日曜日, 5月 25, 2025
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『想い出映画』チャーリーとチョコレート工場とんとこトン🐷

🧠 あらすじと概要:

あらすじ

『チャーリーとチョコレート工場』は、イギリスの作家ロアルド・ダールの小説を原作とし、ティム・バートンが監督を務めた映画です。物語の主人公、チャーリーは貧しい家庭で育ち、世界的に有名なウィリー・ウォンカのチョコレート工場の黄金のチケットを手に入れるために冒険を繰り広げます。工場見学では、チャーリーを含む他の子供たちがそれぞれの欲望に導かれ、驚くべき体験をします。彼らの運命は、彼らの選択や行動によって大きく変わることになりますが、チャーリーはその中で誠実さを保ち続けます。

記事の要約

この記事では、『チャーリーとチョコレート工場』が著者にとっていかに特別な映画であるかが語られています。映画の印象的なシーンやキャラクターたちの独特な性格が取り上げられ、特に工場見学の様子や他の子供たちの皮肉な運命について詳しく述べられています。また、チャーリーとウィリー・ウォンカの関係が家族のテーマを通じて描かれ、映画の最後での心温まるシーンが印象的に締めくくられています。映画を観た後、著者は幸せな夢を見たかのようになると述べつつ、『チャーリーとチョコレート工場』が自身にとって名作である理由を明かしています。

『想い出映画』チャーリーとチョコレート工場とんとこトン🐷

記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。

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とんとこトン🐷

2025年5月25日 08:02

バレンタインではないこの季節にこの映画の話をするのはアレだけども、『チャーリーとチョコレート工場』という映画は私にとって非常に思い出深い作品の一つだ。

この『チャーリーとチョコレート工場』という映画はロアルド・ダールというイギリスの小説家の児童小説.…『秘密のチョコレート工場』を原作にした映画で、監督を務めたのはダークで奇妙な映画でお馴染みのティム・バートンだ。
この二人が織りなす甘いけれどもブラックで不思議な世界観に私は虜になり、いつもこの映画を観るたびにチョコレートを食べたくなるのは私だけではないのかもしれない。

というわけで、今回は『チャーリーとチョコレート工場』を個人的意見や感想を混ぜつつ語ろうと思う。

この映画のあらすじとしては、主人公のチャーリーが他の子供達と共にチョコレート工場の中に足を踏み入れるという感じの内容で、一言で言えば〈おかしな工場見学〉的な感じである。私が『チャーリーとチョコレート工場』特に印象に残っているシーンは工場見学の冒頭……チョコレートの川が映し出されるシーンで、あのチョコレートの川のシーンで度肝を抜かれた末に心を掴まれた人も少なくないはず。かくいう私もそのうちの一人で、映画の序盤で繰り広げられるチョコレート工場見学ツアーへ行くことが出来る切符、黄金のチケット争奪戦にハラハラドキドキしたのを今でも思い出す。というのも.…何せ物語の舞台となるチョコレート工場は劇中世界では世界的に有名な会社で、当然ながら工場内に入れる黄金のチケットを目当てに世界中で争奪戦が起こる…….と言った感じで当時子供であった私でさえその貴重性が分かる程だった。そして、当然ながらチャーリーの他にそんな貴重なチケットを手に入れた子供も存在しているのだが.…その子供達も悪い意味で個性豊かな性格となっているため、彼ら・彼女らの脱落シーンはそれぞれの欲望のままに動いた結果が反映されたような末路となっている。例えば、チョコが大好きな肥満児であるオーガスタスは無我夢中となってチョコレートの川のチョコを味わった末にその川に落ち、結果的に生き残るのがその見た目はチョコまみれ。一番にこだわるヴァイオレットはとあるガムを勝手に食べたことによって見た目が文字通りブルーベリーみたいに変化し、ジュースを絞る機械で何とか助かるが体が柔らかくなった代償として肌はブルーベリー色のまま。

お金持ちでワガママなベルーカはたくさんのペットがいるにも関わらず、工場内のリスを欲しがって手を伸ばすがそのリスによって父親共々ダストシュートに送られ、生還するがその姿はお金持ちとは程遠いゴミまみれ。

そしてテレビが大好きで現実的なマイクはテレビの中に転移する装置を使って転移.…したのは良いものの、その姿形が小さくなってしまったのでガムを伸ばす機械で元の背丈よりも伸びてしまい、結局はペラッペラのガムのようになってしまうというオマケ付き。

ちなみに、オーガスタスがチョコレートの川に落ちた際にウィリー・ウォンカがその母親に放った

「オーガスタス味のチョコは美味しくない」

的な言葉は子供の時の私にとってはユーモア溢れる言葉であったが.…今思えば、生死を彷徨っているかもしれない子供の母親に対して相当ヤバいことを言っているんじゃないか?と思うようになった。

ちなみに…….原作小説の方ではチョコレートの川に落ちたオーガスタスを助けようとする際、上等なスーツを着ているからという理由で川に入ろうとしない父親の場面が描かれていて、原作も原作でまた違ったブラック味があるのはまた別の話。

そんな感じでチャーリー以外の子供達の末路はまさに欲望の裏返し、皮肉と言っても果敢ではないものばかりだったので、私は子供心に何やってんだと呆れていたのを今でも思い出す。
ただし、チャーリーは子供達の中でも真面目で誠実な子供だったので悲惨な末路を辿ることなく最後まで残ったが.…だからこそ、チャーリーはウィリー・ウォンカが提示した工場を継ぐ条件を断り、家族と過ごしたのかもしれない。

映画の終盤でウィリー・ウォンカがチャーリーに工場を継ぐ条件として提示したもの。
それは〈家族を捨てる〉という子供にとっては残酷にも程がある条件だったので、当然ながらチャーリーは悩んだ末に家族を選ぶが……その判断が後々ウィリー・ウォンカの心を揺るがし、その影響はチョコレートの味にまで出てしまうことに。

ここまでこの記事を読んでいて、まだ『チャーリーとチョコレート工場』を観ていない人はどうして家族のことでウィリー・ウォンカの心が揺らぐのか?と思うかもしれないが、実はウィリー・ウォンカには家族絡みで甘くない過去が所々で描写されている。

ウィリー・ウォンカの実家は歯医者だったので、幼い頃の彼はチョコレートを食べる機会が与えられずに暮らしていて、ハロウィンの時に貰ったお菓子でさえ燃やされてしまうのが彼の日常だった。
けれども、とある出来事からチョコレートの魔力に取り憑かれたウィリー・ウォンカは父親と喧嘩した末に家を飛び出し、彼はそれ以降家に戻ることも父親のことを思い出すこともなかったが、チャーリーの決断によって彼の中で何かが変わり、彼の力を借りてウィリー・ウォンカは父親と和解。

そして、工場内に移り住むことになったチャーリーやバケット一家と共にウィリー・ウォンカが幸せそうに食卓を囲むシーンで映画は終わるが.…この映画を観終わった時、私はいつも幸せな夢を観終わった気分となってはチョコレートが食べたくなっていた。それ程までに私のとって、『チャーリーとチョコレート工場』は夢のように夢中になって観た思い出の映画であり、私の中でトップの部類に入る個人的な名作映画でもある作品。

それが『チャーリーとチョコレート工場』という映画なのだ。

とんとこトン🐷

実家暮らしのブタ(20代)好きな駄菓子はブタメンです



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