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もしも『ダンガンロンパ』シリーズがマルチエンディングで遊べたら……。なんて夢を描いたことはないだろうか。
4月24日に発売される新作ADVゲーム『HUNDRED LINE -最終防衛学園-』(以下、『ハンドラ』)はそんな夢を、誇張抜きで100倍増しの物量で実現してくれた作品だった。

本作は『ダンガンロンパ』シリーズなどを手掛けた小高和剛氏と、『極限脱出』シリーズなどで知られる打越鋼太郎氏の共同シナリオ&共同ディレクションで生み出された、シミュレーションRPGの要素を持つアドベンチャーゲームだ。
『ハンドラ』の最も特徴的な点として、公式から「『ハンドラ』のエンディングは100通りある」という驚異の事実が明かされている。ストーリーのボリュームについては折り紙付きだ。

物量と聞くと、「いやいや、大事なのは量じゃなくてクオリティだから!」と思う人もいるかもしれない。
安心してほしい。このゲーム、えげつない物量をしておきながら、そのうえクオリティまで半端ないのだ。
料理で例えると、ホテルのビュッフェを食べに行ったらなぜか高級寿司とフランス料理のフルコースと満漢全席も食べ放題になっていたような状態だ。「こんなにいただいていいんですか!?」「っていうかどうやってこんなに用意したんですか!?」というのが正直な感想。シェフ(制作陣)に「全部食えるものなら食ってみろ」と言われている気がする……。
中でも私が特に気に入った料理はズバリ、100通りの味が楽しめるキャラクターたちだ。

このゲームではストーリーを通じてプレイヤーの「推し」のキャラクターが生まれ、推しと交流をすることで推しが強くなり、強くなった推しでバトルを楽しみ、そのバトルから新たな推しが誕生する。その結果、さらにストーリーに沼り……。
このような推し活無限ループがゲームシステムとマッチしており、さらにその無限ループを狂気的な物量が支えているのだ。
本作は、キャラクターの魅力をあらゆる手段を講じて最大限に引き出している。そして一度キャラクターの中から推しが見つかれば、ただでさえ面白いストーリーの魅力が文字通り100倍に跳ね上がるだろう。
今回は先行プレイで体験した内容をもとに、本稿ではストーリーのネタバレに配慮しつつ、私の推しであるデスゲームに取り憑かれた予測不可能なおもしれー女、飴宮怠美(あめみやだるみ)と共に『HUNDRED LINE -最終防衛学園-』の魅力を伝えていきたい。
※本記事はネタバレに配慮して制作されていますが、一部に体験版の範囲外のストーリー展開に対する言及や、体験版範囲外のゲーム画像が含まれています。
100通りのマルチエンディングが推しを守る。安心して「推せ」!
本題に入る前に、軽くストーリーに触れさせてもらおう。
まず本作ですごいと感じたのは、プレイヤーをストーリーに引き込むまでのスピードだ。アニメや漫画を勧める際によく「〇話まで見てから評価して!」と言われるが、昨今はコンテンツの消費スピードが速く、友人に勧められても、合うか分からない作品を何話も鑑賞するのは正直キツい。
しかし、本作の場合、私は開始10分でもうハマれた。アニメ1話の半分くらいの時間である。ビジュアルや雰囲気が合わないかもと思っているプレイヤーも、とりあえず体験版で開幕10分だけでいいからプレイしてみてほしい。
ゲーム開始からしばらくすると、主人公の澄野拓海(CV:木村太飛)は突然学園生活に放り込まれることになるのだが、この時点ですでに様々な謎が散りばめられている。主人公たちの住む東京団地はどうなっているのか。マスコット的な謎の存在「SIREI」はどこから来たのか。主人公たちを襲ってきた敵、侵校生(しんこうせい)とはなんなのか。


かつて何度もプレイヤーの予想を裏切ってきた小高氏と打越氏のシナリオとくれば、これらの謎もきっと大いなる伏線に違いないと想像をかきたてられてしまう。すでに考察欲が止まらない。

そして主人公が出会うことになるのは、同じ学園で運命を共にすることになる仲間たちだ。本作のキャラクターデザインは『ダンガンロンパ』シリーズや『超探偵事件簿レインコード』などのキャラクターを手掛ける小松崎類氏が担当している。特徴的なビジュアルで個性あふれるキャラクターたちから「推し」を見つけるのはそう時間はかからないだろう。
紆余曲折の後、目覚めたキャラクターたちの「自己紹介」の場面が訪れた。私にとっては推しキャラを見つける絶好のチャンスだ。それぞれが自己紹介をしていく中、まず私が気になったキャラは極度のシスコンで双子の兄である九十九今馬(つくもいま)だ。
同じ状況に居合わせた九十九過子(つくもかこ)とは双子の兄妹であるが、何を隠そうこの今馬くん、CV:緒方恵美なのである。『ダンガンロンパ』シリーズでは苗木誠や狛枝凪斗を演じてきた、あの緒方氏だ。緒方氏の演じる今馬くんが最終防衛学園でどんな振る舞いをしていくのか、一挙一動を見守らざるを得ない。

続いて興味をひかれたのは冷酷な性格の女王様こと雫原比留子(CV:井上麻里奈)だ。
ミステリアスな雰囲気を醸し出す彼女は突然の事態でも他のメンバーに比べて至って冷静。色々事情を聞きたいところだが、込み入った話をするどころか、そもそも会話をしてくれない。一筋縄ではいかなそうだ。

しかしこの濃いメンツの中、私が最も気になったのは青い髪のメンヘラガール、飴宮怠美(CV:ファイルーズあい)だった。

怠美は自己紹介の前からいきなりウキウキでデスゲームについて語り出し、「これから、この学校でコロシアイが始まるんだよ~!」とテンションアゲアゲな様子。正直リアルだったらドン引きで絶対に関わりたくないような人物だが、自己紹介をしてもらうため恐る恐る声をかけてみる。
ん?今度はやけにテンションが低いな……。
なんだこいつ。
そもそもコロシアイが始まるかどうかもわからないのに、どう考えても1人だけ先に行き過ぎている。それもわけわからん方向に。
根気強く話を聞いてみると、怠美は躁と鬱の差が激しいキャラクターで、とにかく情緒が不安定なのだった。しかもデスゲームが大好きで、非日常にぶち込まれたというのに終始ノリノリである。
いったい過去にどんな経験を経てこうなってしまったのか、ここまで来ると逆に彼女の欲求を満たしてあげたくなってくる。彼女の望むコロシアイは、本当にあるのだろうか?どうしたら彼女を幸せにしてあげられるのか?先が気になってしまう中、こうして私は飴宮怠美という推しを見つけた。
ところで、本作は日常や会話中心のADVパートとバトル中心のSRPGパートに分かれている。ADVパートでの印象に違わず、SRPGパートで怠美が使う武器は「包丁」だ。必殺技で包丁を投げ回す姿もメンヘラらしさを強調する。
怠美はひとたび侵校生とのバトルが始まれば嬉々として参戦し、死も恐れず特攻する。まさに狂気。『ハンドラ』の世界観に最も合ったキャラクターと言えそうだ。体験版をプレイして私と同じく「お、なんかおもしれー女いんじゃん」と思った人、挙手。


こんなにも変わっている私の推しだが、そんな彼女の登場する公式ストーリートレーラーの1シーンがこちら。

えええええぇえぇぇええええええええええええええええ!?!?!?
そう……実は彼女、死亡してしまうことが公式のPVですでに明かされている。私は体験版をプレイしてからPVを見たのだが、推しが死んでしまう事実は正直信じたくなかった。過去にも小高氏のゲームをプレイした際に推しが死んでしまい、ショックでしばらく先に進めなくなった経験があるのだ。それをまさか本編プレイ前に、PVで知ることになるとは……。
しかし一旦落ち着こう。なぜならこの作品は『HUNDRED LINE -最終防衛学園-』。私たちには100通りのマルチエンディングが待ち構えているのだ。

100通りのエンディングを巡る中で、怠美が無残に散ってしまうルートがあるかもしれない。でも怠美が輝き、幸せを掴むルートもきっとあるはずだ。
絶望と希望が入り混じる中、自分が選んだルートでは彼女はどんな運命を迎えるのか……?そもそも怠美は死にたがるような言動をしていたが、むしろあのPVでの姿が怠美にとっての理想のエンディングなのか?ならばそこに行けばいいのか?
いや、そんなはずはない。私は推しには生きて元気に過ごしてほしい派だ。死んで終わりの結末なんて認めたくない。待ってろよ怠美、俺が必ず救ってやる……!

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