🧠 あらすじと概要:
あらすじ
『土を喰らう十二ヵ月』は、作家のツトムが、人里離れた山荘で恋人の真知子とともに、自然の恵みを生かした料理を楽しみながら暮らす姿を描いています。彼は亡き妻の遺骨を手放せずにおり、日常の中の小さな波を通して、都会と田舎の価値観の違いに直面しながらも、平穏な日々を過ごしています。
記事の要約
映画を通じて、ツトムと真知子の素朴な食事のシーンや、特に釜でご飯を炊く過程が心地よく描かれています。映画は大きな波がないものの、静かな幸せを感じられる作品です。観賞後、記事を書いた人は、忙しい日常の中で「ごはんの早だきをやめたい」と改めて思い、晩ご飯に炊き立てのご飯を食べることで心が整ったことを振り返っています。
U-NEXTで気になっていた映画を観た。
沢田研二主演の『土を喰らう十二ヵ月』。
人里離れた山荘で暮らす作家のツトム。自ら畑で育てた野菜や山で採ってきた山菜で丁寧に料理を作り、恋人の真知子といただくのが日々の楽しみだった。しかし彼は、亡くなった妻の遺骨を墓に納められずにいる。
Amazonより引用
大きな波のある作品ではないのだけど、それが逆によかった。
恋人と食べる旬のおかずが幸せだったり、都会と田舎の価値観の違いからくる厄介ごとを落ち着けられたり、小さな波はあるものの淡々と暮らしている感じが。
中でも釜でご飯を炊くシーンは、何回も見たくなるほど心地がいい。
米を研ぐ音、水の音、炊き上がったご飯をかえして、お櫃に移す音。
最後におこげを上にぽんと載せるのも美味しそうでいいなぁ。
今までに何度か、炊飯器をやめて土鍋でご飯を炊いてみようかと思いたったことがある。
でも実際やってみると、お米を研いで給水させて、火にかけて、蒸らして、かえして……時間も手間も結構かかる。
へとへとで帰ってきて、お米にばかり気を遣う余裕なんて到底なくて、結局炊飯器の早だきモードをピッとしてしまう。
この映画を観ていたら、釜でとは言わないけれど、せめて普通にご飯を炊きたくなった。
晩ごはんに、みそ汁とお漬物で炊き立てのごはんを食べた。なんだかそれだけでちょっと背筋が伸びた気がする。
ごはんの早だきを辞めたくなるおいしい作品でした。
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