード不要で、国内大手3キャリア(docomo、au、softbank)の電波をキャッチしてインターネット接続を行うことができる。

有料のネット接続プランの料金表有料のネット接続プランの料金表

製品本体および付属品

▼外箱の様子

OTTOCAST NanoAIの外箱OTTOCAST NanoAIの外箱

OTTOCAST NanoAIの箱を開けたOTTOCAST NanoAIの箱を開けた

▼内容物を全て取り出した様子

OTTOCAST NanoAIのパッケージ付属品一式OTTOCAST NanoAIのパッケージ付属品一式

内容物一覧は以下の通り。

【内容物一覧】

  • OTTOCAST NanoAI本体
  • ボールヘッドスタンド
  • Y字型ケーブル
  • USBケーブル (長さ100cm)
  • 変換アダプタ (USD Type-A to C)
  • ケーブルクランプ×4
  • ユーザーマニュアル

▼ユーザーマニュアルは日本語に完全対応。

OTTOCAST NanoAIのユーザーマニュアルOTTOCAST NanoAIのユーザーマニュアル

▼多彩なケーブル類が付属する充実のパッケージ内容。

Y字型ケーブルY字型ケーブル

▼付属のボールヘッドスタンドを使用して、車内のエアコンルーバーに取り付けることができる。

ボールヘッドスタンドボールヘッドスタンド

▼Type-A to C変換アダプタと、計4つのケーブルクランプが付属。ケーブルクランプはケーブルを固定しておくのに役立つ。

変換アダプタと4つのケーブルクランプ変換アダプタと4つのケーブルクランプ

▼ケーブルクランプには両面テープがあらかじめ貼られている。

ケーブルクランプ底部の両面テープケーブルクランプ底部の両面テープ

『OTTOCAST NanoAI』本体

▼OTTOCAST NanoAI本体の外観。丸みを帯びたフォルムに、1.83インチディスプレイを搭載。

OTTOCAST NanoAI本体の外観(正面アングル)OTTOCAST NanoAI本体の外観(正面アングル)

▼本体サイズは62×41.2×74mmと非常にコンパクト。

OTTOCAST NanoAIを手に持っているOTTOCAST NanoAIを手に持っている

▼本体重量は実測で約91gと非常に軽量。

OTTOCAST NanoAI本体を計量OTTOCAST NanoAI本体を計量

コンパクトかつ軽量な筐体デザインのおかげで、エアコンルーバーに取り付けても邪魔にならない。

続いてインターフェースについて紹介していく。

▼上部の様子。

OTTOCAST NanoAI本体の外観(上部アングル)OTTOCAST NanoAI本体の外観(上部アングル)

▼下部の様子。Type-Cポートが用意。

OTTOCAST NanoAI本体の外観(下部アングル)OTTOCAST NanoAI本体の外観(下部アングル)

▼右側面の様子。

OTTOCAST NanoAI本体の外観(右側面アングル)OTTOCAST NanoAI本体の外観(右側面アングル)

▼左側面の様子。物理ボタンカードスロットが用意。

OTTOCAST NanoAI本体の外観(左側面アングル)OTTOCAST NanoAI本体の外観(左側面アングル)

▼カードスロットはキャップで保護されており、nanoSIMカードおよび最大256GBまでのマイクロSDカードを挿入可能。

OTTOCAST NanoAI本体のカードスロットOTTOCAST NanoAI本体のカードスロット

▼背面にはボールヘッド挿入ポートが用意。

OTTOCAST NanoAI本体の外観(背面アングル)OTTOCAST NanoAI本体の外観(背面アングル)

▼背面のダイヤルを緩めて、ボールヘッドスタンドを装着できる。

OTTOCAST NanoAI本体背面のダイヤルを回しているOTTOCAST NanoAI本体背面のダイヤルを回している

ボールヘッドスタンドをOTTOCAST NanoAI本体に近づけているボールヘッドスタンドをOTTOCAST NanoAI本体に近づけている

ボールヘッドスタンドをOTTOCAST NanoAI本体に装着したボールヘッドスタンドをOTTOCAST NanoAI本体に装着した

ボールヘッドスタンドをOTTOCAST NanoAI本体を手で持っているボールヘッドスタンドをOTTOCAST NanoAI本体を手で持っている

▼ボールヘッドスタンドを取り付けた状態の総重量は、実測で約110g

ボールヘッドスタンドを取り付けた状態の総重量を計量しているボールヘッドスタンドを取り付けた状態の総重量を計量している

以上の通り、設計自体はいたってシンプルだ。

余分なボタン類がないため、扱い方で困ることはないだろう。

カーナビがCarPlay対応か確認する方法

本製品は、CarPlay対応のカーナビを搭載した車両でのみ使用できる。

CarPlay対応の車種一覧は、以下のサイトで公開されている。

ただし、上記サイトに該当する車種でも、車両購入時のカスタマイズオプションの構成によっては、CarPlay非搭載のナビを搭載している場合もある。

そのような場合、せっかくOTTOCAST NanoAIを購入しても使用できない。そのため、実際に車両のナビを起動して、CarPlayを起動できるかどうかを直接確認する方法が確実で安心だ。

▼実際のCarPlay画面

CarPlay画面CarPlay画面

どうしてもわからない場合は、車両を購入したディーラー店などに直接確認すると良いだろう。

なお、BMWの車両では本製品を使うことができないので注意したい。

『OTTOCAST NanoAI』の設置手順

実際に、CarPlay対応のカーナビを搭載した車両にOTTOCAST NanoAIを接続してみた。

▼2023年式 – トヨタ クラウンにて使用

2023年式 - トヨタ クラウン2023年式 - トヨタ クラウン

2023年式 - トヨタ クラウンの車内2023年式 - トヨタ クラウンの車内

まず、OTTOCAST NanoAI底部のType-CポートにUSBケーブルを接続する。

OTTOCAST NanoAI底部のType-CポートにUSBケーブルを接続したOTTOCAST NanoAI底部のType-CポートにUSBケーブルを接続した

続いて、OTTOCAST Nanoに接続したUSBケーブルの反対側を、Y字型ケーブルに接続する。

OTTOCAST Nanoに接続したUSBケーブルの反対側をY字型ケーブルに接続したOTTOCAST Nanoに接続したUSBケーブルの反対側をY字型ケーブルに接続した

そして、Y字電源ケーブルのサイドから伸びているUSB Type-Aケーブルを、USBカーチャージャー(別売り)に接続する。

Y字電源ケーブルのサイドから伸びているUSB Type-Aケーブルを、USBカーチャージャー(別売り)に接続したY字電源ケーブルのサイドから伸びているUSB Type-Aケーブルを、USBカーチャージャー(別売り)に接続した

カーチャージャーは本製品のパッケージに付属しないので、自前で用意する必要がある点に注意したい。

▼今回のレビュー時に使用した、オススメの対応カーチャージャー。コンパクトかつ目立たないサイズなので個人的に重宝している。

最後に、カーチャージャーを車両のシガーソケットに、Y字電源ケーブルの先端をUSB Type-Aポートに接続する

カーチャージャーを車両のシガーソケットに、Y字電源ケーブルの先端をUSB Type-Aポートに接続したカーチャージャーを車両のシガーソケットに、Y字電源ケーブルの先端をUSB Type-Aポートに接続した

すると、OTTOCAST NanoAIが起動して、ディスプレイが表示される。

ディスプレイが表示されたOTTOCAST NanoAIディスプレイが表示されたOTTOCAST NanoAI

OTTOCAST NanoAIが正常に起動することを確認したら、ボールヘッドスタンドを装着した状態で、車内のエアコンルーバーに取り付けよう。

▼ボールヘッドスタンドの先端で、エアコンルーバーを挟み込む。

ボールヘッドスタンドをエアコンルーバーに取り付けたボールヘッドスタンドをエアコンルーバーに取り付けた

▼ネジを回してルーバーにシッカリと固定。

ボールヘッドスタンドのネジを締めているボールヘッドスタンドのネジを締めている

以上で、OTTOCAST NanoAIの設置手順はすべて完了だ。

▼OTTOCAST NanoAIを取り付けた状態の車内。

取付完了したOTTOCAST NanoAI取付完了したOTTOCAST NanoAI

▼エアコンルーバーに取り付けることで場所を取らず、狭い車内でも邪魔に感じることはないだろう。

起動したOTTOCAST NanoAI起動したOTTOCAST NanoAI

▼OTTOCAST NanoAIから伸びるケーブルが邪魔に感じる場合は、付属のケーブルクランプを使ってケーブルを固定すると良いだろう。

OTTOCAST NanoAIを取り付けた状態の車内OTTOCAST NanoAIを取り付けた状態の車内

OTTOCAST NanoAIの起動 ~ 操作インターフェース

OTTOCAST NanoAIを設置した車内の様子OTTOCAST NanoAIを設置した車内の様子

CarPlay対応ナビを搭載している場合、接続して数秒~数十秒経過すると、ディスプレイにOTTOCAST NanoAIの起動画面が表示される。

▼初期設定画面では、言語や時間、温度表示などを設定できる(後からでも変更可能)。

言語設定画面言語設定画面

国設定画面国設定画面

表示設定画面表示設定画面

画面の指示に従って初期設定を完了すると、OttoDrive 2.5のインターフェースが表示される。

▼メイン画面

OttoDrive 2.5のインターフェースOttoDrive 2.5のインターフェース

トップ画面には日時・曜日情報が表示されているほか、現在の通信状態やGooele検索バー、サイドメニューなどが表示されている。

トップ画面から登録済みの連絡先にワンタッチで発信できるほか、番号ダイヤルや音楽操作などに関しても、CarPlayと比べてさらに操作しやすくなっている。

OttoDrive 2.5のインターフェースOttoDrive 2.5のインターフェース

▼タッチボタンが大きいので、非常に操作しやすい。

番号ダイヤル画面番号ダイヤル画面

音楽再生画面音楽再生画面

そしてトップ画面を下から上にスワイプすると、インストール済みのアプリ一覧が表示される。

▼豊富なアプリがプリインストール済み。

プリインストール済みアプリ一覧プリインストール済みアプリ一覧

▼アプリ長押しで、位置変更や削除といった操作が可能。

アプリを長押ししているアプリを長押ししている

体感的には、スマートフォンやタブレット端末と同様の感覚で操作することができる。

1GBの無料クラウドSIMサービスを利用可能

本製品の初起動時には1GBのクラウドSIMが自動設定され、OTTOCAST NanoAIのインターネット接続を無料でお試し利用できる。

1GBの無料クラウドSIMサービス表示1GBの無料クラウドSIMサービス表示

SIMカードの詳細SIMカードの詳細

OTTOCAST NanoAIを使い始めてすぐにインターネット接続を利用して、動画視聴やウェブサイト閲覧などの機能を試すことができる点は非常に嬉しい。

▼サイドメニューより、現在の接続状況全般を一目で把握できる。

OTTOCAST NanoAIのインターネット接続状況OTTOCAST NanoAIのインターネット接続状況

1GBのお試し上限を超えた後は、モバイルWi-Fiに接続するか、筐体カードスロットにnanoSIMカードを挿入、もしくはOttocast公式が提供する有料のネット接続サービス「OttocastクラウドSIMカード」を契約することで、インターネット接続を継続できる。

▼「OttocastクラウドSIMカード」の料金プラン。

有料のネット接続プランの料金表有料のネット接続プランの料金表

設定画面

「設定」を起動すると、Android 13ベースの設定画面が表示される。

Android 13ベースの設定画面Android 13ベースの設定画面

一般的なAndroidデバイスと同様の設定項目に加えて、OTTOCAST NanoAI独自の項目もいくつか用意されている。

▼インターネット接続設定画面。

インターネット接続設定画面インターネット接続設定画面

▼ディスプレイ設定画面。

ディスプレイ設定画面ディスプレイ設定画面

▼個人設定画面。OttoAibox NanoAI初起動時に設定した項目の変更が可能。

個人設定画面個人設定画面

▼GNSS設定では、位置測位の際にOTTOCAST NanoAIか車両のどちらのGPSを使用するかを選択できる。

GNSS設定項目GNSS設定項目

▼そしてインターフェースの壁紙も変更可能。プリインストール済みのテーマから、自前で用意した画像まで自由なデザインを適用できる。

壁紙テーマ選択画面壁紙テーマ選択画面

テーマ変更後のカーディスプレイ表示テーマ変更後のカーディスプレイ表示

OTTOCAST NanoAIの本格的な利用開始前に、一通りの設定項目に目を通しておくと良いだろう。

スマホのように多彩なアプリを利用可能

アプリ一覧画面アプリ一覧画面

OTTOCAST NanoAIでは、スマホのように非常に多彩なアプリを利用できる。

以下、いくつかの主要なアプリ機能について紹介していく。

ウェブブラウザアプリ

ChromeアプリアイコンChromeアプリアイコン

本製品には「Google」や「Chrome」などのブラウザアプリがプリインストールされており、スマホと同様にウェブサイトを閲覧できる。

▼トップ画面に検索バーが用意されており、文字入力に加えて音声入力も利用可能。手が離せない状況でも声で検索できる点が便利。

検索ツールバー検索ツールバー

▼一般的なスマホやタブレットと同様の感覚で、ウェブブラウジングを楽しめる。

カーナビ画面でウェブブラウジングしている様子カーナビ画面でウェブブラウジングしている様子

▼ナビディスプレイの形状によっては多少見づらい場合もあるが、大きな画面でちょっとした調べものをしたい場合には便利。

カーナビ画面でウェブサイトを閲覧しているカーナビ画面でウェブサイトを閲覧している

動画視聴アプリ

プリインストールされている「YouTube」「Netflix」「Prime Video」「Disney+」などの動画アプリを利用して、好みの動画をストリーミング再生することが可能だ。

▼YouTube画面

YouTube画面YouTube画面

YouTubeの動画再生画面YouTubeの動画再生画面

▼ネットフリックス画面

ネットフリックス画面ネットフリックス画面

ネットフリックスの動画再生画面ネットフリックスの動画再生画面

純正CarPlayに対応する最新ナビの場合、一般的にフルHD(1920×1080)かそれ以上の解像度を採用しているものが多い。スマホ連携を前提とした設計のため、比較的大型なディスプレイを搭載していることもあり、映像コンテンツ視聴にはうってつけだ。

▼YouTube動画視聴時

▼ネットフリックス視聴時

なお、これらの動画視聴時には、OttocastのクラウドSIMでインターネット接続を行っているが、いたってスムーズな通信を行うことができていた。

ナビゲーションアプリ

「Google Map」や「Y!カーナビ」などのプリインストールアプリを利用して、ルート案内(ナビゲーション機能)を利用できる。

Google Map画面Google Map画面

※地名や店名にモザイク処理を施しています

前述したように、設定画面から、位置測位の際にOTTOCAST NanoAIか車両のどちらのGPSを使用するかを選択できる。

▼Google Mapなどの場合は、マップ上から対象施設の詳細や写真、口コミ、営業時間などの細かな情報まで閲覧できるので、一般的な純正車載ナビと比べて利便性は数段上だ。

GoogleMap上の店舗情報GoogleMap上の店舗情報

▼Google Map使用時

集中運転用のアプリ

他にも、多彩な情報が表示されているディスプレイのせいで、運転時の注意が散漫にならないように、集中運転用のアプリも用意されている。

▼集中運転アプリを起動すると、ディスプレイが時刻表示のみになる。

集中運転アプリのアイコン集中運転アプリのアイコン

集中運転モード起動時の画面表示集中運転モード起動時の画面表示

事故を防ぐためにも、特に集中力を要求される運転の際には集中運転モードにしておくと良いだろう。

Playストアからアプリを自由に追加可能

PlayストアアプリのアイコンPlayストアアプリのアイコン

本製品ではプリインストール済みのアプリ以外にも、Google Play Storeにログインして、好みのAndroidアプリを自由に追加することが可能だ。

音楽再生や写真閲覧用アプリに加えて、入れようと思えばゲームアプリもインストールできる。

▼試しにゲームアプリ「マインクラフト」を入れてみた。

マインクラフトの起動画面マインクラフトの起動画面

マインクラフトのプレイ画面マインクラフトのプレイ画面

▼ゲームアプリプレイの様子

OTTOCAST NanoAIはCPUに「Qualcomm Snapdragon 680 オクタコアプロセッサー」を搭載しているため、軽~中負荷のゲームアプリでも比較的スムーズに動作する。

ただし、筆者がレビュー時に使用した車両のように、1点タッチ(指1本のみの操作に対応)のナビが搭載されている場合、指2本以上での複雑な操作を行うことはできない。

もしOTTOCAST NanoAIを使用して車載ディスプレイ上でゲームアプリも遊びたい場合には、搭載ナビが2点タッチ(2点マルチタッチ)に対応しているかどうかを事前に確認しておくことをオススメしたい。

画面分割(スプリットスクリーン)に対応

画面分割(スプリットスクリーン)起動時の画面表示画面分割(スプリットスクリーン)起動時の画面表示

OTTOCAST NanoAIはスプリットスクリーン(画面分割)にも対応しており、画面の左右に異なるアプリ画面を同時表示できる。

▼サイドメニューの「戻る」アイコンを長押しすることで、起動中アプリ一覧を表示してスプリットスクリーンを利用できる。

サイドメニューの「戻る」アイコンを長押ししているサイドメニューの「戻る」アイコンを長押ししている

▼スプリットスクリーン起動時

スプリットスクリーン起動時スプリットスクリーン起動時

これにより、好みのコンテンツを楽しみつつ、目的地までのナビゲーションを同時表示することも可能。非常に有用性の高い機能だと言える。

なお、スプリットスクリーン起動時には、左右の画面の表示比率を自由に調整できる。どちらの画面の情報により注視したいかによって調整すると良いだろう。

▼分割画面調整時

分割画面調整時分割画面調整時

ただし、画面の情報量が多くなるため、ナビ上の2画面を注視するあまり、運転への集中力を疎かにしないように注意したい。

『OTTOCAST エアマウスリモコン 2』でよりスムーズな操作が可能

OTTOCASTが販売している『OTTOCAST エアマウスリモコン 2』を使用することで、よりスムーズな遠隔操作が可能となる。

▼OTTOCAST エアマウスリモコン 2

OTTOCAST エアマウスリモコン 2を手に持っているOTTOCAST エアマウスリモコン 2を手に持っている

▼「OK」ボタンと「戻る」ボタンを同時長押ししてペアリングスタンバイモードに入る。

「OK」ボタンと「戻る」ボタンを同時長押ししている「OK」ボタンと「戻る」ボタンを同時長押ししている

▼OTTOCAST NanoAI側のBluetooth設定画面に「G20BTS」が表示されるので、選択することで接続が完了する。

OTTOCAST NanoAI側のBluetooth設定画面に「G20BTS」が表示されているOTTOCAST NanoAI側のBluetooth設定画面に「G20BTS」が表示されている

リモコンを使用することで、画面に手を伸ばしてタップしなくても、ボタン操作で各機能を利用することができる。反応性は良好であり、後部座席からでもスムーズな操作が可能であった。

後部座席からOTTOCAST NanoAIのインターフェースを操作したり、画面をベタベタ触れることで指紋や手脂によって汚れるのを防ぐことにも役立つだろう。

また、エアマウス機能を利用することで、より直感的な操作が可能となる。

▼エアマウスボタン

エアマウス起動ボタンエアマウス起動ボタン

エアマウスモードでは、画面上にマウスカーソルが表示され、リモコンの動きに追従してカーソルが移動するようになる。リモコンとカーソルの動きにはコンマ数秒の遅延はあるものの、慣れればボタン操作よりも直感的かつスピーディに各機能を使えるようになる。

▼リモコン操作の様子

自身だけでなく、後部座席に座る家族や友人にもOTTOCAST NanoAIに触れてほしいのであれば、『OTTOCAST エアマウスリモコン 2』の購入を検討する価値は十分にあるだろう。

スマホアプリ経由の操作にも対応

スマホアプリからカーナビを操作しているスマホアプリからカーナビを操作している

また、スマホにアプリをインストールすることで、スマホからOTTOCAST NanoAIのインターフェースを操作することも可能となる。

▼公式アプリ (iOS・Android対応)

AiControl

AiControl

OTTOCAST NanoAIとスマホをBluetooth接続した状態でアプリを起動すると、アプリ上の仮想コントローラでインターフェースを操作できるようになる。

▼アプリ画面トップ。仮想コントローラーを使って、リモコンと同様の操作が可能。

アプリ画面トップアプリ画面トップ

▼タッチ感度なども調整可能。

アプリ上の調整画面アプリ上の調整画面

▼アプリ上で文字を入力し、OTTOCAST NanoAIのインターフェース上に反省させることもできる。いちいち画面タップ操作で文字を入力するのが面倒な場合にはとても役立つ。

アプリ上の文字入力画面アプリ上の文字入力画面

▼アプリ操作の様子

上述したように、アプリ上からの遠隔操作だけでなく、タッチ感度なども調整も可能なため、OTTOCAST NanoAIを使いこなしたい場合には、ぜひインストールをオススメしたい。

ディスプレイ表示のカスタマイズが可能

OTTOCAST NanoAIのディスプレイ表示OTTOCAST NanoAIのディスプレイ表示

Windows」という名前のアプリを起動すると、OTTOCAST NanoAIに備わっている1.83インチディスプレイの表示内容をカスタマイズできる。

WindowsアプリWindowsアプリ

「Windows」を使うことで、ディスプレイに表示する表情を変更したり、好みのデザインの時計を表示したり、通信の接続情報を表示させることも可能だ。

▼複数種類の表情から、好みのものを選んで表示できる。

表情選択画面表情選択画面

顎を触る表情顎を触る表情

無表情アイコン無表情アイコン

いずれも可愛らしい表情だが、個人的にはもっとバリエーションを増やしてほしいと感じた。

▼再生中の音楽の楽曲名やアーティスト名を表示させることも可能。

音楽再生アイコンの選択画面音楽再生アイコンの選択画面

音楽再生アイコン音楽再生アイコン

▼複数種類の時計テーマから、好みのものを選んで表示することもできる。時刻表示が大きくて分かりやすいものも用意されているので、個人的には最も重宝している表示テーマ。

時計デザイン選択画面時計デザイン選択画面

時計表示の様子時計表示の様子

「NANO AI」や「GPT機能」を活用した音声操作に対応

本製品は「NANO AI」や「GPT機能」を活用した音声操作に対応している。

ヘイ NANO(ナノ)” と話しかけることで「NANO AI」が起動し、利用したい機能を声で伝えることで、該当する機能を探し出して起動してくれる。

NANO AIの起動画面NANO AIの起動画面

▼もしくは、右側メニューバーのアイコンをタッチしてもNANO AIを起動できる。

右側メニューバーのAI起動アイコン右側メニューバーのAI起動アイコン

また、”ヘイ GPT(ジーピーティー)” と話しかけた場合は、ChatGPT4.0の技術を活用した対話型AIが起動する。この場合も、声で様々な質問を投げかけたり、処理をお願いすることができる。

運転中は画面を見て操作できない時間の方が長いため、このように音声で各機能を利用できるのは非常に便利かつ安全だ。

ただし、日本語への最適化が完全に完了していないのか、かなりハッキリと発音しないと、AIが発言内容をシッカリと聴き取ってくれないことが多々あった。この点に関しては今後のアップデート等での改善を期待したい。

『OTTOCAST NanoAI』のまとめ

OTTOCAST NanoAIのアイコン画像OTTOCAST NanoAIのアイコン画像

今回紹介した『OTTOCAST NanoAI』について、特長をまとめると以下の通りだ。