木曜日, 5月 15, 2025
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『恋は闇』想像の斜め上をいく急展開 “謎の女性”齋藤飛鳥はミスリードの要素の一つに


 基本的に1クール10話程度で構成されることが多い昨今の連続ドラマでは、ちょうど中間の折り返し地点となる第5話のラストになんらかの大転換が用意されているというのが定番のパターンである。5月14日に放送された『恋は闇』(日本テレビ系)は、まさにその転換の第5話。ラストに“驚きの急展開”が訪れると事前に告知されていただけに、いったいどんなものが用意されているのだろうかと身構えていたら、想像の斜め上をいくものが待っているではないか。

 今回の比較的序盤の方で描かれた、万琴(岸井ゆきの)と設楽(志尊淳)の何気ない恋人同士としてのやり取りのなかで、ふと持ち上がる“万琴は設楽の住んでいる場所を知らない”ということ。そういえば第3話でも、2人が一夜を共にした後、設楽の年齢などの基本情報を何も知らないままだと万琴は向葵(森田望智)に愚痴をこぼしている。それはその後の食事のシーンで「30歳、東京出身。家族はいない。早く稼ぎたかったから大学は中退した」と設楽が話すことでなんとなく片付いたように見えたが、まだまだ不完全。あくまでここで提示されていたのは、設楽の過去の基本中の基本情報に過ぎなかったわけだ。

 なにせドラマを観ている側としては、もっぱら設楽を取り巻くミステリアスな部分の焦点が、彼の母親が殺されたという10年前の事件を軸にした設楽の過去の深部にまで絞られているし、そもそも設楽の住む部屋は頻繁に劇中に登場している。小峰(白洲迅)が玄関扉の前までやってきたこともあるのだから、万琴が場所すら知らないというのはまさに“よくよく考えてみれば”。巧妙に盲点を突いたサプライズといえよう。

 前回のエピソードで、“ホルスの目殺人事件”の5件目が起きると推測される日付と場所で、黒いレインコートを着た何者か(それが設楽であるように描写されていたわけだが)に襲われた万琴。その襲撃現場から200メートルほど離れたマンションで、5人目の被害者も発見される。引き続き犯人の手がかりを探す万琴は、その被害者が注射器で“血を取られていた”可能性があるという情報を得るのである。


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 急に猟奇的な方向に話が進み始めた流れで、万琴は向葵の職場の先輩で設楽の元恋人だったという透子(小林涼子)から、かつて採血の練習に付き合ってくれていた設楽が逆に透子を練習台にしていたという話を知る。さらにその後1年だけ働いていたというホストクラブでも、設楽が常連客に血をねだっていたという情報を得る。そして真相を確かめるべく、設楽の家にこっそりと忍び込んだ万琴。そこで目撃したのは、冷蔵庫にしまわれた血液と思しきものが入ったパックと、謎の女性(齋藤飛鳥)である。

 改めて第1話を振り返ってみれば、冒頭シーンで黒いレインコートを被った設楽は、この女性に注射器を持って近付き、そのか細い腕に針を刺している。とっくのとうにこの女性は登場しており、あたかもそれは“ホルスの目”の被害者としてミスリードされるよう仕向けられていたのである。自分の見えている彼の姿を信じ、その素性を見て見ぬふりした万琴が、今度は過去を追うあまり現在の極めて重要なところを見落としていた。一面だけを見ればもう一面が見えなくなる。もしかしたら前半戦にはまだ、まんまと盲点になっているところが散らばったままかもしれない。

『恋は闇』の画像

恋は闇

『あなたの番です』『真犯人フラグ』の制作スタッフが完全オリジナル脚本で描く“究極の恋愛ミステリー”。主人公・浩暉に次々と浮上する疑惑と、彼を愛したヒロイン・万琴の葛藤を通して、「真実を見抜けるか?」を描いてく。

■放送情報
『恋は闇』
日本テレビ系にて、毎週水曜22:00〜放送
出演:志尊淳、岸井ゆきの、森田望智、白洲迅、齋藤飛鳥、望月歩、小林虎之介、浜野謙太、猫背椿、西田尚美、萩原聖人、田中哲司
脚本:渡邉真子
音楽:末廣健一郎
監督:小室直子、鈴木勇馬
プロデューサー:鈴間広枝、能勢荘志、松山雅則
チーフプロデューサー:道坂忠久
制作協力:トータルメディアコミュニケーション
©日本テレビ
公式サイト:https://www.ntv.co.jp/koiyami/
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編集部の感想:
『恋は闇』第5話の急展開には驚かされました。特に設楽の過去と血液にまつわるミステリーが巧妙に絡み合い、予想を裏切る展開がスリリングでした。齋藤飛鳥の役どころがミスリードの要素となっており、今後のストーリーにどう影響するのか非常に楽しみです。

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