🧠 あらすじと概要:
映画『MaXXXine マキシーン』あらすじと記事要約
あらすじ
『MaXXXine マキシーン』は、タイ・ウエスト監督によるA24ホラー三部作の完結編です。1985年のハリウッドを舞台に、ミア・ゴスが演じる主人公マキシーンは、ポルノ女優や覗き小屋のダンサーとして生計を立て、ハリウッド女優を目指しています。しかし、オーディションで大役に抜擢されると、周囲で不審な死が相次ぎ、マキシーンは自身の身を守るために行動を起こすことになります。
記事要約
この記事では、映画『MaXXXine マキシーン』を観た感想が述べられています。筆者は、B級ホラーとしての面白さは感じなかったものの、ミア・ゴスの演技やタイ・ウエストの演出に興味を持って観賞したことを強調しています。また、この三部作がB級ホラーの美学を伝えるための意義を持っているのではないかとも考えています。全体として、映画の内容よりもその背後にあるメッセージやテーマに焦点を当てています。
6月6日に公開した映画『MaXXXine マキシーン』を観てきました。ミア・ゴス主演、タイ・ウエスト監督のA24ホラー三部作の完結編で公開初日の夜に早速映画館に行きました。
率直な感想はB級ホラー映画として『MaXXXine マキシーン』は面白くなかった。でもこの三部作にハリウッド的な映画の面白さなんて求めていない。むしろプロットもどうだっていい。私が観たいのは主演のミア・ゴスが何をどう演じ、監督のタイ・ウエストが何を描きたいかだけだ。
『うちらこの三部作でハリウッド映画と真っ向勝負してますけど何か?』って言われたら、『もう三作目はドキュメンタリー風コメディになってるじゃん』って笑いたい。
1作目『Xエックス』の舞台は1979年のテキサス。3組の若いカップルたちが映画撮影のために訪れたのは、史上最高齢の殺人夫婦が棲む家。ポルノ映画で一攫千金を狙い若さを謳歌する彼らを、この老夫婦は次々消していく。
この作品の唯一の生き残りが三作目の主人公マキシーン。主演のミア・ゴスはマキシーンと80歳越極悪老婆の二役を演じている。
2作目『パール』の舞台は1918年のテキサス。1作目に登場した極悪老婆(パール)の若い頃を描いている。もちろんパールもミア・ゴスが演じている。スクリーンの中で歌い踊る華やかなスターに憧れるパールは厳格な母親と病気の父親と田舎農場で暮らしていた。ある日の映画をきっかけにパールは、映画界での女優にあこがれを強め母に抑圧されてきた狂気が爆発していく。
↓ パールは感想文も書いています
3作目『MaXXXine マキシーン』の舞台は1985年のハリウッド。極悪老婆から逃げのびたマキシーンはポルノ女優や覗き小屋のダンサーで生計をたてながらハリウッド女優を目指していた。オーデションでホラー映画『ピューリタンⅡ』の主役に抜擢されることになったマキシーンだが、周りで不審な死が起こるようになる。『ピューリタンⅡ』の映画監督(エリザベス)からはトラブルはご法度だと念を押されていたマキシーンは身の起こるトラブルを自分で排除していく。
マキシーンの言葉のひとつひとつがミア・ゴスの声と錯覚する。
エリザベスの言葉のひとつひとつがタイ・ウエストの声と錯覚する。
この映画の中で『B級ホラー映画は芸術じゃないって』って映画監督の台詞があるんだけど、B級ホラーをつくる人たちや観る人たちはそんなことは微塵を思っていないと思うのです。わざわざ三部作にしているのはそれを伝えるためじゃないのかな?
まあそれはわたしの主観ですが。
いつも読んで下さりありがとうございます。٩(*’ω’*)و
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