井川意高さんがXにて、旧姓の使用と夫婦別姓に関する自身の見解を投稿しました。
ポストでは、元衆議院議員の山尾志桜里さんが「菅野志桜里」「山尾志桜里」「山尾しおり」と複数の名前を使い分けて政治活動を行っている点に言及しています。
その上で、「これだけ名前使い分けながら政治活動出来るなら夫婦別姓要らないってことでいいよね?」と投稿。
政治活動において名前の選択が柔軟に行えるのであれば、制度としての夫婦別姓は必要ないのではないかという見解を示しました。
この投稿に対して、X上では賛否が分かれる反応が見られました。
あるユーザーは「スキャンダルがあれば速攻で離婚別姓に変えるんだろうな」と揶揄し、「夫婦別姓にしたら、言論の自由がなくなるのではないか」といった意見も登場。
一方で「使い分けできるなら別姓要らない」「笑笑 はい要らない」と同意する声や、「透明マントのようだ」という比喩もありました。
また、別姓を望む立場からは「旧姓に戻しても問題ない職場もある」「夫婦別姓には選択肢の自由が必要」といった意見も見られ、制度的な議論にまで広がっています。
話題のポスト
菅野志桜里
山尾志桜里山尾しおり
これだけ
名前
使い分けながら
政治活動
出来るなら
夫婦別姓
要らないってことで
いいよね?
— 井川 意高 サブアカ改め本アカ (@IkawaMototaka) May 15, 2025
菅野しおりも 使えるし🤭
— 怒り新党@右45°から斜め読み (@oldman_talking) May 15, 2025
と言うか選択的夫婦別姓になると、別れて何年も経ってから別れた夫の苗字を名乗るのは、出来なくなるんじゃないかな?新たな氏を創るのと同じで。もうその人の選択肢になくなるでしょ?
現行の通称ならば伊集院でも綾小路でも名乗れるけれど。
— belushi@新歓よ永遠に! (@belushi1954) May 15, 2025
れいわの長谷川ういこ氏も本名は呉さんでしたっけ。ちゃんと使い分けできてますよね。
— ぴーさん (@daredemojanai) May 15, 2025
ペンネーム本名通名👊
— kenpasig (@Pz4PIuZPiWdeWMt) May 15, 2025
夫婦別姓をめぐる議論は、日本社会において長年続いています。
現行制度では結婚後に夫婦いずれかの姓に統一する必要があり、多くの場合女性側が改姓しています。
ただし、仕事や社会活動の場では旧姓使用が許容されるケースも増えており、実質的な選択の自由が広がりつつあります。
一方、法的にはあくまで戸籍上の姓が優先され、パスポートや公的書類との整合性において問題が生じることもあります。
井川さんの指摘は、制度の根幹ではなく実務面における「使い分け」の柔軟性に注目したものであり、政治家などの公的立場にある人物が複数の名前を使い分けている現状を皮肉ったものです。
ただし、こうした例が一般市民全体に当てはまるとは限らず、制度としての夫婦別姓導入を求める声の根拠には、家族の在り方や個人の尊厳といったより深い問題が含まれています。
表面的な柔軟性と制度的な選択肢の違い
今回の井川さんのポストは、夫婦別姓をめぐる制度議論の中でも特に「表面的な柔軟性」と「制度としての選択肢」の違いを浮き彫りにしました。
政治家のように公の場で複数の名前を使い分けられる立場と、日常生活で法的な姓を変更せざるを得ない一般市民とでは、事情が異なります。
投稿に賛同する声が多かった一方で、旧姓使用の制限や不便さを訴えるユーザーも存在し、単に名前の「使い分け」ができるか否かでは解決しない問題があることがうかがえます。
夫婦別姓は、単なる表記や通称の問題ではなく、個人の選択権や法制度の在り方そのものを問うものです。
今後もこの問題は、法的整備や社会的合意の形成に向けた継続的な議論が求められるテーマであるといえます。
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