🧠 あらすじと概要:
あらすじ
『岸辺露伴は動かない 懺悔室』は、岸辺露伴がイタリアを訪れ、偶然立ち寄った教会の懺悔室で男の懺悔を聞くところから始まります。この男の過去の悪事が引き金となり、露っぱらは次第に恐怖体験に巻き込まれることに。露伴はその背後にある真実を「ヘブンズ・ドアー」を使って暴こうとしますが、予想外の展開が待ち受けています。
記事の要約
感想文を執筆した著者は、忙しい中でもこの作品を観ることができて大正解だったと感じています。美しいベネチアのロケーションに旅行気分を味わい、物語の奇っ怪さに引き込まれたとのこと。特に、飯豊まりえが演じる泉京香のキャラクターやオーバーアクションが印象的で、作品にピッタリのテンションを保っています。
物語全体を通して、最後まで展開が予測できず、視聴者を引きつける魅力があったと感想を述べています。露伴のクリエイターとしてのプライドやキャラクターの成長も描かれており、最終的にはエンドロールの美しい夕暮れに満足感を覚えたと締めくくられています。

忙しくて見送ろうかと思っていた作品でしたが、見て大正解でした。
話はいつもながら奇っ怪(褒め言葉)ですが、全編ベネチアロケが、想像していたよりもずっと素晴らしく、海外旅行気分になりました。
懺悔室は読んだはずでしたが、結末を忘れていたのが逆に良かったです。
露伴はこっちが本物のような気がしてきた…
あらすじ
岸辺露伴は招かれてイタリアを訪れ、立ち寄った教会で偶然懺悔室に入る。すると神父と間違われ、ある男の懺悔を聞くことになる。その男は過去に自分が行った悪事が引き金となり、次第に常軌を逸した恐怖体験へと巻き込まれていったと語る。男はその出来事に悩まされ続け、今なお呪われていると怯えていた。露伴はその異常な体験の裏にある真実を「ヘブンズ・ドアー」で暴こうとするが、思わぬ展開が待っていた。監督 :渡辺一貴2025年製作/110分/G/日本配給:アスミック・エース
劇場公開日:2025年5月23日
感想(ネタバレ含む)
飯豊まりえさんの演じる泉京香がいつも可愛くて大好きで、今回も素敵な衣装とともに楽しませていただきました。
テレビシリーズの最初から全部見ていますが、キャラクターが全然ブレていなくて、素晴らしいです。
高橋一生さんと御夫婦になられても、二人の雰囲気は全く変わることなく、当然といえば当然かもしれませんが、俳優さんはすごいと感心します。
今回、井浦新さん、戸次重幸さん、大東駿介さんの怪演が「やっぱりジョジョ!」と思わせてくれるテンション、そしてイントネーション。
あれぐらいオーバーアクションじゃないと、ジョジョらしくないのです。
一見つまらないことを命がけでやるところ、そこに痺れるんですよね。
特に戸次さんの汚さと、大東さんのポップコーンのシーンは見応えがありました。
あと、玉城ティナさんの婚約者ロレンツォ役のイタリアの方が、なかなかいいキャラクターで日本映画に馴染んでいたのが良かったですね(笑)
物語としては、最後までどうなるかわからない、展開の読めないところがあり、ずっと興味を引きつけられたまま集中して見られました。
田宮は結局、自分の命惜しさのために、娘の結婚を妨害しようとしたのですよね…身勝手、というか、呪いに支配されて半ば狂ってしまった哀れな男といったところでしょうか。
早い段階で、離婚する妻へ娘を渡すなどして縁を切っておけばよかったのに…それも田宮の欲だったのかもしれませんね。
あと、岸辺露伴の海外での売れ行きが上がった運、というものに、本人が屈辱を感じたところはクリエイターとしてのプライドが感じられるいいシーンでした。
仮面を作るアーティストとしてのマリアも、創作は自分が作り上げていくから運の側面がないという意味のことを言っていました。
クリエイターという仕事は平等でフェアなのかもしれませんね。
今作、とても良かったので(実は前作よりも)、また映画化してほしいなと思います。
エンドロールのベネチアの夕暮れがとても美しく、最後まで大満足な一作でした。
本当に、見てよかったです。
それでは、また次の映画で!
2時間近くあったとは思えない充実ぶりで、本当に楽しかったです。
それでは、また次の映画で!
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